Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

今朝の一枚:源平シモツケといくつかの花たち

2023年05月31日 08時51分00秒 | みんなの花図鑑
 📷2023年5月31日:ゲンペイシモツケ
 (源平下野:バラ科シモツケ属の落葉低木)
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 📷2023年5月31日:もっとこじんまりと仕立てるつもりだったのだが・・・。
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 📷2023年5月31日:どんな咲き分けをするのか、ゲンペイシモツケしか知ることはない。
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 📷2023年5月31日:次はどんな咲き分けが見られるのか、興味は尽きない。
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 玄関脇の小庭で我が物顔で咲き誇る源平シモツケである。今年は、ちょいとばかり手入れを怠ってしまって、ぼーぼーと繁ってしまった。
 新枝の頭頂部に多数の小花を付けるわけだが、一株で紅白の咲き分けだけでなく、一花でさえ花びらが紅白に分かれるので興味が尽きない。
 先駆けた花が終わっても、その枝を摘んでやると、また側枝が伸び、そこに複散房花序を付けてくれる。グリコ(?)みたいな花木である。
 ポイントは、新枝の頭頂部に複散房花序を付けるというところなのだろう。
 一般的に、春先まで剪定が可能とされているので、古枝はなるべく刈り込んで風通しを良くし、2月頃に思う通りの形に刈り込むのがよいとされているようだ。
 猫の額では、落葉すると掃除が面倒なので、黄葉をしばし鑑賞してからさっさと刈り込んでしまっている。

 📷2023年5月31日:イベリス・ウンベラータ
 (アブラナ科イベリス属の一年草)  (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 ウンベラータ、ラテン語の日傘からの命名のようだ。なるほど、そう言われれば、絶妙の弧を描いてこんもりと咲く様は日傘のようだね。
 こぼれ種からの発芽だが、なかなか花付きのよい花だね。

 📷2023年5月31日:カワラナデシコ
 (河原撫子:ナデシコ科ナデシコ属の多年草)
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 いわずと知れた秋の七草のひとつである。それにしてはかなり早い開花だ。
 こちらも、こぼれ種からの発芽となる。白花などは、昨年末あたりから芽を出し、年を越し、すでに先月辺りから咲き始めていた。
 宇治川辺りでは群生が見られるというブログを拝見したことがあるが、大和撫子だけになかなかの女丈夫のようである。


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今朝の一枚:チチブシロカネソウに変調が・・・!?

2023年05月30日 07時55分30秒 | みんなの花図鑑
 📷2023年5月30日:チチブシロカネソウ
 (秩父白銀草:キンポウゲ科チチブシロカネソウ属の多年草)
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 この鉢は、もうすっかり次の年の準備を始めており、地上部は動きがないものと思っていた。
 ところが、今朝、鉢を覗いてみると、ナニモノかが頭をもたげてきていた。幼葉のようである。
 一般的に、花期は5~6月頃とされている。まさかとは思うが・・・。

 📷2023年5月29日:トウチクラン(チャバナホウチャクソウ)
(唐竹蘭(茶花宝鐸草):ユリ科チゴユリ属の多年草)  (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 チチブシロカネソウを撮った後、何気なくトウチクランにカメラを向けた。
 おや、花被片から何かがのぞいている。この花は、あまり大きく開口することがない。雌しべの一部であろうか? そうであれば、開花ということか?

 📷2023年5月30日:ツクシカラマツ
 (筑紫唐松:キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草)
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 ついでと言ったらこの子に怒られてしまうかもしれないが、ミノシライトソウの鉢に同居するツクシカラマツが開花したので撮っておいた。
 目立つ花とは言えないが、花茎が群れ立つ姿はなかなか印象深い。いや、ただ一茎だけでも、何となく心を落ち着かせてくれる癒しの花と言えそうだ。


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野の草の稔り! ~ツメクサと屋久島ヒメヘビイチゴの場合~

2023年05月29日 13時40分56秒 | みんなの花図鑑
 📷2023年5月28日:ツメクサ
 (爪草:ナデシコ科ツメクサ属の一年草)
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 📷2023年5月29日:つぼみからちろっと雌しべが見えている。
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 📷2023年5月29日:熟すと先端が五裂して黒色系の種子が見えてくる。
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 ベランダ脇のウナギの寝床状の小庭、花たちにカメラを向けながら雑草を抜いていた。
 針型の葉が目の端をかすめる。引き抜こうとして手を伸ばしたが、小さな白い花が目に飛び込んできた。その闖入者の名は、ツメクサであった。
 ひょろっとした姿形はいかにも頼りなさ気だが、日本全国の庭や路傍など何処にでもひょっこり出現するやんちゃな存在である。
 花径は4㎜ほど、蒴果は球形に近く、長さ約3mmと小さい。う~んっ、引いてしまおうかと思ったのだが、もうしばらく鑑賞してみようとそのままにしてある。

 📷2023年5月21日:屋久島ヒメヘビイチゴ
 (屋久島姫蛇苺:バラ科キジムシロ属)
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 📷2023年5月29日:比較の王道(?)、花を一円玉と比べてみよう。
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 📷2023年5月29日:これが一個の花托である。えっ、何処にあるかわからないって。。。
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 屋久島ヒメヘビイチゴである。屋久島も、も、矮小種を形容する語彙としてよく冠される。
 ただ、屋久島ヒメヘビイチゴの場合、姫が付されている記述と、そうでない記述があるのだが、それが同じモノを指しているのか、そうでないのかまでは検証できていない。
 実は、土佐の花友さんにお送りいただいたのだが、その名札には「屋久島ヒメヘビイチゴ」とあったので、いまでもそれで通している。ちなみに、白花種の白花屋久島ヘビイチゴも存在するのだが、これはまだ見たことがない。
 ご覧のように、花は極小である。実も、同様に小さい。1円硬貨は径20ミリだという。そのサイズ、推して知るべし。
 イチゴの表面を覆う粒々は果実なのだという。だから、その一つ一つに種が入っているという。スーパーで求めたイチゴの果実は数えようとも思わないが、これなら数えられそうだね 笑


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キカラスウリのアクティビティーはすでにスタートしていた!

