2月24日、キクザキイチゲの二番花のつぼみがむっくりと頭をもたげた。 1ポットにひと花だけしか咲かないのかなと思っていたので、この小さな僥倖に胸が踊った。 そして、今日(2/28)、このところの陽気に誘われたのか、ちょっとうつむき加減ではあったが、その二番花のつぼみが開花した。 だけどね、すでに開花していた白花とは微妙に異なる。 ほらっ、まず花びらの数が多い。 あっ、キクザキイチゲの場合、これは花びらじゃなく、植物学的に申し上げると萼片なんだってね。 キンポウゲ科などには、萼片が色づいて花びら状となる仲間が多いのだと言う。 萼片と花びらとはどう違うのかって難題は後日考察するとして、このキクザキイチゲの萼片は「8〜13枚」とされ、一様ではないのだ。 📷2022年2月24日:開花した白花の隣りに、白花のつぼみが頭をもたげた。
上記の画像で左側に見えているちっちゃなやつ、それがこんな具合に花開いたのだ。 📷2022年2月28日:とてもちっちゃいのだよ。
さらに、その萼片の中央に薄~い紫系統の文様が一筋印されている。これも、一番花には見られなかった兆候の一つだ。 そう、萼片の色なども、2月16日にアップした日記にも記述したが一様ではないのだよ、この子。 📷2022年2月28日:一萼片の中央に一筋の文様が入っている。
思いがけず、当地の園芸店で出会ったキクザキイチゲ。晩冬のというべきか、早春のというべきか、こんな時期にキンポウゲ科の開花種に出会うことが出来、ちっちゃな幸せを感じている。 |
2月もあと1日で終わろうとしている。明後日から3月だ。 この数日、暖かな日が続きそうだ。そろそろ植え替えの準備をしなければならないね。 そうだ、駄温鉢でも数個追加しておこうか。まずはHCかな。 という訳で、今日はセ◯チュー方面へのブラ散歩としよう。 平野の森の脇を通って南下、数分歩くとM さん宅の前へ出る。 そう、セツブンソウの咲くあのお宅だ。 前回訪れてから5日ほど経った。セツブンソウが庭一面に咲き乱れている。いまが盛りかな。 もう、何も言葉は要らないね。 📷2022年2月27日:どう? 絶妙のカラーコーデだよね。
📷2022年2月27日:木陰であっちを見たり、こっちを見たり。
📷2022年2月27日:「節分草」! 大きな名札が、セツブンソウの存在感をいやが上にも誇示しているかのよう!?
📷2022年2月27日:スプリング・エフェメラル! しばらくすると、この庭から跡形もなく消え失せてしまうのだね。
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今日、午前中はクリニックの予定が入っていた。 オミさん(あっ、尾見会長のことじゃないよ)が席巻しているからなのか、クリニックも空いている(?)。 う~んっ、不要不急の通院の方が、いかに多いかということを物語っているのかしら・・・。 だけど、身体からのサイン、見過ごしに出来ない兆候って結構あるんだよ。 感染すると嫌だから通院は棚上げ、先伸ばしってのも考えものだね。 てなわけで、いつもなら診療から調剤薬局まで回ると2時間、3時間は優に覚悟しなければならないのに、1時間ほどで終了。 その後、買い物を済ませても、午前中に帰宅することが出来た。こんなことって、かなり珍しいことだよ。 帰りの車中、昨日とは打って変わって温かいことといったらない。エアコン付けてないのに、体感温度は20度超えって感じかな。あっ、厚着してたからかもしれないね。 帰宅を迎えてくれたのは、昨日あと一歩と記述したあのキクザキイチゲだ。 全開! 満面の笑みで迎えてくれた。 薄紫のイチゲって、なかなかいいものだね。ちょっとアングル変えてみたよ。 📷2022年2月25日:ちょっとアングル変えてみた。
白花も「おかえり~」とは言って迎えてくれたものの、花弁の数が少ない。 「みんなちがって、みんないい」―― そう、これはこれで、個性ってやつなんだろうか。 📷2022年2月25日:白が出たキクザキイチゲ。この仲間は、花びらの数が決して一様ではない。
そう、そう、昨日の毛むくじゃらくんたち、勿忘草のつぼみたちだってもほころんでいたよ。 この季節、寒気が遠のくとガラリと気温が変わる。 週間天気を見ると、この地域でも15度を上回ることが数日続くようだ。 いよいよ、春本番かな? いや、いや、まだまだ気を許すことなど出来ないね。 実生で育ててきた三年目のクリスマスローズも、そのつぼみがかなり膨らんできている。 でも、やはり、かなり小さいなぁ~。3~5㎝くらいしかない。 それでも、実生のクリスマスローズの花を見るのは初めてのこと しっかりとほころんでくれる日を楽しみに待つこととしよう。 📷2022年2月25日:実生のクリスマスローズにも春は間近に迫っている。
