博文(ひろぶみ)通信

浪江町の今をできる限り発信!

26.3月定例会行政報告その9

2014-03-26 11:57:01 | 日記

今日は、兄が入所している喜多方市山都町にある施設に今から出かけます。

先々週施設より、「介護認定調査があるので家族の方も同席してもらいたい」との電話があり、喜多方市の担当職員と施設の職員と私の日程調整をした結果、今日になりました。

被災後特に、高齢者や障害者、家族の苦労・負担は、私も同じ環境ですので痛いほど分かります。少しでも環境改善できるよう、今後も取り組んで行きたいと思います。

 

 

さて、昨日の続きです。

◎高齢者の賀寿について、ご報告いたします。

 百歳を迎えられました4名の方に対しまして、町から記念品並びに祝金をお渡しております。本来ならば地域の皆様と一緒に盛大にお祝いをするところでありますが、御本人またはご親族の方が、避難されているところへ直接赴きましてお届けしております。今後もできるだけ直接お会いして百歳を迎えられたお祝いをしていきたいと考えております。

 

◎浪江町東日本大震災追悼式について、ご報告いたします。

 平成23年3月11日の東日本大震災からこの11日で丸3年を迎えます。今年の命日には町と警察、共催の一斉捜索も予定しており、また町主催の追悼式並びに遺族会主催の慰霊祭はふるさと浪江町の「如水典礼さくらホール」で挙行することといたしました。

 

今日は、ここまで。

それでは、行って来ます。


26.3月定例会行政報告その8

2014-03-25 18:55:05 | 日記

昨日の続きです。

 

◎放射線に関する健康診査の実施状況について、ご報告いたします。

  町及び県で行っております内部被ばく検査につきましては、1月末現在、延べ19,519名の方が検査を受けられており、昨年度以降検査された方全員が、預託実効線量1mSv未満となっております。

 甲状せん検査につきましては、1月末現在、延べ4,540名の方が検査を受けられており、1名の方が甲状せん癌と診断されておりました。

 更に、2月7日に開催された第14回福島県「県民健康管理調査」検討委員会において、新たに1名の方が浪江町民であることが判明し、これにより、当町における甲状せん癌と診断された方は2名となりました。いずれの方も治療が済み、経過は良好であるとのことであります。甲状せん癌は、チェリノブイリ事故により多くの子どもや10代の若者に発症しており、定期的に検査を受診されることが肝要と考えますので、今後とも対象者全員の受診をお願いするところであります。

 次に、放射線に対する理解向上と不安解消のため実施している講習会についてご報告いたします。2月8日(土曜日)には、福島市において、弘前大学より専門の教授をお招きし、「放射線の正しい基礎知識」と題し、講習会を開催いたしました。福島中央浪江自治会の会員の皆様ほか、約100名の方々に聴講していただきました。また、2月23日(日曜日)には茨城県つくば市において、同様の講習会を開催しております。今後とも、各自治会の協力等を得ながら実施して参りますので、皆様の聴講をお願いいたします。

 

◎災害弔慰金について、ご報告いたします。

 災害関連死に関する弔慰金につきましては、現在、双葉地方災害弔慰金審査委員会において、関連死の可否について審査をお願いしているところでありまして、1月末現在、申出受理件数が374件、うち審査件数が343件、うち認定件数が316件、支払件数が312件であります。

 

○浪江町地域包括支援センターについて、ご報告いたします。

 過酷な避難生活の中、高齢者の要介護認定者が増加しておりますが、最近では認知症の症状とみられる方が増加傾向であることから、仮設住宅や借上げ自治会などで「認知症サポ-タ-養成講座」を5回開催し、地域みんなで認知症の方や家族を支える体制づくりを展開しております。

 更には、介護環境が変化し介護をする方の身体的・精神的負担を少しでも軽減するための交流の場として「介護者のつどい」を4回開催しております。

 避難生活の中ではありますが、今後も地域包括ケアの推進をしてまいります。

 

今日は、ここまで。

 


26.3月定例会行政報告その7

2014-03-24 18:48:30 | 日記

今日は、私も会員である福島市浪江自治会の会員交流事業が会員約40人が出席し、飯坂温泉のホテルでありました。

午前中約1時間、以前自治会長から依頼されていましたので、私が議会報告と町の近況報告を行いました。今日の日のために3月定例会閉会してから、取り急ぎ作成しました博文通信(4月15日発行予定A4両面)をもとに報告しました。博文通信(4月15日発行予定A4両面)の詳細については、後日このブログでお知らせします。

