Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

ヤブコウジの果実やワレモコウの背比べの話<「変化朝顔:その④」も添えて>

2024年07月03日 16時46分20秒 | みんなの花図鑑

 📸2024年6月30日:ヤブコウジ(藪柑子: サクラソウ科ヤブコウジ属の常緑小低木)
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 日を重ねるごとに、その花姿が果実へと変わっていく。
 さらに、日を追うごとに、このグリーンの実は、緩緩と赤く染まっていくことだろう。
 実が落ちることなく、真っ赤に熟した果実を見ることができるといいのだが。

 📸2024年7月1日
 タンナワレモコウ(丹那吾亦紅:バラ科ワレモコウ属の多年草)
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 矮小種のタンナワレモコウである。
 梅雨の晴れ間に、私の方が背が高いわね、いや僕の方が高いだろうと、背比べをしていた。
 団栗の背比べに似て、誰がどれだけということはないのだが、ヒト属ばかりでなく、草本たちもしゅっとした姿に憧れがあるようだ。

2024年の変化朝顔:その④<矮小種であると思われる二種を別々の鉢に盛る>

 📸2024年6月30日:黄打込弱渦 林風葉 淡紫地紅紫 車絞丸咲
 (きうちこみじゃっか りんぷうば あわふじじべにむらさき くるましぼりまるざき)
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 📸2024年4月22日:この変化朝顔に関する遺伝学普及会の解説。
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 うねうねと捉えどころのない形状で地にひれ伏している。一向に大きくなる気配がないのだ。
 遺伝学普及会の解説には、「葉や花弁がやや肥厚する弱渦系統」とある。まだ花びらの状況は見ることができないが、確かに葉は解説の如くと言っていいだろう。楽しみな種の一つである。

 📸2024年6月30日:青渦 蜻蛉葉 藤鼠 丸咲(あおうず とんぼば ふじねずみ まるざき)
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 📸2024年4月22日:この変化朝顔に関する遺伝学普及会の解説。
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 こちらの種も渦(弱渦<じゃっか>)の系統で、「渦小人」などという奇妙奇天烈な形態を呈する出物が出ることで知られている。
 昨年まで数年、渦の種を播種してきたが、渦小人には逢うことができなかった。「この成長の遅さは、ひょっとして・・・」などと、夢を抱かせるに足る形状なんだけどなぁ。

注)この種子は、国立大学法人九州大学から提供されたものである。

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鈴懸草や、カッコウセンノウが咲いたことなど

2024年07月02日 14時00分00秒 | みんなの花図鑑

 📸2024年7月2日:スズカケソウ(鈴懸草: ゴマノハグサ科クガイソウ属の多年草)
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 📸2024年7月2日:葉腋に張り付くように咲いている。
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 📸2024年7月2日:下から上へと徐々に咲き進んでいるようだ。
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 二年越しで花を見ることができたスズカケソウ(鈴懸草)である。坪庭に移植した株にも、いくつかのつぼみが見えている。
 お分け頂いた隣人は、とても貴重で、難しい花であることを強調していたが、山野草などと言われる草本は、どれもこれもが気難しくできているものと思っている。

📸2024年6月29日:上部はビニ温の四段目に達する。
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📸2024年6月29日:鉢はビニ温の二段目に置いてある。
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 スズカケソウは、四段のピニ温の二段目に置いてある。頭頂部は四段目に置いてあるレンゲショウマの鉢にしな垂れかかっている。一段は大体40㎝ほどだから、ゆうに1m20㎝を越える。
 残念ながら、自生するスズカケソウを見たことがない。自然では、どんな姿で咲いているのだろう。不思議でならない。
 上部の葉腋からは、数本の茎が伸び始めている。さて、挿すにしてもこの夏さ、いかがなものかと思うのだが、やってみる価値はありそうだ。

 📸2024年7月1日:カッコウセンノウ(郭公仙翁:ナデシコ科マンテマ属の多年草)
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 カッコウセンノウが開花した。ひしゃげたようなというべきか、あるいは、なんだか困ったような表情をして、カッコウセンノウが開花した。
 もっと花茎があるのかと思っていたが、意外と小さい、2㎝ほどしかないのだ。まだ未成熟なのかな?

