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Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

“だらけ”の恐怖😱

2021年10月26日 19時21分53秒 | みんなの花図鑑
 いつ頃のことであったか、底知れぬ恐怖に慄いたことがある。そう、ある冬の日の早朝、なんの気なしに犬走りに置いておいた木材の一枚を持ち上げたところ、そこには冬越しのてんとう虫の集団がこれでもかとばかりにこびりついていた。
 怖気を震うとは、まさにこのようなことを言うのだろう。もぞもぞと蠢く数限りない小さなつぶつぶ――それは決して見てはいけない光景を見てしまった者へ、怨念の谺となって浴びせられる波動の如きもの。
 トライポフォビア――集合体(ブツブツ)恐怖症などと通称され、小さな穴や斑点などの集合体に対する恐怖症のことを指すが、意外と身近にその元凶は存在するものなのである。
 だから、“だらけ”なのだが、この花々たちの“だらけ”であれば許してやってもいい。

 スミレイワギリソウの花だらけ、膨らんできたイソギクのつぼみだらけ、そして、今春初めて入手したアケボノソウの圧倒的な花の数も“だらけ”に該当するのだろう。



🌼 花の名前: スミレイワギリソウ 📸 撮 影 日: 2021/10/12 11:00
🌱 科 目 名: イワタバコ科ペトロコスメア属 📅 投 稿 日: 2021/10/26
📝コメント: 伊予国からお輿入れいただいた。ちょっとセントポーリアに似てないかな。雰囲気が。花はスミレだけどね。
⛺️ 撮 影 地: 自宅ベランダ


🌼 花の名前: イソギク 📸 撮 影 日: 2021/10/26 9:37
🌱 科 目 名: キク科キク属に分類される多年草の海浜植物 📅 投 稿 日: 2021/10/26
📝コメント: 海辺でよく見かける。そう、だからこその名であるという。古い和名として、岩菊、泡菊などもある。
⛺️ 撮 影 地: 自邸の小庭



🌼 花の名前: アケボノソウ 📸 撮 影 日: 2021/10/26 9:28
🌱 科 目 名: リンドウ科センブリ属に分類される二年草の一種 📅 投 稿 日: 2021/10/26
📝コメント: "花被片に印された黒い斑点の下、2つ並んだ黄色の蜜腺が印象的である。なにが曙なのか? どうも、この黒い斑点を夜明けの星空に見立てたことに由来するらしい。
⛺️ 撮 影 地: 自宅ベランダ

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秋の野草に洩れる陽光

2021年10月26日 19時21分53秒 | みんなの花図鑑
 夏の陽射しには閉口する。
 ヒト属にはお肌の大敵だし、山野草にさえさまざまな組織細胞を破壊する炎熱の爪と化す。
 今年は、ついこの間までそんなヒート・ビームに悩まされ続けていた。うん、異例の年と言っても過言ではないだろう。

 10月も下旬ともなると、さすがに陽射しも和らぐようだ。いや、あまりにも急激に気温が下がり、寒暖差アレルギーにお悩みの方もいらっしゃることだと思う。
 かくいう猫の額の主は、すでにヒー◯テックなどを引っ張り出し、フリースさえ着込む有様だ。

 それでも、晴れると柔らかな陽射しが山野草たちを温かく包んでくれる。
 年を越したウメバチソウが数輪、洩れる陽光にくつろぎの表情を浮かべている。



🌼 花の名前: ウメバチソウ 📸 撮 影 日: 2021/10/26 9:32
🌱 科 目 名: ニシキギ科ウメバチソウ属の多年草 📅 投 稿 日: 2021/10/26
📝コメント: バイカソウ(梅花草)の異名があり、まさに梅の花を思わせる花姿。梅鉢とは、そもそも梅の花を模した家紋のこと。
⛺️ 撮 影 地: 自宅ベランダ

