博文(ひろぶみ)通信

浪江町の今をできる限り発信!

26.3月定例会行政報告その4

2014-03-21 18:42:17 | 日記

昨日の続きです。

 

◎公営住宅の整備の進捗状況について、報告します。

 いわき市につきましては整備戸数1,760戸のうち、小名浜200戸、常磐50戸がようやく工事に着手し、このほか792戸の整備についてコミュニティ復活交付金の内示を受けております。残る戸数についても県において用地確保に努めております。 

 南相馬市につきましては、整備戸数900戸のうち北原地区264戸、上町150戸の用地交渉もほぼ完了し、今後造成等の手続きを進めてまいります。また新たな用地の確保についても南相馬市の協力を得ながら進めてまいります。 

 二本松市につきましては整備戸数340戸のうち、油井字根柄山に70戸程度戸建てでの整備を進めてまいります。また浪江町の要望戸数の整備に向けて、新たな用地の検討を二本松市の協力を得ながら進めております。

 

◎新たに締結した公営住宅整備に関する協定について、報告いたします。

 本宮市との間で1月14日に協定を締結し、本宮市営による復興住宅を整備することとなりました。本宮市内の和田地区、仁井田地区併せて3カ所に60戸程度の復興公営住宅が整備予定となっております。 

 桑折町につきましても、協定に基づき桑折町東段地内に町営の復興住宅整備が進められており、木造25戸が来年度末に完成予定となっております。

 福島市については、今後、県営の復興公営住宅整備に向け個別協議に参加する予定であります。住民意向調査で希望のあった復興公営住宅の確保を行うために調整を図ってまいります。

 

◎「復興まちづくり計画」策定状況について、ご報告いたします。

 浪江町復興計画策定委員会まちづくり計画検討部会は7月から開始され、9回にわたる検討会が終了し近々提言をいただくこととなっております。2月には計画の中間取りまとめについてパブリックコメントを実施し、お寄せいただいたご意見は273件でした。また、議会からもまちづくり計画検討部会にご意見の提出をいただき、これら多くの町民の皆様、議会からの様々な視点がまちづくり計画に反映されたと考えております。提言を受けた計画を町としての計画とする手続きを経て、来年度からの浪江町の再生に向けた各種取組みを加速していきたいと考えております。

 

◎B-1グランプリについて、ご報告いたします。 

 昨年11月9日、10日に愛知県豊川市で開催された、第8回B-1グランプリにおいて、浪江焼麺太国(なみえやきそばたいこく)が、参加64団体の中、1位となるゴールドグランプリを獲得いたしました。前回の行政報告でもご報告したとおり、本年の第9回大会は、「ご当地グルメでまちおこしの祭典B-1グランプリin郡山」~東北・福島応援特別大会~として、浪江町と郡山市・愛Bリーグが関係団体と連携し実行委員会を立ち上げ、郡山市で開催することとなりました。 

 2月10日には、実行委員会設立準備会が開催され、名誉会長には 佐藤 雄平 福島県知事、会長には 品川 萬里 郡山市長、副会長には私、浪江町長 馬場 有が任命され、福島県・郡山市・浪江町がしっかりと連携して大会に臨むことを確認しました。また開催日は、本年10月18日(土)・19日(日)の両日、前夜祭は17日(金)とし、会場も開成山総合運動公園を主としたエリアとすることが決定されたところであります。 

 さらには、東北・福島応援特別大会として、多くの来場者に被災地の情報発信を行い、震災の風化防止に取り組むとともに、参加する団体の使用食材については極力福島県産を利用してもらうなど風評被害払しょくにもつなげる取組みを展開する予定であります。

 

 

 


 

お悔やみ情報」

 

大場信男さん73。浪江町田尻字上ノ原10。通夜23日午後6時、告別式24日午前11時、ともにほうりん法要ホール(二本松市)。喪主長女の夫渡辺智さん

 

謹んでお悔やみ申し上げます。合掌  


 


26.3月定例会行政報告その3

2014-03-20 18:05:41 | 日記

今日の午前中は、25年度浪江小学校卒業式に出席しました。

小規模校となった浪小の卒業式は、卒業生5人それぞれが主役となるように配慮されており、とても感動し目頭が熱くなりました。

浪小や県内外に避難している小学校を卒業される卒業生・保護者の皆さん「ご卒業、おめでとうございます」。

 

 

午後は、一か月に1回の例月監査。

 

夕方の二本松市内は雨でしたが、福島市内に入ると「水分を多く含んだ雪」が降っており、景色は薄い雪化粧となりました。とても「寒い」です。

 

 

さて、一昨日の続きの26.3月定例会行政報告をします。

〇「福島県原子力災害避難区域等帰還・再生加速事業」、「福島避難解除等区域生活環境整備事業」について、ご報告いたします。

 昨年4月1日に区域が再編されたことに伴い、立ち入りされた町民の利便性や安全の確保、町内の防犯・防災、また公共施設の機能回復のため「福島原子力災害避難区域等帰還・再生加速事業」及び「福島避難解除等区域生活環境整備事業」により対策を講じてまいりました。