私の報告終了後、同じく会員の吉田知栄元町議から常磐道整備工事の現況報告が行われました。

皆さんと昼食をとり、ゆったりと温泉に入り、交流を深める予定でしたが、わたしは、午後用事が出来たため温泉には入れずじまいでした。「残念」。

 

 

さて、昨日の続きです。

◎震災等ガレキ処理について、ご報告いたします。 

 昨年11月20日より行っております、請戸小学校及びマリンパークなみえ内に集積されているガレキの選別作業の進捗率でございますが、2月末で60%の進捗率となっており、3月末完了する予定となっております。また、棚塩地区、請戸地区におきまして、ガレキ処理に伴う仮置場用地の補償契約を1月末で完了しており、現在、地質調査等を行っており、5月より仮置場の造成工事が始まる予定となっております。

 次に、倒壊危険家屋の解体撤去工事の発注状況でございますが、昨年発注の5棟に続き、6棟を追加発注し、3月末に工事が完了する予定となっております。

 

◎請戸共同墓地整備について、ご報告いたします。 

 整備箇所の用地の取得契約を地権者のご理解により完了しており、現在、移転登記事務を進めております。また、造成工事につきましては、入札を今月4日に行い、本定例会におきまして、工事請負契約の締結を議案としてご審議いただく予定でございます。一日も早い墓地整備完了を目指し、スピード感をもって執行して参りますので、よろしくお願いいたします。

 次に、防災集団移転等に関する住民説明会・懇談会を、1月13日をかわきりに県内7ヶ所、県外2ヶ所において開催し、280名あまりの方々にご出席いただいたところでございます。

 

今日は、ここまで。

 

 

 


 

お悔やみ情報」

 

半谷純子さん86(三和工機工事部長半谷幸一さんの母)。浪江町田尻字後田148-2。通夜25日午後5時、告別式26日午後2時、ともにあおき大槻斎苑(郡山市)。喪主長男幸一さん

 

舛倉守さん73。浪江町北幾世橋字古城45-3。通夜26日午後6時、告別式27日午前10時30分、ともにいわき会堂。喪主長女の夫松永真和さん

 

謹んでお悔やみ申し上げます。合掌  


 

 


26.3月定例会行政報告その6

2014-03-23 18:35:31 | 日記

<福島民友ニュースより> 

浪江への思い再確認 二本松で町民が展示会や芸能祭

復興のつどいに花を添えた名誉町民の原田さん(右)

 東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く浪江町民が集うイベント「なみえ3・11復興のつどい」は22日、二本松市で開かれ、県内外から町民1000人以上が詰め掛けた。同実行委(熊川勝実行委員長)の主催、福島民友新聞社などの後援。
 震災から3年が経過し、町民を取り巻く環境が変化していく中で、震災を忘れず、古里を感じることができるイベントにしようと開催した。
 町復興まちづくり計画の説明会や町内を復元した模型の展示、仮設・借り上げ住宅自治会などによるステージ発表、町芸能祭などが行われた。昨年11月に町3人目となる名誉町民となった民謡歌手の原田直之さんのミニコンサートも開かれ、イベントに花を添えた。
(2014年3月23日 福島民友ニュース)

 

*21日に用事があり、お墓詣りに行けなかったため昨日は、妻と二人でお墓詣りに浪江町へ一時帰宅しました。なので残念ながら、「なみえ3・11復興のつどい」に行けませんでした。行けば詳しく各イベントを報告できたのですが、申し訳ありません。

「スタッフのみなさん、ご苦労様でした」。

 

さて、昨日の続きです。

○賠償支援関係について、ご報告いたします。

 昨年12月26日に原子力損害賠償紛争審査会により、中間指針第四次追補が出されましたが、この指針の趣旨を踏まえた速やかな賠償、指針に明記されていない損害を含め、全ての被害者が一日も早く生活や事業を再建することのできる賠償を、的確・迅速に行うことを求め、2月6日に、経産省及び東電に対し、緊急要求を行いました。

 

○浪江町内の除染の進捗状況について、ご報告いたします。

 酒田行政区における仮置場の造成工事が完了し、2月末での除染の進捗率は、宅地で20%、農地で30%、森林で80%となっております。

 本格除染を発注した高瀬行政区、立野下行政区につきましては、仮置場の測量を終え現在、設計を行っており、来年1月末までを工期とし、面的な除染が完了いたします。

 また、帰還困難区域の除染モデル事業の進捗状況でございますが、赤宇木地区、大堀地区につきましては、除染が完了しており、現在、各地権者へ結果の報告を行っております。井手地区につきましては、全体で70%の進捗率であり3月中旬には全ての除染が完了する予定でございます。

