Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

セリバオウレン:1月30日14時21分からのメタモルフォーシス

2023年01月31日 15時58分18秒 | みんなの花図鑑


📷2023年1月30日
今日は、撓んだ姿のままだと思っていたのだが・・・。
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 ニンフの誕生に見立てたセリバオウレンだったが、これでその日は終わったものと思っていたのだが、そんな人間のちっぽけな思惑など何ら顧みられることなく、
 1月30日14時21分
 眠気眼をこすりながら、その花は項をもたげ始めた。
 昨日(1/30)のブログに投稿したのは、9時40分頃の写真だったので、ほぼほぼ5時間が経過していたことになる。

📷2023年1月31日
見事なフィッシュ・ボーン図の間から富士山がのぞいていた。
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 1月31日、セリバオウレンのことが気になってはいたのだが、ちょっとした買い物があったため9時過ぎに家を出る。
 いつもの入間川地区の貸し農園付近、二本のメタセコイヤの間から霊峰富士が見えていた。
 まぁ、気もそぞろって感じで買い物を済ませ、家路に就く。

📷2023年1月31日
下から覗き込むように花の姿を追う。
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📷2023年1月31日
とても小さい花が三輪ほど見えている。
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 結局、10時50分頃になってしまったが、昨日よりはいく分上向き加減となった花を捉える。
 初めましてのセリバオウレンは、赤茶けた葉との対比も面白く、1cmに充たないちっちゃな花だけど、なんとも印象的であった。こうなると、オウレン、バイカオウレン、ミツバノバイカオウレンなどといった、オウレンの仲間をずらっと並べて鑑賞してみたくなってしまったなぁ~。


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セリバオウレンに、ニンフの姿を見た!?

2023年01月30日 12時15分45秒 | みんなの花図鑑

  📷2023年1月30日:ニンフが生まれる瞬間!?
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 ニンフ? ギリシャ神話における、自然界の精のことである。
 神代の昔には、植物や、水や、森や、山など、それこそ自然を構成するあらゆるモノの化身として、そのそれぞれを守らんがため存在していたのだという。
 一般的に、ニンフたちは若くて美しい乙女の姿をしており、常に、守護するものの周りを飛び交い、歌い、そして踊っていたとされる。

 ニンフたちは、どのように生まれてきたのだろうか?
 サンドロ・ボッティチェッリの『ヴィーナスの誕生』では、海より誕生した愛と美の神・ヴィーナスが、大きな帆立貝の殻の上に婉然と微笑む様が描かれている。
 ただ、ニンフはそれほど上級の女神ではないようなので、これほど見栄えのする設えではないのかもしれない。。。

 キンポウゲ科オウレン属の多年草、セリバオウレンは他の花に先駆けて早春に咲く。
 一般的には、3月から4月にかけてが花期とされているが、早いものは1月頃から咲いている株も珍しくない。
 いま、猫の額でも、そのセリバオウレンが呱呱の声を上げつつある。

📷2023年1月30日
花茎が、つるのように撓んでいる。
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 花茎が、つるのように撓んでいる。その先には、白い花びらがそれとわかるほどに露となってきた。
 花茎がすっくと伸びた時、セリバオウレンの呱呱の声がいななるものかを耳にすることとなるのだろう。
 もう日ならずして、そのニンフが生まれる瞬間を目のあたりにできるのだね。

 📷2023年01月30日
フクジュソウだが、いささか容色に陰りが・・・。
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 📷2023年01月30日
ぽつり、ぽつりと咲き続けるフキタンポポ。
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 その他には、さして動きのない猫の額なのである。春は、まだまだ遠きにありて想うもののようだ。
 目を楽しませてくれたフクジュソウも、さすがに容色に衰えが目につくようになってきた。
 購入時点でいくつかのつぼみを上げていたフキタンポポは、一つが萎むと、一つが咲き始めるといった緩慢なインターバルを繰り返している。

 📷2023年01月30日
クリスマスローズにも動きが乏しい。
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 📷2023年01月30日
寒さにもじっと耐えるカワラナデシコのつぼみ。
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 たくさんの卵を育んでくれたクリスマスローズだが、まだまだ動きに乏しい。
 それでも、例年であれば、3月に入ってからつぼみを確認することも珍しいことではなかったので、長い目で見守り続けることにしよう。
 厳寒の時期、つぼみを抱きながら咲くこともなく、かといって枯れることもないカワラナデシコ、こんな調子で季節の流れに身を任せている。