 ほころぶことをまだ頑なに拒んでいたヒメノコンギクでさえ、どこか緊張の糸がほぐれたかのよう。


🌼 花の名前: ヒメノコンギク 📸 撮 影 日: 2021/10/26 9:31
🌱 科 目 名: キク科の耐寒性多年草 📅 投 稿 日: 2021/10/26
📝コメント: "草丈は10~15cmほど、まさに姫の名がふさわしい。初夏に一度は切り戻すとよというが・・・。
⛺️ 撮 影 地: 自宅ベランダ


 あれほど光を毛嫌いしていたダイモンジソウだって、陽光に顔を向けもっと、もっと光をとばかりに爪先立ちしている。


🌼 花の名前: ダイモンジソウ 📸 撮 影 日: 2021/10/26 9:22
🌱 科 目 名: ユキノシタ科ユキノシタ属に分類される多年草の1種 📅 投 稿 日: 2021/10/26
📝コメント: " 品種は“綾”という。ネット上でも、あまり情報がない。新しい品種なのかな。花姿が一様ではない。奔放なのだよ。
⛺️ 撮 影 地: 自宅ベランダ

 なんとも穏やかな午前のひと時、かけがえのない時が流れていくよ。
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すっぴんを接写する

2021年10月26日 13時23分00秒 | みんなの花図鑑

 姫たちのすっぴんを、ぐっと寄って撮ってみようと思った。
 とは言っても、最近は、一眼で手撮りとなると、よる年波に抗うことができず手ぶれが大きくなって見るに堪えない。
 そこで、ソニーのDSCを構え、思いっきり息を止め、ぎりぎりまで寄って撮ったものをトリミングしてみた。
 素顔の花たちはそれぞれに個性的で、はっとする表情を見せてくれた。


 

🌼 花の名前: ウメバチソウ   📸 撮 影 日: 2021/10/13 6:53
🌱 科 目 名: ニシキギ科ウメバチソウ属の多年草   📅 投 稿 日: 2021/10/26
📝コメント: バイカソウ(梅花草)の異名があり、まさに梅の花を思わせる花姿。梅鉢とは、そもそも梅の花を模した家紋のこと。
  ⛺️ 撮 影 地: 自宅ベランダ


 開花して間もないウメバチソウである。
 仮雄しべが、花柱を取り巻くように扇状に連なっている。
 透明感のある白や黄色の球体が、虫たちを誘うかのようにレイアウトされている。
 時とともに、柱頭に貼り付いている雄しべが一本ずつ伸び出して花粉を出し始める。色が変化しているのがわかるはずだ。
 雄しべがすべて反り返ると、柱頭が露わとなり、やがて受粉して子房の色がグリーンへと変わっていく。



 

🌼 花の名前: ヒメノコンギク   📸 撮 影 日: 2021/10/13 6:56
🌱 科 目 名: キク科の耐寒性多年草   📅 投 稿 日: 2021/10/26
📝コメント: "草丈は10~15cmほど、まさに姫の名がふさわしい。初夏に一度は切り戻すとよというが・・・。
  ⛺️ 撮 影 地: 自宅ベランダ


 まさに姫、そう、ヒメノコンギクの舌状花に色が差してきた。薄紫色といえばいいのか、あるいは藤色かな。まだ伸び切らないそんな舌状花の有り様がとても愛おしい。

 次の絵が、いずれもセンブリのつぼみなのである。それでも、つぼみの様子やら、葉の様態など、微妙に異なるように思えるのだが・・・。


 

🌼 花の名前: センブリ   📸 撮 影 日: 2021/10/13 6:58
🌱 科 目 名: リンドウ科センブリ属に分類される二年草の一種。   📅 投 稿 日: 2021/10/26
📝コメント: 良薬口に苦し! そう、生薬名“当薬(とうやく)”としていろいろの効能があることでしられる。
  ⛺️ 撮 影 地: 自宅ベランダ


 実は昨年、種を頂戴した。確か、センブリとムラサキセンブリの種であった。管理が悪く、混在してしまったがため、どちらがどれほど発芽したのかまったく見当がつかない。 上手く両者が育っていてくれたらいいのだが・・・。

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