 さらには、先行除染として行った大堀取水場、大堀配水池、末ノ森配水池、末ノ森中継ポンプ場、北部衛生センターの全ての除染が完了しており、これで町内の上水道施設の全ての除染が完了いたしました。

 次に、町内全域の共同墓地の除染の進捗でごさいますが、降雪の影響により工程が遅れておりますが、作業人員を増員する等の対策を講じ、遅れを取り戻すべく3月の彼岸前までに完了するよう進めているところでございます。

 仮置場の確保状況でございますが、酒田、高瀬、立野下の3行政区で確保されましたが、まだ確保されていない行政区につきましても、引き続き仮置場の確保に向け関係行政区長さんと相談をしながら進めているところでございます。今後とも、対象住民の皆様へ丁寧な説明をし、「仮置場の確保」及び「除染作業」へのご理解、ご協力をお願いしたいと考えております。

 

 


26.3月定例会行政報告その5

2014-03-22 18:50:29 | 日記

昨日の続きです。

◎「浪江のこころ通信」総集編の制作について、ご報告いたします。

 全国に避難している町民の皆さんの思いを共有し、絆を維持するため毎月の「広報なみえ」に掲載している「浪江のこころ通信」について、これまでの掲載分を一冊にまとめた総集編を制作しております。平成23年7月から平成25年12月までの期間分で、掲載する予定の方は256名と1団体です。震災から3年を迎える今月下旬に、町民の皆さんに配布し、長期化する避難生活の中での心の支えとして、絆の維持につなげていきたいと考えております。

 

◎農業、水産業について、ご報告いたします。

 11月に実施した農業者意向調査の結果を取りまとめたところ、町内で農業を営みたい方は10.3%で、判断がつかない方が42.4%でした。町内での営農を希望する農業者が一定数存在することに希望の光を見出す一方、判断をするうえでの前提条件がまだまだ不足していることを実感したところです。

 そういったなか、本年度、北幾世橋地内で行った野菜の実証栽培の結果を取りまとめました。栽培地を反転耕させることにより放射性セシウムを低減させ、土壌分析により必要な施肥をしたうえで、ダイコン、ハクサイ、ホウレンソウを栽培しました。その結果、震災前における地域の平均的な収量を上回る十分な収量が得られ、また品質も高く、放射性セシウム濃度も検出下限値以下で、安全な野菜の栽培ができました。今後の営農再開に向けての明るい兆しであります。

 更に、1月には農業農地を考える会の第4回の会合があり、また2月には地域農業再生協議会臨時総会を開催し、町内での農地保全や実証栽培について継続して検討を深めているところです。

 次に、除染後の農地保全のための復興組合設立に向けた動きについてですが、2月22日には、酒田地区において行政区や農事組合が主体となり復興組合が設立されました。また、現在除染を進めている高瀬地区、立野下地区についても設立に向けた打合せを重ねているところであります。

 有害鳥獣対策といたしまして、10月に捕獲隊を編成し、同月より活動を開始したところ、1月末で、イノシシ96頭、サル10匹を町内一円で捕獲しております。震災前にはほとんど目撃されなかった市街地などにも出現しているような状況であり、引き続き捕獲隊の方々には鋭意活動をしていただきたいと考えております。

 水産業については、12月に漁業者の方々に対し行ったアンケート結果を取りまとめたところ、回答者66人のうち、再開をすると答えた方が38人、判断がつかないと答えた方が24人、再開しないが4人という結果で、再開を望む声が多いことがわかりました。町の水産業再開のため、漁業者の意向を反映するよう検討してまいります。

 

◎31日現在の浪江町内での事業者の活動状況について、ご報告いたします。

 1月に電気工事業を営む相双電気、自動車整備を営む泉田自動車工業所が、2月には、現在除染業務を営んでいる双葉不動産建設が、3月には同じく、除染業務を営む龍美(たつみ)工業が相次いで再開したことにより、町内で再開した事業者は7事業者9事業所となりました。さらに、再開準備の届け出事業者は15件あり、町内での活動を望む事業者は増加傾向にあります。

 

今日は、ここまで。