玄関脇の小庭で我が物顔で咲き誇る源平シモツケである。今年は、ちょいとばかり手入れを怠ってしまって、ぼーぼーと繁ってしまった。
新枝の頭頂部に多数の小花を付けるわけだが、一株で紅白の咲き分けだけでなく、一花でさえ花びらが紅白に分かれるので興味が尽きない。
先駆けた花が終わっても、その枝を摘んでやると、また側枝が伸び、そこに複散房花序を付けてくれる。グリコ(?)みたいな花木である。
ポイントは、新枝の頭頂部に複散房花序を付けるというところなのだろう。
一般的に、春先まで剪定が可能とされているので、古枝はなるべく刈り込んで風通しを良くし、2月頃に思う通りの形に刈り込むのがよいとされているようだ。
猫の額では、落葉すると掃除が面倒なので、黄葉をしばし鑑賞してからさっさと刈り込んでしまっている。
ウンベラータ、ラテン語の日傘からの命名のようだ。なるほど、そう言われれば、絶妙の弧を描いてこんもりと咲く様は日傘のようだね。
こぼれ種からの発芽だが、なかなか花付きのよい花だね。
いわずと知れた秋の七草のひとつである。それにしてはかなり早い開花だ。
こちらも、こぼれ種からの発芽となる。白花などは、昨年末あたりから芽を出し、年を越し、すでに先月辺りから咲き始めていた。
宇治川辺りでは群生が見られるというブログを拝見したことがあるが、大和撫子だけになかなかの女丈夫のようである。