珈琲一杯分の話

2018年2月26日スタートのただのボヤキカフェです。
毒とユーモアを楽しんで頂ければ幸いでございます。

新しい時代

2020-07-18 | 日記
夫から「ウイルスと人類は共存するもの」とか「無症状で罹って抗体をもてばいい」という理屈は、新しい生活?常識?にはそんなものはないとあっさり言われた。
少なくとも仕事の現場でないと。

あるのは「絶対に罹ってはいけない」
これだけだと言った。
全くの無症状であろうと、誤判定だろうと、そういうことではなくて、要は検査で「陽性反応」が出てはいけない。(逆にいえば、体調が悪かろうと「陽性」と出なければいい)

「陽性」と出たら白い目で見られて、解雇されて、自分だけじゃなくて周りも「濃厚接触者」とされて保健所に連れていかれて、多大な迷惑をかけることになる。
下手したら現場が止まって大損害が発生する。
「人に迷惑をかけた」という噂が立って信用を落としてしまう。
だからビクビクして、それだけは避けなければいけないと言っていた。

娘も言った。
「私も罹りたくない。ウイルスの正体がどうじゃなくてイジメられるから。やさしい人は言わないけど、男子とか絶対からかうから」

問題の本質が全然変わってしまってるんだなあと思った。
以前はウイルスって、感染して辛い症状に出るのが問題だった。
それを人にうつしたらその人も病気になるから心配だった。

そうではなくて「人に白い目で見られるから」罹っちゃいけないになった。
本人も「ウイルスを撒き散らされた」周りも、無症状だろうが抗体ができようが、そんなことは何の話題にもならない。
ただただ「とんでもない失態をしでかした奴」になった。

「大丈夫?早くよくなってね」
という言葉も、もう終わった時代の死語なんでしょうかねえ。
ああ恐ろしや。

私みたいな野蛮な人間から見ても、こんな愛のない世の中は酷いと思うわ。

どうやら徹底して逃げて逃げて、逃げるためなら愛も人生も売って、撲滅でも目指しているんだろうか。
そこまでの殺人ウイルスなのか知らないけど、それをやりたいなら気の済むまでやるしかないよね。
気づいた時には多くのものを失っていると思うけど、自分で気づくまで無理。
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1 コメント

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Unknown ()
2020-07-18 20:12:04
私みたいなただの主婦がちょっとボヤいただけで、なんだかんだ文句を言う人がいるのに(いつかのブルーノートさんのようにブログにアドバイスを下さる方にはとても感謝)、表立って発言しておられる方の苦労は大変だと思う。
人知れず、精神科に通いながら発信されている方もおられます。
生身の人間だから心ない言葉に傷つくし怒りも悲しみもする。
でも心を尽くして正直であろうとする人には伝わるものがありますね。

コロナ騒動では嫌な人も見たけど、その分惚れ惚れする人もたくさん見た。
悪いことばかりじゃない。
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