Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

街を流して花を朝撮り!

2022年09月30日 14時26分45秒 | みんなの花図鑑

   📷2022年9月30日6時44分:緑から白色に変化しつつあるノブドウの実。そろそろ熟す頃なのであろう。

「果実はブドウタマバエやブドウトガリバチの幼虫が寄生して、虫えいを作ることが多く、紫色や碧色などになる。正常な果実は少ない。」

 いつも参考にしている「松江の花図鑑」さんのノブドウのページには、上記のような解説が付されている。
 今年も、いろいろな現場でノブドウの実を観察しているが、まだ時期が浅いためか青や紫に変色したモノを確認できずにいる。
 ノブドウに関する解説では、必ずといっていいほどブドウタマバエやブドウトガリバチの記述が付き纏う。どうも、このような名前の虫は存在しないようだ。これっ、コピペの弊害ってやつかな。
 栽培ブドウの病害虫として、ブドウミタマバエやブドウトックリタマバエなどタマバエ類の寄生が報じられている。これじゃないかな、これっ!
 だけど、寄生が見られない熟した実は何色なのか、虫が寄生するから変色するのか、その辺が理解できずにいる。

   📷2022年9月30日6時53分:いつも散歩で通りかかるお宅、その玄関先を飾るシュウメイギク。

   📷2022年9月30日6時53分:この圧倒的なつぼみの数には驚かされる。

 街を流しながら、気になった草木を撮り歩く。これが、6~7年前、みん花時代の僕の流儀だった。
 いまでは、少しばかりだが坪庭などに山野草とともに暮らしているから、毎日街を流し撮りするなんてことはない。だけど、外出時に使用するバッグには、いつもコンデジを一台忍ばせてある。珍しい花に出くわしても、撮りっぱぐれがないようにね。

   📷2022年9月30日6時56分:葉陰に隠れるようにシダレエンジュの実がぶら下がっていた。

 こちらのシダレエンジュ(枝垂れ槐)は見事だよ。残念ながら、今年の花は見逃してしまった。自庭の山野草とじゃれていたのかな。

   📷2022年9月30日6時57分:小学校のフェンス脇の花壇、咲いたばかりと思われる白花のシュウメイギクと目が合った。

 ピンクと白。艶やかさと清らかさが対峙する。色が違うだけで、これほどまでに印象が異なってしまう。

   📷2022年9月30日7時6分:秋といえばキク科の花、とはいえアキノキリンソウにはまだ早いようだ。

 いつものS台中央公園に着いた。一本だけアキノキリンソウが咲いていた。
 ほら、あのベンケイソウ科のキリンソウ(麒麟草)に似ていることから、アキノキリンソウ(秋の麒麟草)と呼ぶのだとか。酒の醗酵時の泡立つ様に似ていることから、別名をアワダチソウ(泡立ち草)ともいう。これも、どの解説ページにも載っている。PCが身近なものとなり、コピペも楽になったものである。

   クリップボード履歴の一覧が表示される。

 そう、そう、コピーしたらクリップボードというところに記録されるんだけど、格納されるのは一つだけじゃないんだよ。いくつかコピーを繰り返したら、[Windows()]キー+[V]キーを押してみよう。すると、クリップボードの一覧が表示され、そこに格納された項目を次々とペーストできるのだ。

   📷2022年9月30日7時8分:シラヤマギクも咲き出したようだ。

   📷2022年9月30日7時9分:野の草は、好きなように咲いて、勝手に散っていく。

 坪庭で見る山野草は、どこかヒト属にへつらうように咲いている。
 野に生きる山野草はおもねることなく咲いている。
 人の目を気にすることより、その過酷な環境の中で生き残ることを模索しなければならない。
 葉が青虫に食い荒らされようが、花びらの一枚、二枚が欠け落ちようが、あらん限りのサバイバル術を駆使して原野にしがみつく。
 そんなシラヤマギクが、ここに一本咲いている。

   📷2022年9月27日:ここにも、独り佇むノコンギクが。

 この公園には、群れるように咲く花など一つとしてない。ぽつり、ぽつりと、たった独りで咲いている。
 このような市街地の公園で、生を全うするってことは並大抵なことではないのだろう。一人減り、二人減り、そして、・・・。


