生めよ殖やせよの最後の時代

　生めよ殖やせよ時代、9人兄弟の末弟として生まれた私は、小学校入学式は太平洋戦争の終戦の時、食べる物も着る物も何もかもが不足に不足していました。

　入学式のおめかしは、同じ子だくさんのお隣のお兄ちゃんの履き古され、継ぎの当たった制服のお下がりを着ての入学式でした。　お赤飯、とんでもない。サツマイモだらけでご飯粒が見えない芋ご飯でした。　それでも上等の方だったようです。

　こんな生活はもうしたくありませんし、させたくもありません。憲法を守っての今の生活が一番です。