鰻を鱈腹味わった後暫く雑談をし、その場を後にする
お母さんはレジでお会計を済ましている
そのレジの横に折り紙で出来た梟のペン立てが置いてあった
何十個もの小さい折り紙を綺麗にくっ付けて作ってあったので、俺は手にとっていろんな角度から鑑賞していた
「それ凄いでしょ、おじいさんが寄付してくれたの」
「へぇーーー!凄いですね!」
と、感動してたのはお母さんだった
「そういうのが趣味のここによく食べに来るお客さんが作ってくださって」
見れば見るほどよく出来ている、明らかに「プロ」だろうと思うほど歪みが無く綺麗だった
二人が会話に花を咲かせ始めたので、俺は一人で外に出た
(・・・・短冊・・・・)
これを見つけたときに閃いたアイディア、別に実行しなくてもしても同じなんだけど
思いついた後に「する」と「しない」では色々、内面的なあれが違うんだよ!
気概とかそういう感じのあれが!
色とりどりの短冊用折り紙が小さいダンボールに黒色のマジックペンと筆ペンも添えて置いてある
銀、赤、群青、緑、黄、白
(どれにしようかな)
別に一番派手だったからではない、一番上に置いてあったのでその銀色の折り紙を手にし
筆ペンを手に取る
(・・・・おい、全然書けないじゃないか)
こういうことは事前にテストをしてだな・・・
マジックの方を使ってみてもうまくインクが定着せずに直ぐに薄くなっていってしまう
(こりゃだめだ)
そういえばこの竹に掛かっている短冊で銀色のやつは1つも無かった
そして次に選んだのは赤い色
ここは情熱の赤…というのは嘘だ、多分
実はまだ書くことが決まっていなかった
(う~~~~ん・・・・)
大まかな内容は決まっていたのだがそれを文字にするとなると考えてしまうものだ
(よし、決めた!)
俺の字には凄いムラがある、めちゃくちゃ綺麗な字が書けるときと汚いときがあるのだ
この時はまあまあな感じだった
(よし・・・完璧)
内容が知りたいだと・・・?
それはこれの最後に書くとしよう
お母さんが後ろからやってくる
「何?何か書いたの?」
「うん」
「どれどれ・・・なんや、またそれか、あんたも好きやなあ」
「なんやとはなんや!!!!!
俺にとってはなあ・・・!」
「はいはい、じゃあ私も何か書いてみようか」
お母さんが書くことは大体分かっている、が
いざとなると何を書いているのか全く読めない人でもある
「で、そっちは何?」
「秘密、人に言ったら叶わないかもしれやんからな」
「あー!?
俺のは見たくせに・・・・最低!」
「嘘嘘、まあこんな感じのことをな」
「遠いねぇ、全く遠い、そんなの一体何年、いや何十年かかるか見ものやな」
「だから意味がある、私が死んだ後も続いてほしいから」
「ふーん・・・・」
ちなみにお母さんも字が汚い、走り書きなどは日本語に見えないぐらい汚い
どこぞの本に書いてあったが「字が汚い人間は心が綺麗、字が綺麗な人間は心が汚い」なんだってさ
アホクサ、ただ練習したか、してないかの差だろ
どんくさいお母さんのせいで鍵を忘れたためにロビーにいきマスターキーであけてもらう
「風呂どーすんの?」
「先入っていいよ」
言われたからには先に入る
用意されていた浴衣と帯を持ってくる
ったく、洋式のクセに寝巻きは浴衣なのかよ
まあパジャマとかタオルケットがあっても「何で!?」ってなるけども
シャワーのお湯が外に飛ばないようにカーテンがある
このカーテンがまた鬱陶しくてあまり好きではない、こんな設計にするからさ
風呂から上がりまだ読んでいないジャンプを取り出しベットに豪快に倒れ掛かる
俺はホテルのベットに倒れこむときは全身全霊で突っ込むことにしている、特に意味は無い
枕を顎の下に敷いてジャンプを読む
「何かちょっと小腹がすいたから、買ってくるわ」
エレベータ傍にあった自動販売機に俺の好きな「ワッフル」が置いてあったはずだ
俺は500円を持ってエレベータ傍まで裸足で行く
この自動販売機はちょくちょく見かける番号式の自動販売機だ
0から9までのボタンがあり、14番なら1→4→購入ボタンを押して購入する
俺がよく行く温泉にある、毎度一気飲みするコーヒー牛乳の自動販売機も同じタイプだ
飲み物は特にいいのが無いので緑茶にした
部屋に戻るなり
「あんた何食べとんの、少し頂戴」
などといわれ
「はー!?そんなん自分で買ってこいよ」
「一口だけでいいから」
「・・・・」
などと言われ1度に二口食べられる
「おい、何しとん!
