フクジュソウは、春を告げる花の一つとされている。ということは、我が坪庭でも、やっと春の片鱗を見ることができたといったところだろうか。この花は典型的なスプリング・エフェメラルの一つとされ、春の息吹を感じるとともに花を開き、夏の訪れを察知すると地上部はその姿を滅してしまうのだ。
Wikipediaのフクジュソウの項目には、「花は花弁を使って日光を花の中心に集め、その熱で虫を誘引している。そのため、太陽光に応じて開閉する」といった記述がみられる。まさにその花の姿は、パラボラ型ソーラークッカーを彷彿とさせるではないか。
一足早く、鉢植えのフクジュソウは次のミッションへの準備を始めている。
そろそろお礼肥を施そうか。葉が大きく展開し、そのミッションを完遂しようとする頃、地植えの株の隣りにでも移植しよう。
「松江の花図鑑」さんによると、島根県〜福井県辺りに自生するシロカネソウ属であるという。萼片に見られる紫褐色の斑がチャームポイントだな。
猫の額に仮住まいする同属のトウゴクサバノオやアズマシロカネソウは、まだ深い眠りの中にいる。覚醒したら、こちらも投稿しようと思っているが、果たして・・・・・・。
イワカガミ(岩鏡)という草本がある。イワウメ科イワカガミ属の常緑多年草である。花の印象が、そのイワカガミに似ているからイワカガミダマシとなったとか。出自を辿ると、ヨーロッパアルプスに自生する多年草らしい。
異称として、ソルダネラ、ソルダネラ・アルピナなどがある。どちらがこの子らしい名なのか、まだわからない。
そう、そう、たった1本だけだが、今年も花を付けた。地植えにして三年目となるが、花がついたり、つかなかったりと、なかなか安定しない。地味が合わないのかもしれないな。
この花は、もう少し増やしてもいいと思っている。年末を目途に、仕入れ先を選別しておこう。
今年購入した鉢植えのフクジュソウが花びらを散らし始めている。
そんなことなど知らぬげに、坪庭のフクジュソウはやっと花びらに色を乗せ始めたばかり。開花となると、あと数日は要する感じかな。ここのところ、平年より低い日が続いている。春はまだ遠い。
地を割るように、ぐいと角をのぞかせ始めた奴がいる。ユニコーンの角でも、イッカクの角でもない。これは、あのテンナンショウの仲間、ムサシアブミ(武藏鐙)の芽生えの様子である。
この角が、あの面妖な姿態へと変化していくのだから生き物って奴は興味が尽きないね。
坪庭住まいは、一様にのんびり屋なのかもしれない。年を越し、地にひれ伏したままの葉の陰から、一つ、二つと小さな花芽をのぞかせている。
目を凝らして見ると、かなり濃い赤、いや、赤紫かなというのだろう、そんな色が見て取れる。移植した当人は青紫と思っていたのだが、寄る年波か、確かなことは覚えていないようだ。
石塊のような盤根からにょきと異物が伸びてきた。そうこうするうちに、頭頂部がかぱっと割れ、泡粒のようなつぼみが溢れ出てくる。
タンチョウソウ(イワヤツデ)の真っ白な集散花序はもちろん美しいのだが、この色味の強い小さなつぼみの集合体も見物の一つだと思うよ(まぁ、周囲が地味~だから、このような光景に感興を覚えるのかもしれないがね)。
この時期、地が隆起し、そして割れる。何事かと思って見ていると、数多の葉が窮屈そうに背伸びし始める。これがニリンソウの芽生えだ。
まだまだ開花はずーっと先、花を待つ身の切なさをしばし忘れさせてくれる。
いや~、花がないね。地味~だね。するってぇと、やはりクリスマスローズしかないってことに。
地植えにすると、確かに、大株に育つ。しかし、写真が撮り難いことこの上ない。
こんな時、今度はかなりの大鉢に植え替えてみようかな、なんて思ってしまうのだよ。なんて定見のないやつなんだろうねぇ~ 笑
とても丈夫な花だと言われる。猫の額には、伊予の国の花友さんのご厚意でやってきた。
だが、数年の間、花付きが芳しくなく、鉢に盛ったり、地に下ろしたり、はたまた、鉢に戻したりと転変を繰り返し、昨年あたりからやっと安定して花を付けるようになった。