 昨年12月以降としては、「浪江のこころ通信」の総集編を「3.11復興のつどい」に併せ作成する事業、また町内の巡回を常時行い、道路破損個所の確認や落下物の撤去等の作業のための臨時職員の雇用、さらには墓地除染事業とあわせて、墓地の通路等に散乱している墓石や個人管理区画から崩れ落ちそうな危険な状態にある墓石などの移動・仮置きを実施し、安心かつ安全にお墓参りができる環境を整備する墓地環境整備事業、その他にも上水道施設の修繕や「立ち入りのしおり」のリニューアルなどを当該事業として実施することについて、国との委託契約を締結したところです。

 次年度以降も当該事業を効果的に活用し浪江町の復旧・復興の加速化を図りたいと考えております。

 

〇復興公営住宅の整備状況について、ご報告いたします。 

 福島県議会2月定例会において、4月から入居募集を開始することについて知事から説明がありました。長期避難を余儀なくされている町民にとって復興公営住宅への入居は待ち望んでいたことでありますが、4月に募集が開始される対象は、県の整備計画で示している4,890戸の内、先行整備などの約500戸であり、各町村単位での配分を検討しております。浪江町が要望している戸数にはまだまだ届かない状況がありますので今後とも整備の加速を求めて参ります。 

 県は2月14日から「福島県復興公営住宅入居支援センター」を開設しました。このセンターでは、入居募集等に関する問い合わせの対応や情報提供、募集案内の配布、申込みの受付、抽選による入居者の選定等を行うこととなっております。県には募集の際に、入居を心待ちにしている町民に今後の整備される住宅の入居の見通しを示しつつ、丁寧な入居手続きを進めるよう要望しております。町としても、町民からの相談に対応できる体制をとってまいりたいと考えております。 

 また、入居支援センターのほかに復興公営住宅のモデルルームがいわき市小名浜と郡山市の県合同庁舎に開設されました。2LDKと3LDKのタイプについて、実際の間取りを再現したものであります。入居の意向のある方が実際の間取りを確認し理解していただくことで円滑な入居につながるものと考えております。

 

今日は、ここまで。

 

 


 

お悔やみ情報」

 

本田正さん84。浪江町赤宇木字手七郎201。通夜21日午後6時、告別式22日午前11時、ともにさがみ福島南斎場(福島市)。喪主長男正義さん

 

武藤次男さん92(元浪江町議)。浪江町南津島字上冷田54。通夜20日午後6時、告別式21日午前11時、ともにJA郡山東斎場(郡山市)。喪主長男晴男さん

 

松本成司さん79(エナジーパワー代表取締役)。浪江町酒井字北向34-2。告別式20日午後0時30分、しばた斎場(二本松市)。喪主長男勝成さん

 

 

 

佐久間勝美さん84。浪江町津島字仲野作71。通夜23日午後6時、告別式24日午後1時、ともにごとう斎場(桑折町)。喪主長男義美さん

 

 

謹んでお悔やみ申し上げます。合掌  


 

 


議長選挙

2014-03-19 17:23:02 | 日記

今日は、町提案の議案残り11件が審議され、採決の結果、全ての議案が賛成多数で可決しました。

また、小黒敬三議員が地方自治法92条の2(兼業禁止)に該当するかを調査した、資格審査特別委員会より「資格審査の結果、地方自治法92条の2に該当し、議員資格を有しない」との委員会採決で決定した報告がありました。この報告について審議の結果、賛成多数で承認され、小黒敬三議員は議員失職となりました。

さらにこの結果を受け、小黒議長に代わる議長選挙が行われ、吉田数博議員が新議長となりました。

 

今日は、26.3月定例会行政報告はお休みします。


26.3月定例会行政報告その2

2014-03-18 18:30:02 | 日記

今日は本会議があり、提案された34件の議案のうち、23件審議し、採決の結果、全議案とも賛成多数で可決しました。

本会議終了後、全員協議会が開催され、明日、議会より提出予定の議案について協議しました。

明日は、町提案の残り11件と追加予定の議案などを審議し、3月定例会は閉会となります。なお、定例会内容は、まとまり次第ご報告します。

 

さて、昨日の続きです。

○浪江町における防犯体制の強化について、ご報告いたします。

 2月1日より、町内8箇所の立入ゲート付近に防犯カメラを設置し、運用を開始しました。防犯カメラの整備については、犯罪抑止等の観点から有効な手段と考えており、今後とも設置個所数の増加を図っていきます。

 また、区域再編後の防犯パトロールについては、主に、警察署、消防署、警備会社及び町消防団により実施してきましたが、1月から町民も臨時雇用したうえで、町内防犯パトロールを開始したところであり、今後とも町内の防犯体制の強化に努めてまいります。