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稲荷山公園北斜面で 秋の野の花を撮る

2022年09月28日 14時58分00秒 | みんなの花図鑑

   📷2022年9月27日:オオニシキソウである。それにしても、子房が目立つことよ。

 月に1、2度、稲荷山公園北斜面を訪れる。実は、すぐ近くのクリニックに家人がかかったり、自身が診察してもらうことがあるからだ。今日は二人が受診なのだが、僕は一科だけ、家人は三科なので、その診療中にクランケから花撮り人へと変身するわけだ。
 クリニックの駐車場を横目に、北斜面へと続く取り付け道路に入る。それほど広い道路ではない。南下すると、左手に斜面を見上げる格好となる。
 早速、オオニシキソウ(大錦草)が出迎えてくれる。トウダイグサ科トウダイグサ属の一年草で、ニシキソウ(錦草)、コニシキソウ(小錦草)、シマニシキソウ(島錦草)と似た仲間は多く、中でもオオニシキソウは直立する傾向があり、草丈も20〜40cmほどになるので特に目立つ。

   📷2022年9月27日:野菊の季節である。増えもせず、減りもせず、毎年ここで咲いている。

 野菊の季節である。それにつけても、この野菊の判別法が問題なのである。もう長いこと写真を撮っているが、どれがないやらとんと見当がつかない。
 これなども、葉の形状からノコンギクだと思うのだが、花のあり様からはヨメナのようにも思えてしまう。
 そう、判断に迷う時は、最強のネーミングである「野菊」として投稿してしまう。

   📷2022年9月27日:ノブドウである。かつて、正常な成熟果は白色となるという記述を読んだことがあるが、果たして?

 ノブドウは熟すと青や紫になる、そんなことはない。色鮮やかな実の変化は、虫えいによるとされる。
 Web空間を渉猟しているうちに、「続・樹の散歩道」というページにたどり着いた。

「ノブドウの果実の多様な色は虫えい故なのか? そもそも正常な果実とはどんな色なのか?」

 植物の写真を撮る方々にとって、とても気になるタイトルである。
 その中に、「11月下旬までの間の複数回、果実のサンプルを採取して果実の断面を確認した。・・・(中略)・・・虫えい果を確認することはできなかった。」とある。いままでの常識が根底から覆る。
 こちらのページでは、ノブドウを自らが採取して実を切断し、さまざまな角度から観察することによって、虫えいと色との関係を推理している。ノブドウの実の秘密に興味のある方は必見に値する、と思えるのだが・・・。

   📷2022年9月27日:見上げるとたわわに実を付けたアオハダと思える木が。

 7~8分歩くと、斜面の上にある住宅街へと続く階段が現れる。花を探していると、どうしても俯きながらのウォーキングとなる。道の両側を矯めつ眇めつしながら歩くわけだ。
 階段下部には、自転車などの二輪車が昇降できるように、階段横にループ状の小径が設えてある。もちろん、抜かりなく左右を眺めつつ登っていると、小さな赤い実がたくさん落ちていることに気づいた。上方を見上げると、アオハダがたわわに実を付けていた。葉とのコントラストがとても鮮やかで、一幅の絵を見るようであったよ。

   📷2022年9月27日:別名マルバウメモドキといわれる。

 このアオハダ、クマの好物らしい。隣り町の飯能市や日高市ではいく度となく目撃されているらしいが、当市では幸いにしてないようだ。安心してアオハダの実を鑑賞することができた。

   📷2022年9月27日:小さなモビールのようなガマズミの実。

 今春、花を確認した覚えがないのだが、ガマズミの実が色づいてきていた。あまり実りはよくないようで、ほんの少し申し訳程度に葉陰から顔をのぞかせていた。

   📷2022年9月27日:ガマズミの実にも虫がつくらしい。

 目を凝らすと、ちょっと変わった実を付けている枝があった。形も大きさも、普通のガマズミの実とは大違い、薄気味悪いほどなのだよ。
 実は、これも虫えいのせいだ。いつもの、松江の花図鑑さんの解説を引用しておこう。

「ガマズミミケフシ ガマズミミケフシタマバエの寄生によりできる。正常果の3〜4倍に肥大し、白〜黄白色の短毛におおわれる。」

 自助努力を強要するヒト属の社会と異なり、自然界は共助の精神で成り立っているようだ。

   📷2022年9月27日:おや、仲間はいないのかな? 一人佇むシラヤマギク。

 階段を上り切ると、北斜面の展望台に行き着く。広場を横切り北側にある階段を下りる。こちらは、元来ある斜面を利用してつづら折りの山道のような細工が施されている。いかほどでもない坂道なのだが、最近、上り下りにはちょっと苦労する。
 小さなアキノタムラソウなどが坂道を彩っている。斜面の奥を覗くとシラヤマギクが一本だけ、寂しげに揺れていた。

