呷る、咀嚼する、嚥下する、そして喋る ~新宿西口・思い出横丁の夕暮れ時~
新宿西口・思い出横丁(まぽさん、有難うございます) |
気の置けない友と飲む酒は、何を呑んでも、何を「あて」にしても美味いものだ。時間も瞬く間に過ぎる。しかし、自分の齢を忘れてはいけない。そして、いつもと異なるのは、電車で家まで帰りつかねばならないというとても重いミッションが待ち受けている。
そんな状況の中で飲むのだから、このうっ〇ゃんの´1クール90分でお願いします´というシステムは実に有難い。
とは言いながら、右腕と口、さらに喉は、フル回転である。呷る、咀嚼する、嚥下する、そして喋るというサイクルを周期的に繰り返す。あっという間の90分を満ち足りた気分で過ごし、「じゃぁね、さいなら、また今度!」あっさりしたものである。
帰りは、あらかじめ取っておいた特急レッドアローに乗車し、『身近な雑草の愉快な生き方』を読みながら帰路に就いたわけである。
ちなみに、「あて」とは「酒の肴」のこと。酒の味を引き立ててくれる伴奏者! あっ、これは私の言葉ではない。NHK、BSプレミアムの番組「あてなよる」夏編のキャッチコピーである。料理研究家・大原千鶴さんが料理を、ソムリエ・若林英司氏が酒を供してゲストをもてなすちょっと小粋な番組。お薦めである。
ガーデン・ハックルベリーとの出逢い
アメリカイヌホオズキかな |
今日のテーマ? センニンソウが咲いたかどうかをチェックしに行ってみようか。とりあえず、いつものK氏宅方面に足を向ける。すると、今年初めてのアメリカイヌホオズキらしき個体を発見。でも、昨日の後遺症か、一眼ではピンが合わない(あっ、すいません。嘘ついちゃいました。酒のせいではありません。技術が未熟なためです(;^_^A)。とりあえずコンデジで押さえておくことに
15分ほどでK氏宅に到着。うわっ、なんとでっかいアメリカフヨウ! 実は、これっ、N_趣味の方にも投稿したのだが、ブッソウゲと似ているという声が。そう言われると、元来が小心者。違ってるよと言われているようで、心がざわつく。確かに(((uдu*)ゥンゥン でも、蕾に着目すると、アメリカフヨウは副萼片が10~15、ブッソウゲは10より多いことはないという記述があったんですが、どんなものでしょうか?
そのブッソウゲの裏側、ちょっと植え込みの奥に入ってみる。おや、初めて見る花が。これもナス科の特徴を備えた花が咲いている。イヌホオズキに似ているが、それにしてはばかにデカい。実も大きく、たわわに実っている。なんという種類かわからぬまま、数カット、撮り終える。
実は、撮ってきたその日、29日に、みん花へ投稿、花の名前を伺ってみた。さすが、うたかた花詩 さん、即答でした。「ガーデン・ハックルベリー」、初めて聞く名前。それもなんか美味しそうな響き。「食用のイヌホオズキで、完熟した実をジャムなどにするそうです」とのコメントが。イヌホオズキが食えるって知ってた? いささかびっくりである。
さらにびっくりなのは、若い実や実以外には、ソラニン等毒性の成分があるんだって。命を懸けたジャム作り、なんて。
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🌼 花の名前: | ガーデン・ハックルベリー | 📸 撮 影 日: | 2017/07/29 6:34 | |
🌱 科 目 名: | ナス科ナス属イヌホオズキ類 | 📅 投 稿 日: | 2017/07/30 | |
📝コメント: |
イヌホオズキとは異なり、オシベの部分が褐色なのだそうだ。確かに。 完熟の実だけ料理しましょうね。未熟果にはソラニンが。味はともかく体にいいとか! |
⛺️ 撮 影 地: | いつものK氏宅の庭 |
まだまだナス科の植物との出逢いは続く
ナス科ナス属ワルナスビ |
K氏宅から10分ほど歩くと、春にハゼリソウ(アンジェリア)を頂いたお宅がある。花壇を覗いてみると、なにやら美しい赤い実が。サクランボと見紛うほどの色付きを見せているこの実、ハナナスかしら? ナス科ナス属の飾り茄子、アカナスとも。しかし、よく目にするハナナスは茎が紫っぽくないですか? この子はとても美しい緑色。だから、また奥の手使っちゃいましたよ。そう、みん花への投稿でお名前頂戴である。そうしたら、やはりハナナスだって。小さな声で、´美し過ぎるハナナス´と命名してその場を後にしました。
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あっ、今日の目的、センニンソウ。ここから15分ほど歩いた畑に面した林縁に咲いていたのだが、今年はまだのよう。昨年はいつごろ投稿したのかと確認してみると、8月中旬ころだったようである。早い所では7月下旬ころから花が見られるようだが、この辺は遅いのかなぁ~?
目的のセンニンソウには会えなかったが、なにやらナス科に好かれたブラ散歩であった。