 📸2024年7月1日:オクラ<エメラルド>(秋葵:アオイ科トロロアオイ属の一年草)
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 これは、オクラの実のようである。いつ、花が咲いたのかな? 毎日のようにベランダに出て、飽かずに鉢を眺めているのに、見逃したか。
 いずれにしても、これはあのエメラルドの蒴果に違いないと思うのだが・・・・・・。

 📸2024年7月1日:ハコネギク(箱根菊: キク科シオン属の多年草)
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 やたらと蒸し暑い。耐えきれずにエアコンを入れた。
 とあるネットで、「ジジイの短パン姿はダサい」なんて記事を目にした。う~んっ、その論調、抵抗あるなぁ~と思いつつ、暑さに負けて、4~5年前、無印のセールで求めた短パンを引っ張り出してはいている。色は少々褪せてきたが、その洗いざらし感がビンテージっぽくてなかなかいい、なんてね。
 ベランダでは、ハコネギクの開花が進んでいる。
 いつもと違う梅雨が来て、いつもと違うタイミングで、あの時と同じ花が咲き出している。
 ちょっとずつ地球の体内時計が乱れ始めているようだ。


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薄い藍地に白覆輪:Pierrotさん、この子は居着いたようですよ

2024年06月30日 12時02分15秒 | みんなの花図鑑

 📸2024年6月30日:メガネツユクサ(眼鏡露草:ツユクサ科ツユクサ属の一年草)
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 📸2024年6月30日:つんと伸びたO字型雄しべの美しいこと!
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 📸2024年6月30日:花の下部にある白色の花びらの透明感に気品が漂う。
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 南側に蒔いた種はほとんど子葉を出すことなく潰えてしまった。何故なんだろう?
 北側にある玄関横の小さな花壇、ここに蒔いたグループも捗々しくなかったが、二年目から本気出したみたいで、メガネツユクサらしい気品を辺りに振り撒いている。
 びっくりするほど増えるわけでもなく(土壌が悪いせいか?)、蒔かれたエリアにつましく暮らしているようだ。
 という訳で、Pierrotさん、メガネツユクサは息災に暮らしています。

 覚醒の兆しが見えた草本たち

 📸2024年6月30日:カッコウセンノウ(郭公仙翁:ナデシコ科マンテマ属の多年草)
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 はて、何をもって「カッコウ(郭公)」なのだろうか?
 ある人は、カッコウの啼く時期に咲くからという。またある人は、カッコウの巣の形に似るからという。諸説あるということらしいが、今年はまだその鳴き声を聞くことはなく、恥ずかしながらその巣は見たことがない。
 ヨーロッパ原産の園芸種らしいのだが、種を購入した時は、その名前からてっきり日本原産のモノと思っていた。不明を恥じるのみ。

 📸2024年6月30日:オゼミズギク(尾瀬水菊:キク科オグルマ属の多年草)
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 オグルマ属のミズギクという草本があり、その変種が尾瀬や裏磐梯などで見られるため「オゼミズギク」と称するようになったのだとか。
 そもそも、そのミズギクという草本すら知らず、とある園芸店の通販をした折に<おまけ>として頂戴して初めてその存在を知った。
 尾瀬においては、それほど珍しい花ではないらしい。この花があたり一面に咲く頃、尾瀬の地において秋の帳が下り始めるという。
 とは言え、一般的には、6月頃から10月いっぱいが花期とされている。この花が咲く頃、ここ狭山の地では梅雨の真っ盛りということらしい。


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ヤブカンゾウ、ボタンクサギ・・・etc. 裏藪を覗いてみたら、そこにはいろいろな花が息衝いていた

2024年06月29日 12時26分38秒 | みんなの花図鑑

 📸2024年6月29日:ヤブカンゾウ(藪甘草:ワスレグサ科ワスレグサ属の多年草)
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 我が家は、坂道の途中に建っている(?)。というのは、北側に位置する玄関は一階なのだが、そこを起点にして南側へと緩やかな坂道を下るように道が続いている。
 一階、いや、ここでは地下一階というべきか、その南側は擁壁となっており、駐車場が設えてある。ちょうど、その駐車場の上に母屋が建っている訳だ。擁壁の南側には藪が展開している。去年までは、5~6月頃にその土地のオーナーが雑草や雑木を伐採していたが、今年はどうもシカトしているようだ。我が家の西側には7件ほどの住宅が連なっている。そう、薮の広さはかなりなものだ。オーナーさんよ、面倒になってしまったのかい。
 これから猛暑の夏となる。鬱陶しいことこの上ない。そんな薮の中にヤブカンゾウを見つけた。

 📸2024年6月29日:ボタンクサギ(牡丹臭木:クマツヅラ科クサギ属の落葉広葉低木)
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 ベランダから藪を覗くと、ちょうど二階から写真を撮っている感覚となる。何が言いたいかって? 「だから、画像がちょっと荒れていてもしょうがない!」
 おい、おい、言い訳のつもりかい。いつもと大して変わりないクオリティーだけどね 笑
 閑話休題――
 ヤブカンゾウのさらに奥にはボタンクサギが見えている。意外といろいろな花が咲いていることに気が付いた。

 ボタンクサギと言えば、ちょっと解せないことがある。2017年7月13日にアップした「ボタンクサギ(牡丹臭木)の真実!」という日記が、いまでもそこそこの数、ご覧いただいているようなのだ。何が契機でそうなっているのか、まったく理解不能なのだけどね。

ボタンクサギ(牡丹臭木)の真実! - Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

この時期、藪でひと際輝いているのがボタンクサギ。漢字で書くと、こうなる。牡丹臭木臭い木!本当に臭いのだろうか?花に、そーっと鼻を近づけてみる。私の鼻のせいだろう...