   📷2022年9月27日:昨日投稿したヤマジノホトトギスが、この坂道に息づいていた。

   📷2022年9月27日:降り口に近いところにも、もう一本。

 昨年も、同じようなところで遭遇している。そして、多くもならず、減ることもない状態で細々とここに息づいている。
 おやっ、メールだ。家人の診察が終わったらしい。今日も、この斜面でいくつもの出会いがあった。掛け替えのないひと時であった。
 あ~っ、それにしても、もう少し満足な写真が撮れたらいいのに・・・。


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ヤマジノホトトギスに出会う! ちょっと変なのよ。。。

2022年09月27日 20時01分55秒 | みんなの花図鑑

   📷2022年9月27日:ヤマジノホトトギスかな。ふつうの。

 いつもの稲荷山公園北斜面を歩く。
 いろいろな出会いがあったのだが、それは後日詳細に。
 今日(9/27)の日記は、ヤマジノホトトギスだけ。

   📷2022年9月27日:同じ株。あららっ、花びらが・・・?

 このヤマジノホトトギスを即行で投稿したのは、この子に出会ったから。
 撮った角度のせいなのか、花びらが7枚に見える。そんなわけはないと仰るかもしれないが、この角度からだと7枚に見える。
 まぁ、こんなこと自然界では取り立てて珍しいことではないのだろうが、変化朝顔が一段落したところで、変化山路の杜鵑草に出会えた偶然を奇貨として喜びたい。
 

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九暑の時を惜しむ花 山装う頃を待ち焦がれる花

2022年09月26日 14時28分00秒 | みんなの花図鑑

九暑の時を惜しむ花

   📷2022年9月26日:切咲きなのだが、何を間違ったのか六弁となってしまっている。

   📷2022年9月26日:孔雀八重にしてからが、思いっきりはっちゃけて咲いている。

   📷2022年9月26日:日に20~30の花を付けることさえ珍しくはなかった覆輪のブルー、まだ10やそこらの花を付けている。

   📷2022年9月26日:いま、猫の額に花咲く草は乏しい。覆輪のブルーは、ここぞとばかり、傲岸不遜に咲き乱れる。

 種を育むことがあまり得意ではない変化朝顔にとって、咲くことのみが自己表現の術となる。
 だからと言う訳でもないのだろうが、九暑の時を過ぎてもなお咲くことを止めない。

夏と秋とのはざまに咲く花

   📷2022年9月26日:フウロソウ科フウロソウ属の多年草、ゲンノショウコである。

 犬走りに移されて腐っているかと思ったら、なんのなんの、この花は、置かれたところで咲く術を心得ているらしい。
 花期は、7~10月頃とされる。まだまだ見目よき様を見せてくれるだろう。

   📷2022年9月26日:小さな花穂が風に揺れ、さくら、さくら、いま咲き誇る♪

 サクラタデも、炎暑の夏など何するものぞと咲き始め、10月頃まで咲いている。
 このサクラタデが舞い散る頃、忘れた記憶とともに 想い人の声が戻ってくるの心待ちにしている方もいるのであろう。

   📷2022年9月26日:ミズヒキはタデ科イヌタデ属の多年草。ほっといても10月まで咲いている。繁殖力強し!

 ミズヒキがシダの葉陰で咲いている。今日は30度に迫ろうかという温度、日除けにはちょうどいいのだろう。

   📷2022年9月26日:終わったと思うと、別のところで顔を出し、そこでまた平気な顔して咲き出してくれる。

 ギンセンカはアオイ科フヨウ属の一年草だが、こぼれ種であちこちに芽を出して、毎年のように顔を出してくれる。
 ハイビスカス・トリオナムや朝露草などとも呼ばれ、いろいろな印象を振りまきながら、園芸家に愛されているようだ。

山装う頃を待ち焦がれる花

   📷2022年9月26日:ホトトギスの仲間らしい。なかなか咲かず、気を揉ませてくれる

 ここまで来れば、ホトトギスの仲間であろうことは自明だ。しかし、じーっと動かず、ほとんど形態に変化はない。
 だから、その種別は秘密のまま。まさかつぼみを押し開くわけにもいかず、途方に暮れている。