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厳寒に震える山野草の芽 街で出会ったロウバイ

2023年01月28日 13時36分55秒 | みんなの花図鑑


📷2023年1月26日
重畳と折りたたまれた葉やら、何やらが、それとわかるほどに膨らみ始めた、気がする。
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 1月下旬から2月初めにかけて、時候の常套句として「暮冬」や「晩冬」などが用いられる。「暮」や「晩」は、文字通りの意味の他に、季節や年、あるいは人生などの終わりなどの意味を込めて用いる場合がある。
 暮冬は時候の語彙として使用されるほか、あまりお目にかかることはない。晩冬に関しては、陰暦12月の異称でもあるし、句中に織り込むなどして、時候以外でもよく目にする語彙の一つだ。
 そう、いずれもが、まさに「冬の終わり」をイメージさせる言葉なのだが、このところの天候は冬真っ只中といった寒さが続いている。冬の終わりどころか、大寒波の襲来に日本中が辟易しているって感じなのだ。
 それでも、猫の額にまったく動きがないのかというとそうでもない。「いく分かなりとも」と言った但し書きが付くが、ネムロコザクラ(ユキワリコザクラ)の芽に微かなヤル気が見て取れたりする。

 📷2023年01月26日
高野ハンショウヅルの冬芽なのである。
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 📷2023年01月26日
まだ、動きは見られない。緩やかな時が流れている。
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 高野ハンショウヅルのいまの姿である。節に芽吹いた毛むくじゃらの冬芽の先が面白い。
 まだ、海のモノとも、山のモノとも知れぬナニモノかが、この大寒波にじっと耐えていた。

 📷2023年01月26日
小型有蹄類の足先のようでもある!?
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 📷2023年01月26日
まさかここからキバナイカリソウに変じていこうとは・・・。
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 これこそ、ナニモノとも知れぬ異物に見えないだろうか。それこそ、これをご覧になって、キバナイカリソウの芽ではなかろうかと仰る方は、よほど山野草に精通していらっしゃる方なのであろう。
 この時期は、こんな芽ばかりを投稿することとなる。ご覧になって頂く方にとって、何の面白味もない画像であろうし、実際、見ていて興味のわくシロモノでもない。
 だけどね、このような異形のモノたちからイカリソウの葉なり、花なりが萌え出てくるわけだから、植物とはなんとも面妖なものなのである。

📷2023年1月26日
劈頭を飾る花木の一つ、ロウバイ。
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📷2023年1月24日
すでに5~6年になるであろう、このロウバイと語らうのは。
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 この時期、巷ではロウバイがほのかな香りを漂わせている。まさに、蝋の如き質感の花びらを身に纏ったこの落葉樹は、新たな年の劈頭を飾るに相応しい花木の一つである。

 そう、この時期、花を愛でたいものよとなれば、ブラ散歩で知り得た「わが街の花マップ」を繰って目当ての花に会いに行く。再会を喜び合えることもあれば、そうでないこともあるのだが、脳内にアーカイブされた花マップからその季節に出合ったひとつ一つを思い出しながら巡り歩くと、旧友に会いに行くときみたいなわくわく感を覚えるもんだよ。


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梅一輪 一輪ほどの 寒さかな(?)

2023年01月25日 19時35分00秒 | みんなの花図鑑


📷2023年1月24日
今年始めて、稲荷山神社の梅を撮る。
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 十年に一度の最強寒波が襲来するという日(1/24)、稲荷山神社にて、今年はじめての梅を撮る。

 梅一輪 一輪ほどの暖かさ

 よく知られた句である。さて、どなたの作であったかと調べてみると、芭蕉十哲の一人、服部嵐雪であった。
 夕方から北の風強く、ゴーゴーと唸りを上げて吹き捲る。とにかく、台風もかくやと思わせるほどの強風で、その上、肌に刺さるほどの寒風なのであった。
 開けて早朝、今季初のマイナス3度という低温、いつもの通り、掃除をしようと風呂場に入り、窓を開けようとしたが、氷に閉ざされ開かない。こんな経験滅多にない。それほどの寒さなのである。残り湯をレールに掛け、解凍。ちょっぴり雪国気分を味わう。

 梅といえば春を思い起こす香りを運んでくれるモノだが、とてもじゃないがそんな香りなど嵐と雪に見舞われて吹き飛んでしまったことだろう。

 📷2023年01月24日
いまだ空を飛ぶことのないセンニンソウたち。
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 📷2023年01月24日
寒空のなか、サザンカばかりが花として咲いていた。
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📷2023年1月24日
北斜面から西南の方角を望むと、このような山々が見えるらしい(AR山ナビ)。
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 久しぶりに、稲荷山公園北斜面に立つ。山々は凍えていた。これから襲来するであろう大寒波に怯えるかのように。
 センニンソウの綿毛のなかにはいまだに空に飛び出せず、木々に絡まり燻っているやつらがいる。花らしく微笑んでいるのは、サザンカばかりだった。