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 あっ、そう、そう、もう一つ、「ヤマアジサイ 藍姫(あいひめ) & 奏音(かなと)が咲き出した」(2024年5月13日)って言う日記も、ページごとの閲覧数が500~600ほどあるんだ。こちらも、どうしてご覧いただけているのか、いまもってとんと見当がつかない!?

ヤマアジサイ 藍姫(あいひめ) & 奏音(かなと)が咲き出した - Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

📸2024年5月12日:ヤマアジサイアイヒメ(山紫陽花藍姫;アジサイ科アジサイ属の落葉低木)何処で買ったっけな?園芸を始めた当初だから6~7年前になろうか。確か、JA花園...

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 📸2024年6月28日:カリガネソウ(雁金草:シソ科カリガネソウ属<トリポラ属>の多年草)
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 さらに、目を凝らして見ると、青紫の玉っころがいくつか見える。どこかで見た覚えが、そうだ猫の額に仮住まいしていたカリガネソウではないか。嫌気がさして、隣の藪へと逸出したか。

 📸2024年6月28日:イシミカワ(石見川・石実皮・石膠:タデ科イヌタデ属のつる性の一年草)
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 そのカリガネソウに覆いかぶさるように茎を伸ばし、三角形の葉っぱをひらめかせているのは、ひょっとしてイシミカワだろうか。
 場所を違えて撮ってみて、Googleレンズに問うてみると、ママコノシリヌグイなどの画像に交じって、かなり高い頻度でイシミカワの画像が検出された。
 昨年までは気が付かなかっただけなのか、はたまた、鳥さんたちのサプライズ・プレゼントなのか定かではないが、すぐ近くで花やら、実やらが見て取れるのかしらん。
 とは言っても、この薮の中に侵入していく勇気は湧きそうにないのだが・・・・・・。


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萩・江戸絞りが咲いていた朝には・・・・・・

2024年06月28日 16時32分50秒 | みんなの花図鑑

 📸2024年6月28日:エドシボリ(江戸絞り:マメ科ハギ属の落葉低木)
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 📸2024年6月28日:いいものだねぇ~。先駆けて咲くって。
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 まだ咲くまいと思っていた。油断だ。昨日か? はたまた今朝か?
 かつて、何度か通りすがりのお宅に咲く江戸絞りを撮らせていただいたことがあり、いずれは自分でも育ててみたいものと思っていた。
 昨年、縁があって取り寄せることができたが、小さな株であったため6号鉢に植えておいたのだが、水枯れで瀕死の状態なんてことが一再ならずあった。
 ハギは乾燥に強いという。だからなのか、土壌は<水はけがよく、水持ちがよい>モノが適するのだとか(この表現、よく目にするけど、相反する環境のようでどう塩梅すればいいのかいつも迷っている 汗)。
 今年も、つい先日同じ過ちを犯し、大慌てで水遣りをしたものである。その甲斐あってか、梅雨らしからぬ土砂降りの雨の朝、葉や枝に守られるように咲く江戸絞りの花を見つけたのだった。

播磨国は萩の花から生まれたぁ~!?|みんなの趣味の園芸|Kite.comさんの園芸日記

 萩である。江戸絞りである。いい色合いだね。今年は、やけに早くないかな(・・? この萩の字が最初に書物にあらわれるのは、奈良時代初期に編纂された播磨国風土記だと言...

みんなの趣味の園芸

 

 📸2024年6月28日:ユキザサ(雪笹:キジカクシ科マイヅルソウ属の多年草)
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 すべて落ちてしまったものと思っていた。ユキザサの実のことである。
 もう何年となく咲いてくれてはいたのだが、一度たりとも、そして、一粒さえもその実を見たことがなかった。見事に、これほど完璧に、実を結んでくれないのが園芸種のユキザサなのだと諦めていた。
 江戸絞りの開花を寿いだ朝、何気なくそのユキザサを見ると、小さな3ミリほどのグリーンの粒を発見した。これっ、ユキザサの実じゃないかえ。そうだとすれば、自宅の鉢で初めて目にした一粒ということになるのだが、この緑の一粒が赤らむまで見守ることができるのか・・・・・・、夢まぼろしとならぬようにと祈るばかりである。


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