 

○環境放射線モニタリング事業について、ご報告いたします。

 2月より、町内における井戸水や沢水等に含まれる放射性物質のモニタリング検査を開始しました。98箇所のポイントを抽出し、毎月1回測定分析を行い、含有放射性物質の推移を調査しております。なお、測定結果については定期的に広報等でお知らせします。

 

○休憩施設「貴布祢」の開設日について、ご報告いたします。

 町内立入り者の利便性を確保し、町民の出会いの場とするため、昨年10月から、介護老人保健施設「貴布祢」を立入者休憩施設として開放しておりますが、今年1月から、平日のほか土・日・祝日も開所することとなりました。開所時間は9時から16時となっております。

 ホールは空調設備が稼働しており、水洗トイレ、テレビ、自動販売機、ウォータ―サーバーも利用できますのでご活用いただきたいと思います。

 

〇福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想研究会について、ご報告いたします。

 双葉郡の産業再生については、当町はもとより双葉郡・福島県の復興のために最優先に取り組むべき課題であり、これまでも国や県にグランドデザインの提示を求めてきたところであります。

 1月21日には、赤羽 原子力災害現地対策本部長の私的懇談会という位置づけで政府が「福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想研究会」を設置し、廃炉に関連する新しい技術の集積や新産業振興の取り組みなどにより、福島再生へ新たな構想を策定することを目的とした研究会が立ち上がりました。赤羽本部長が座長となり、福島県や有識者・東京電力・浜通りの町村会などで構成され、6月を目途に構想を取りまとめることとなっております。

 当町としても、福島県、双葉地方町村会を通じて、しっかりと地域産業の再生の在り方を求めていく考えであります。

 

 

今日は、ここまで。

 


26.3月定例会行政報告その1

2014-03-17 18:59:09 | 日記

今日から、3月定例会の初日に馬場町長からあった行政報告についてお知らせします。なお、自分なりに要約しています。

 

平成26年度の予算編成について、ご報告いたします。

 東日本大震災から3年が過ぎ避難が長期化するなか【復興の動きを見える形にする】ということに重点をおいた予算編成といたしました。

 歳入につきましては、引き続き町税、使用料・手数料等の自主財源が確保できないぜい弱な財政基盤となっております。このような状況ではありますが、原子力災害避難区域等帰還再生加速事業委託金や東日本大震災復興交付金等の国の財源を復旧・復興等、帰町のための事業に最大限活用するとともに、浪江町復旧・復興基金についても、大幅に取り崩して平成26年度事業に臨む内容となっております。 

 歳出におきましては、帰還にむけ自宅に帰ることのできない方々の住居確保のため、浪江町内の復興公営住宅の整備計画策定、津波被災地域においては防災集団移転促進事業、一次産業においては、除染が終了する地域の水稲の実証栽培や除染後農地の保全管理支援等、農業再開にむけた環境整備等の事業等、帰還・復興に直接結び付くような新規事業を実施いたします。 

 また全国に避難される方々への生活支援事業として、これまでよりも情報伝達を強化する目的としてタブレット端末を使った「きずな再生支援事業」、さらには避難した町民の方々に、より繊細な支援ができるよう復興支援員の配置を現在の1府4県から1府9県までに拡大し生活支援にあたります。

 これらに基づく、平成26年度一般会計予算の総額は、133億6,700万円、前年度比75.4%の大幅な増加となっております。一方、特別会計9事業の合計は、75億5,397万9千円、前年度比0.1%の増加となっております。

 

 一般会計予算の内容について説明いたします。

 歳入では、地方交付税が震災復興特別交付税の増により25.7%増の47億1,539万6千円。繰入金につきましては、防災集団移転促進事業や復興公営住宅全体計画策定事業の実施により東日本大震災復興交付金基金繰入が増加したことが影響し688.4%増加の51億3,330万4千円となりました。町債の借入れにつきましては、臨時財政対策債2億9,750万円、18.5%減となっております。

 歳出では、投資的経費が、今年度の新たな事業として、防災集団移転促進事業における用地取得の実施等により、前年比2730.4%増加の32億3,679万1千円構成比24.2%と大幅な増加となりました。義務的経費につきましては災害弔慰金の支給のピークが過ぎたこと等の理由により前年比4.3%減の31億8,449万2千円、構成比23.8%であります。その他の経費につきましては、「きずな再生支援事業」の実施等による物件費が65.4%増加、補助費で消費税増税の低所得者対策として臨時福祉給付金や、浪江町がけ地近接等危険住宅移転事業費補助金、浪江町被災住宅再建事業補助金等の新規事業の増加の影響もあり202.0%増、これらの増加の影響もありその他の経費全体で66.2%増加の69億4,571万7千円構成比52.0%となっております。

 

今日は、ここまで。