📷2023年1月24日
魅力溢れる後ろ姿は、純国産ジェット練習機T-4かな。
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📷2023年1月24日
ヘリは大型輸送ヘリコプターCH-47Jチヌークというらしい。
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 昨年12月、日英伊三か国首脳は、次期戦闘機を共同で開発する旨、声明を発出した。2020年10月、某社の国産ジェット事業が凍結されたばかりである。おや、日本にはまだそんな力があったのかと不思議に思ったものだ。
 もちろん、日本の開発力だって捨てたもんじゃない。ジェット練習機T-1B、そして、その後継機であるT-4(主契約企業:川崎重工業、協力企業:三菱重工業・富士重工業)などは純国産なのだという。そう、そう、T-4って言うと、よそよそしいがあのブルーインパルスの三代目の機種として運用されている。

 📷2023年01月24日
有刺鉄線にヘクソカズラの実がまとわりつく。
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 📷2023年01月24日
実が実としてそこにある。ヘクソカズラの矜持が見て取れる。
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 有刺鉄線って、最近、なかなかお目にかかれないものの遺物の一つかも。ここが、基地の街であることの証明。
 基地の街? およそそのようなことなど考えたことがなかったが、やはりここは基地の街のひとつなのだと思う。
 沖縄、横田、三沢、岩国、・・・・・・、etc.基地という名を甘んじて受け入れている(?)街が、ここ日本にも数知れずある。
 比べてしまえば、狭山などと思われるかもしれないが、やはりここは基地の街のひとつなのだと思う。
 これから、ますます私どもは、そのことを意識して暮らさなければならない状況に陥っていくことなのだろう。
 基地が基地として、存分に機能するなんてことがないことを祈るばかりなのだが。。。


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花の卵が、孵化する日は何時なのか?

2023年01月22日 19時15分55秒 | みんなの花図鑑


📷2023年1月22日
セリバオウレンの、固かったつぼみがほどけてきたようだ。
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 やっと、セリバオウレンの花芽が頭をもたげてきた。なにやら、エイリアンの覚醒のような態様だ。
 gooブログでも、もういくつかのオウレンの仲間の開花を拝見させて頂いた。さて、猫の額のセリバの孵化は何時になることやら。

📷2023年1月22日
クリスマスローズのつぼみ、例年になく出現率が高い。
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 クリスマスローズである。ダブルの糸ピコティなのである。今年は、たくさんの卵が生まれたようだ。
 孵化だよ、孵化の日が何時なのかが問題なのだよ。まだまだその殻は固そうだ。
 そう、クリスマスローズの雛は、まだ殻を啄(つつ)こうとはしていないはず。じっと閉じ籠もり、深い眠りを貪っているかのようだもの。
「卒啄同時」という禅語がある。雛が殻を啄く時が来たならば、親鳥はその音を聞きつけ、すかさず外から殻を啄(ついば)み、雛が殻を破る手助けをするという意のようだ。
 雑駁に言えば、何事もタイミングが合わないと、上手くいかんぞってことのようだ(もちろん、意味するところはもっともっと深く、興味のある方は「禅の視点 - life -」さんの「【禅語】 啐啄同時」をご覧頂きたい)。
 とは言うものの、クリスマスローズの親でもないこの身がつぼみを一枚一枚剥がすわけにもいかず、ただただ指をくわえてその時を待つしかないのだろう。

📷2023年1月22日
一輪、二輪とほころぶプリムラ・マラコイデス。
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📷2023年1月22日
今年のガーデンシクラメンは、とてもよく咲いてくれる。
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📷2023年1月22日
そして、これが今日のフクジュソウ。
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 なかなか思うに任せない猫の額の花状況である。 「款冬華 (ふきのはなさく)」という大寒の初候だというのにである。
 結句、いつもと同じ面々がブログ誌面(?)を飾ることとなる。
 もちろん、今日のフクジュソウも、何食わぬ顔でスルッと1枚紛れ込ませておいたわけで・・・。
 明日から、関東平野にも積雪が予想されるという大寒波が襲う。まぁ、それこそ大寒だからしょうがないかな。まだまだ、誌面作りに苦難の日々が続く。。。


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