   📷2022年9月26日:Jack-in-the-box、何が飛び出すかお楽しみだ。

 この坪庭の一隅は、待機組の巣窟のよう。ムラサキセンブリやヒメノコンギクなどが、時が来るのをじっと待っている。
 まぁ、大方がアケボノソウの一年目の苗が繁茂しているのだが、それでも庵主にとってかなり気になる空間なのだよ。

   📷2022年9月26日:3株900円ほどで買ったダイモンジソウの一つ。

 3株900円ほどで買ったダイモンジソウ、どんな品種で、何色が咲くかは一切不明。だから、こっちは lucky bag みたいなものか。
 一つは、どうもいけないらしい。もう一つは小さな葉がちょぼちょぼと出ているが・・・。
 いまのところ、花芽がたっているのはこの鉢だけ。頑張れ!

   📷2022年9月26日:鉢植え組のヒメノコンギク。こちらは威勢がいいよ。

 坪庭の姫はこの株分け組だ。こちらの鉢植え組は、とても威勢がいい。
 小さな芋虫にたかられたのだが、ベニカXファインスプレーで事なきを得た。
 山装う頃といわず、もう数日で咲くのではないだろうか。
 いや、待てよ! 昨年は、10月末ごろだったっけ。う~んっ、ここまで来て、まだまだ焦らされるっていうのかな。。。
 

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諸行無常は世の習いーー散る花あれば、萌え立つつぼみも

2022年09月24日 11時28分38秒 | みんなの花図鑑

   📷2022年9月22日:朝顔にも老いの影が忍び寄る。

 諸行無常は世の習いとは言うものの、夏が終わろうとする頃、朝顔もつるを伸ばすことを止め、下葉から黄ばみ始め徐々に茶枯れていく。

   📷2022年9月15日:シマタニワタリノキの花が、一輪、また一輪と朽ちて、落ちていく。

   📷2022年9月15日:花がすべて落ちてしまうと、まったく様相の異なる物体となってしまった。

 つい先日まで、つんつんと花柱を伸ばし、地球との交信を企てていたシマタニワタリノキにも、容赦なく無常が忍び寄る。
 すっかり花を落としたその木は、得体の知れない球体となる。これ、実なのかな?

   📷2022年9月24日:花後に残った萼片なのかな、一部が茶ばんできた!?

 おや、さらに時が進むと、その実らしきものが茶ばんできた。えっ、このまま朽ちてしまうのか? 種はどこにあるのだろう? 花の形といい、花後の変化といい、不思議な木であることよ。

 アンダーラインの言葉だが、辞書にはないようだが? 「ば・む」という動詞を作る接尾語を応用してみた。
 この「ばむ」だが、名詞に付いて動詞を形成し、「…の様子が現れる」、「…の様子を帯びる」などの意を表す。
 したがって、ここでは「茶色になっていく」という意味で使っている。念のため、「ばかばかしい振る舞い」などを表す「茶番」ではないことをお断りしておく。

   📷2022年9月21日:葉が食いちぎられたダイモンジソウ。何かが潜んでいる。

 季節の移ろいとともに、芽吹いてくる花芽もある。ダイモンジソウだ。
 せっかく花芽が付いたというのに、葉がずたずたに食い荒らされている。
 さっそく、ベニカXファインスプレーを思いっきり吹き掛けてやった。しばらくすると、3㎝程の芋虫がのたうっていた。
 この時期、食害が結構目立つ。朝顔やヒメノコンギク、なんとユキオコシまでが蝕まれていた。

「食うなら食らえ! ともに自然を生きるモノたちにも、ほんの少しお裾分け!」

なんて、気の利いたコメントが吐けなくて申し訳ない。

   📷2022年9月16日:小さな実り。ヤマイモの零余子だよ!

 花撮り人を志して間もなくのこと、散歩の途中で目についたヤマイモの零余子を数個採取し、ベランダ脇の小庭に蒔いておいた。
 3~4前から、時期ともなると零余子をつける。それではと、採取して水に塩を加えてゆで、さらに沸騰してから4~5分で湯切りし、さらにお好みで塩をまぶす。
 そのまま酒のあてにしてもいいし、白飯にほんの少し白出汁をたらし、上述の塩ゆでした零余子を混ぜれば即席零余子ご飯ができる。焼き海苔を細切りにしてまぶせば、海のモノと山のモノとの合体だ。さらに、旨味が増すこと請け合いってもんだよ。


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