秋が終わりを告げ、冬の到来を見ても、葉をすべて枯らすことはない。キンポウゲ科イチリンソウ属の植物のなかには常緑の葉を持つモノがあるが、このアネモネ・シルベストリスもその一つである。
この西洋オダマキ(アクイレギア)も常緑のようだ。昨年の葉を枯らすことなく新芽が萌え出してきている。
オダマキには水滴がよく似合う。写真を撮るとき、ほんの少し霧吹きで水を吹きかけてやると、瑞々しいまん丸の雫を結んでくれる。
晩夏から初秋にかけて、茎先に薄紫の総状花序を付ける。自生地では絶滅危惧Ⅱ類 (VU)とされている。
いつ入手したのか記憶にない。鳴沢の山野草店から連れて来たヤマルリトラノオが☆彡になり、それを偲んで入手したのではなかったか。
ベランダから坪庭へと続く境界に植えてしまったがため、粗忽な主にいつも踏み拉かれている。それでも、絶えることなく、春ともなれば青々とした新芽を萌してくれる貴重な草の一つである。
このホトトギスも芽出しは早い方である。すでに、そちこちで小さな命を芽吹かせている。
何度も申し上げたが、昨年、スズカケソウを頂戴した。すくすく伸びて1メートルほどとなったが、ふと思い立ち、根元から25㎝ほどを残し、先の方を3分割ほどに切り分けて挿してしまった。その一つがこれである。
近ごろ、ついと頭を擡げ、天を見つめ始めている。クローン(?)が親を凌駕しようと思い始めたようだ。
2016年に購入したSONYのDSC-HX400Vをいまだにメインマシンとして使っている。
さすがにバッテリーがヘタって互換品を何度か買い足していたのだが、最近ネット上であまり見かけない。
もちろん、Sストアには在庫があるが、ご存じの通り、純正品はお高いのですよ。そう、いまでも「6,061 円(税込)」なんてことになっている。
いろいろ検索していたら、Y社のオークションに出品されていた。「PSE認証2023年12月モデル 2個 NP-BX1 互換バッテリー 支払金額:2,190円」也。
オークションに手を染めるのは十年ぶりくらいになると思うが、迷わず即落札してみると、1,095円のクーポンが利用でき、支払金額は1,095円とのこと。
もちろん、フツーに使えているのでとても得した気分なのである。
味をしめて、という訳ではないが、無聊を慰めるため、昨日(2/22)、当該オークションサイトで「山野草の種」を検索してみた。
う~んっ、出てくる、出てくる、確かに、いっぱいリストアップされているではないか。気になったというか、思い出したというべきか、「山野草 種 北岳のミヤマクワガタ 採れたて100粒」という商品。まだ、手元には届いていない。届いて、播種が上手くいったなら続編を!
(拝借した上記写真は花びらがブルーだが、「北岳のミヤマクワガタ」は赤紫が濃く出る傾向があり、「アカイシミヤマクワガタ」などと呼ばれることがあるようだ。)
何が気になり、どんなことを思い出したかというと、2017年6月に山中湖花の都公園に出掛けた。それまで、植物園などとんと無頓着であったのだが、みん花(当時)に投稿する花を求めて訪ねたのである。
そこで出会ったのが、上記のコテングクワガタ(撮影場所:35°26'21.7"N 138°51'12.4"E)であった。オオイヌノフグリに似てるって? その通り、なんか随分丈高いオオイヌノフグリだななんて思った記憶がある。この花を契機に、クワガタソウ属のことを知り、いろいろな同属の写真を撮ってきた。そのアーカイブに「ミヤマクワガタ」を加えたいと思ったのである。
ミヤマクワガタ、検索ではとても手を焼いた。そう、あの虫のクワガタさんの方が人口に膾炙しているらしく、なかなか思う項目がヒットしないのは笑えたな。
2023年11月30日に連れてきたリンゴンベリー(コケモモ)の花が咲き続けている。時期外れに咲いているので、結実は見られない。
一般的な花期は6月頃からとされているようだ。このままほったらかしでも、適期にしっかりと咲いてくれるのであろうか?