2023年05月27日 19時25分20秒 | みんなの花図鑑
 📷2023年5月27日:キカラスウリ
 (黄烏瓜:バラ科シモツケ属の落葉低木)
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 すぐ近くの駐車場わきに広がる空き地、この雑木が伐採されてから二年ほどが経過している。
 この雑木林の林縁にはキカラスウリのコロニーが広がっていたのだが、伐採によって潰えてしまうのかと思っていたら、夏ともなるとここかしこにあの白いレースのような花が咲き乱れていた。だけど、まだまだつるが蔓延り、葉が展開するなど、これっぽっちも考えていなかったのだが・・・。
 団地のバス停からだらだらとした緩い坂道を北進し、突き当りのクランクを抜けると、ちょうど目の高さほどの位置に件の空き地が見えてくる。そう、この空き地の辺りがほぼ頂点となり、数分ほど隔たった我が家の敷地の辺りからまた下り坂となる。
 だから、這いつくばることもなく、この目線でキカラスウリの現状をとらえることができるのだ。

 📷2023年5月27日:つぼみのようなモノが見えないかい?
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 📷2023年5月27日:葉はもちろんのこと、そのつぼみまで、光沢感が見て取れる。
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 だいぶ以前から、これはキカラスウリのつるではなかろうかと思っていた。反面、いや、いや、まだキカラスウリが蔓延るのは早かろうとも思っていた。そうしたら、今日、よくよく見ると、蝋細工のようなてらてらとしたつぼみらしきものを発見したのである。どう、つぼみだよね。雌花か、雄花かはわからないのだけど・・・。
 キカラスウリの花は、6月から9月頃にかけて目にすることができるという。もう5月も数日で終わる。だからして、ことさらに早いという訳でもないのだろう。
 開花は日没後から始まり、翌日昼頃まで拝めるらしいが、この日没後というのが問題なのである。やはり開花時が一番美しいといわれるが、滅多に見たことがない。というのも、この時間帯は、花の鑑賞というより、食い気、飲み気に気を集中させているのだから・・・・・・。

 📷2023年5月27日:ナチアワモリショウマ
 (那智泡盛升麻:ユキノシタ科チダケザシ属の多年草)
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 昨年、一つだに花をつけることのなかったナチアワモリショウマなのだが、「今年は頑張ったよ~!」ってな感じで数本花穂を上げてきている。
 ご存じの通り、アワモリショウマは80㎝ほどになるのだが、こちらは大きくても30㎝に満たない小型のアワモリショウマといった位置づけだ。
 那智とか、屋久島とか、本当にその地に自生していたのかは疑わしいが、矮小種の形容詞としてちょこんと山野草の名前に冠されていることが珍しくない。

 📷2023年5月27日:ニオイハンゲ
 (匂い半夏:サトイモ科 ハンゲ属の多年草)
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 📷2023年5月27日
 いま、まさに、獲物を求めてキャストした瞬間に見えないかい!
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 その名の通り、仏炎苞が花開くと、芳香が漂うという(猫の額の庵主はあまり鼻の具合がよろしくないようで、一度としてその縁に浴したことがないというのだが・・・!?)。
 この花序の先には、テンナンショウ属などにもよく見られる付属体がひょいと伸びている。その姿を目の当たりにすると、あたかも彼らがフライフィッシングでもしているのかな、なんて思ってしまうのだよ。


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ゲンペイシモツケのつぼみに着目してみた

2023年05月26日 15時01分45秒 | みんなの花図鑑
 📷2023年5月26日:ゲンペイシモツケ
 (源平下野:バラ科シモツケ属の落葉低木)
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「栴檀は双葉より芳し」という。もちろん、この栴檀とは、あの樗色(おうちいろ:#9B92C6)の花が咲くセンダン科センダン属に分類される落葉高木のことではなく、白檀のことを指すという。
 そう、その白檀は種子が発芽したばかりの双葉の状態でさえ、芳しい香りが辺りに漂うという。それと同じように、大成する人物は幼くしてその素養が感じられるってことを言いたいらしい。
 まぁ、僕などには縁のない諺語なのだが、猫の額に生えているゲンペイシモツケにはぴったりと当て嵌まる。

 📷2023年5月24日:幼くして、赤花、白花が一目瞭然!
 一花の中でさえ紅白が混じっているのがわかる。
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 📷2022年6月16日:こちらは、昨年の赤花白花咲き分け時の画像である。
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 📷2023年5月26日:今年は赤花が先に満開となった。平氏が優勢のようだね。
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 さて、ゲンペイシモツケは、何処を見れば、何がわかるというのだろうか。
 別に、ナニモノかが匂い立つわけではない。そう、つぼみの状態であっても、上記画像のように赤花、白花がはっきりとわかり、さらには、一輪の花が紅白に咲き分けるであろうことも推測できるのだ。
 上記の諺語に異を唱えるわけではないが、「十で神童、十五で才子、二十歳過ぎれば只の人」などという故事もある。ヒト属の見極めこそは尋常一様にはいかない、難しいよねぇ~。

 📷2023年5月26日:ベニバナショウマ
 (紅花升麻:ユキノシタ科チダケサシ属の多年草)
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 アリが迷宮の花園を探検している。何を求めて、何処へ行こうとしているのだろう。


コメント (2)
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