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あと2日ほどすると、最高気温が15度ほどになると言う。 おや、3月5日の予報を見ると、なんと22度なんて数字が! もちろん、このまま一気に春に突入なんてことはないのだが、それでも長期予報を見てみると、3月は平均より高めであると言う。 それでも、猫の額の植物たちはなかなかに意志堅固、一向に目を覚ます様子はなく、沈黙を保ったままだ。 咲きつつあるとか、咲いているとかといった面々は、今年に入ってから新規参入してもらったものである。 城◯越園芸から参入してもらったキクザキイチゲ、こちらは開いているのだが、なかなか全開してくれない。10度を超える日が滅多にないので、積算温度が足らないのだろうか? それでも、土中に姿を埋めていた白花が頭をもたげてきた(薄紫の方は半弧を描き、まだずっぽり潜ったままだ)。 HCで贖ったクモマソウはどうだろう。こちらは、いまにもポンという音がしてつぼみが弾けそうだ。 📷2022年2月24日:ユキノシタ科ユキノシタ属のクモマソウ。あと一歩でほどけるかも・・・。
ほらっ、どうじゃ~っ! この毛むくじゃらな顔貌をとくとご覧あれ。 いま、まさに、花開かんとする勿忘草の卵である。 花の大きさは5~8ミリほどしかないだろうね。 なんと言っても、その花冠に連なる白色や黄色の副冠がチャームポイントだ。それは、ほころんでからのお楽しみだね。 📷2022年2月24日:花にはいろいろな印象がつきまとう。それこそ人それぞれの印象が。可憐な勿忘草にしてからが、こんな姿を見せる時がある。
ごろごろごろ。つぼみが、蕾である理由がよく分かる形象だね。 これ、何度も掲載させていただいている謎の植物、春に咲くノコンギク似のあの子のいま。 どうか名前を教えて下さいませ<(_ _)> 📷2022年2月24日:いまだに名前がわからない春に咲くノコンギク似の宿根草。
方舟!? ちょっと遠目から撮ってみた。あのスカビオサとティアレラ。 これは、これで、なかなか愛おしい。 📷2022年2月24日:数少ない開花種、スカビオサとティアレラのいま。
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もう何年になろうか。四年? 五年? そこで、アーカイブを紐解いてみると、2016年2月24日の項にMさん宅のセツブンソウの初投稿があった。 ほ~っ、足掛け六年か。ずいぶん長いことお世話になっていることになる。 毎年2月中旬過ぎから、Mさん宅には他の山野草に先駆けてセツブンソウが咲き始める。節分草、春の節分の頃咲き始めるということからの命名なのだろう。 そもそも節分とは、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のことを言う。だから、節分とは春だけでなく、春夏秋冬、季節の節目ごとに4回ある。 ちなみに、2022年の立春は2月4日であった。したがって、春の節分は2月3日となる。 セツブンソウとは、まさに春を告げる花ということになる。 ところがである。温暖化とは言うけれど、今年は殊の外雪に悩まされ、雪には縁遠い平野部でも身を切るような寒さに襲われている。 それもそのはず、地球は2030年代に「小氷期(ミニ氷河期)」に突入すると言う説もあるのだよ。 其れかあらぬか、今日(2月23日)現在、Mさんの庭には例年と異なるほど、まばらな節分草しか確認できなかった。節分から、10日も、20日も経過していると言うのにね。 📷2022年2月23日:Mさん宅のセツブンソウ。
絶妙な彩りに見惚れてしまう。 📷2022年2月23日:Mさん宅のセツブンソウ。
セツブンソウに愛されそうな、いかにもナチュラルな感じのお庭。 📷2022年2月23日:Mさん宅のセツブンソウ。
時を忘れて、見つめ合う。 📷2022年2月23日:フクジュソウと、セツブンソウと・・・。
元日草(フクジュソウ)の足下に、節分草(節分草)が一輪、二輪、時の流れを越えて咲き競う(?)。 |