博文(ひろぶみ)通信

浪江町の今をできる限り発信!

9月定例会一般質問原稿 ⑬

2012-10-18 07:35:20 | 日記
 昨日の続きです。


質問:ぜひ、前向きに検討していただきたいと思います。
それでは最後、今後の学校の在り方の1つとして、4月に開催された双葉地方教育長会総会で、大熊町の教育長から郡内8ヶ町村による組合立や国立での学校運営を想定した幼稚園、小中学校一貫校を設立する案が示されたと報道がありました。郡内の教育が1つにまとまって魅力ある学校を作り、若い世代に残ってもらうことが必要という観点から申し出たそうです。各町村教育委員会では賛否が分かれたようですが、浪江町教育委員会あるいは教育長としてこの提案についてどのように評価されているか、お聞かせいただきたいと思います。



教育長答弁:一つお断り申し上げなければいけないんですが、新聞報道には今議員からお話の通りにありました。実際申し上げますと、一通り議案が終わった後で情報交換というのをしてございます。それぞれの町村の状況はどういうことかということで、私としても浪江のことを申し上げますが、その中からの大熊町からの報告ということで、当時4月25日でございましたが、この段階でこういうことを検討しているんだということで説明があって、それについての意見を求められた。ですから正式な議題ということではありません。そういうことですのでご理解いただきたい。
 内容は、今ほどお話がありましたように、出来れば放射線が低い双葉郡内の1ヵ所にとりあえず、南になるか北になるかわからないけれども、幼稚園から小中学校を見越して、一貫の教育機関を組合立かあるいは県立、国立で考えているんだと、そのお話の内容でした。私はそのときは、郡内の各町村がおかれた状況というのは当時も今もそれぞれでございまして、復興への道筋というのも、それぞれ今一生懸命たどっているわけですので、まずは町村の復興計画の中で学校教育の在り方も当然考えなければならないので、その時期としましては教育長会が、こういう議案について論じたということ自体が、混乱のもとになると私は受け止めました。
 したがいまして、議論としてもちろんしていませんけれども、とにかく時期尚早だという印象を持ちましたので、その旨、発言はしました。この件については、5月25日の定例教育委員会で報告しまして、皆さんのご了承をいただいています。
 この後につきましては、こういう動きはどうなるかわかりませんので、こういった考え方が妥当であるという、子供たちのために。浪江の復興のために判断された時には、やはりそれは大事な考え方として私も考えていきたいと思います。



質問:私は昨年12月の一般質問において、浪小・浪中の小中一貫教育の導入の検討について質問をいたしました。今回の大熊町教育長の提案は、今後の郡の学校の在り方について非常に建設的であり、あらゆる角度からの提案を議論することは無駄な事ではない、と思います。ぜひ、帰町までの浪小・浪中の在り方、そして、帰町した時の町内小中学校はどうあるべきなのか、今後、広く・深く、活発な議論していただきたいと思います。
 8月発行の議会だよりの編集後記に私の思いを書きましたが、「頑張る」という言葉は、そもそも自分の考えを押し通す意味の「我を張る」が転じ、「頑張る」になったと言われています。これからも様々な課題が与えられますが、ぜひ、町のトップリーダーである町長には、町民のために国、県そして東電に対し「我を張って」いただくことをお願いし、私の一般質問を終わります。
 ありがとうございました。


*13回にわたり、私の一般質問の内容を掲載しました。最後まで、お付き合いいただきありがとうございました。
 当日は、質問・答弁合わせて1時間の持ち時間をフルに使い、質問後はへとへとでした。 
 
 議会報編集特別委員会の会議の内容を以前掲載しましたが、「議会だより」の中に「町政を問う」というコーナーがあり、質問・答弁合わせ て550字以内にまとめて原稿記事を一般質問者は委員会へ提出します。制限時数にまとめるのも大変な作業なんですヨ。

 なお、11月1日に「議会だより」が発行されますので、ぜひ熟読お願します。