一口ちゃうんかい!」
「だって美味しいから」
こんな調子である
で、短冊に書いたのはだな・・・・
『○o○○といつまでも一緒に―』
「あんたも好きやねえー」
「うっさい黙れヴァヴァア!」
お母さんはレジでお会計を済ましている
そのレジの横に折り紙で出来た梟のペン立てが置いてあった
何十個もの小さい折り紙を綺麗にくっ付けて作ってあったので、俺は手にとっていろんな角度から鑑賞していた
「それ凄いでしょ、おじいさんが寄付してくれたの」
「へぇーーー!凄いですね!」
と、感動してたのはお母さんだった
「そういうのが趣味のここによく食べに来るお客さんが作ってくださって」
見れば見るほどよく出来ている、明らかに「プロ」だろうと思うほど歪みが無く綺麗だった
二人が会話に花を咲かせ始めたので、俺は一人で外に出た
(・・・・短冊・・・・)
これを見つけたときに閃いたアイディア、別に実行しなくてもしても同じなんだけど
思いついた後に「する」と「しない」では色々、内面的なあれが違うんだよ!
気概とかそういう感じのあれが!
色とりどりの短冊用折り紙が小さいダンボールに黒色のマジックペンと筆ペンも添えて置いてある
銀、赤、群青、緑、黄、白
(どれにしようかな)
別に一番派手だったからではない、一番上に置いてあったのでその銀色の折り紙を手にし
筆ペンを手に取る
(・・・・おい、全然書けないじゃないか)
こういうことは事前にテストをしてだな・・・
マジックの方を使ってみてもうまくインクが定着せずに直ぐに薄くなっていってしまう
(こりゃだめだ)
そういえばこの竹に掛かっている短冊で銀色のやつは1つも無かった
そして次に選んだのは赤い色
ここは情熱の赤…というのは嘘だ、多分
実はまだ書くことが決まっていなかった
(う~~~~ん・・・・)
大まかな内容は決まっていたのだがそれを文字にするとなると考えてしまうものだ
(よし、決めた!)
俺の字には凄いムラがある、めちゃくちゃ綺麗な字が書けるときと汚いときがあるのだ
この時はまあまあな感じだった
(よし・・・完璧)
内容が知りたいだと・・・?
それはこれの最後に書くとしよう
お母さんが後ろからやってくる
「何?何か書いたの?」
「うん」
「どれどれ・・・なんや、またそれか、あんたも好きやなあ」
「なんやとはなんや!!!!!
俺にとってはなあ・・・!」
「はいはい、じゃあ私も何か書いてみようか」
お母さんが書くことは大体分かっている、が
いざとなると何を書いているのか全く読めない人でもある
「で、そっちは何?」
「秘密、人に言ったら叶わないかもしれやんからな」
「あー!?
俺のは見たくせに・・・・最低!」
「嘘嘘、まあこんな感じのことをな」
「遠いねぇ、全く遠い、そんなの一体何年、いや何十年かかるか見ものやな」
「だから意味がある、私が死んだ後も続いてほしいから」
「ふーん・・・・」
ちなみにお母さんも字が汚い、走り書きなどは日本語に見えないぐらい汚い
どこぞの本に書いてあったが「字が汚い人間は心が綺麗、字が綺麗な人間は心が汚い」なんだってさ
アホクサ、ただ練習したか、してないかの差だろ
どんくさいお母さんのせいで鍵を忘れたためにロビーにいきマスターキーであけてもらう
「風呂どーすんの?」
「先入っていいよ」
言われたからには先に入る
用意されていた浴衣と帯を持ってくる
ったく、洋式のクセに寝巻きは浴衣なのかよ
まあパジャマとかタオルケットがあっても「何で!?」ってなるけども
シャワーのお湯が外に飛ばないようにカーテンがある
このカーテンがまた鬱陶しくてあまり好きではない、こんな設計にするからさ
風呂から上がりまだ読んでいないジャンプを取り出しベットに豪快に倒れ掛かる
俺はホテルのベットに倒れこむときは全身全霊で突っ込むことにしている、特に意味は無い
枕を顎の下に敷いてジャンプを読む
「何かちょっと小腹がすいたから、買ってくるわ」
エレベータ傍にあった自動販売機に俺の好きな「ワッフル」が置いてあったはずだ
俺は500円を持ってエレベータ傍まで裸足で行く
この自動販売機はちょくちょく見かける番号式の自動販売機だ
0から9までのボタンがあり、14番なら1→4→購入ボタンを押して購入する
俺がよく行く温泉にある、毎度一気飲みするコーヒー牛乳の自動販売機も同じタイプだ
飲み物は特にいいのが無いので緑茶にした
部屋に戻るなり
「あんた何食べとんの、少し頂戴」
などといわれ
「はー!?そんなん自分で買ってこいよ」
「一口だけでいいから」
「・・・・」
などと言われ1度に二口食べられる
「おい、何しとん!
一口ちゃうんかい!」
「だって美味しいから」
こんな調子である
で、短冊に書いたのはだな・・・・
『○o○○といつまでも一緒に―』
「あんたも好きやねえー」
「うっさい黙れヴァヴァア!」
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