夏至(2023年6月21日)から数えて11日目、七十二候のうちの半夏生(2023年7月2日)が始まる。
半夏とは、この時期、畑などに生えてくるサトイモ科ハンゲ属のカラスビシャクのことを指す。
「半夏 生ず:はんげ が しょう ずるころ」という意味のようだ。
この七十二候の半夏生の名に由来するドクダミ科ハンゲショウ属の草本がある。特徴のある葉と花をを持つハンゲショウである。
この草本は細長い総状花序に隣接する頭頂部の葉が、ある一部分を残し白化する。そんなことから、半化粧という文字を当てることもある。
下垂した穂状の花に寄ってみると、何か得体の知れない生物が蠢いているかのようだ。
菩提寺の塔婆代を払い込みに郵便局へ向かう。家を出てすぐ右手にある駐車場に、まだ咲きやらぬ見慣れぬ形状のつぼみを発見した。小さいが、よく目にするフヨウ科のつぼみに似ている。
とりあえず、カメラに収めて先を急ぐ。帰宅後Googleレンズを当ててみると、「ヤノネボンテンカ」「タカサゴフヨウ」などとの検索結果が出た。はい~、花を見れば一目瞭然なのだが、こんな状態で出会うと面食らうものだ。日ならずしてほころぶことだろうから、また撮りに来ようと思う。
駐車場を後に、小学校前の貸し農園付近を通り、いつものS台中央公園を縦貫し、団地内郵便局へ。
貸し農園では、チョウセンアザミか、カルドンかは判断が付きかねるが、いずれにしてもキク科チョウセンアザミ属の植物が天を衝くほどに枝葉を伸ばし、辺りを睥睨していたよ。
捩くれた人生なんて潔しとしないとばかりに、まっすぐに生きることを決めたネジバナに出会った。
通り一遍の人生などに面白みなどあるものかと、紆余曲折の人生に活路を見出そうとするネジバナにも出会った。
まっすぐだろうが、ねじ曲がろうが、こと花に関しては、それぞれの生き方、咲き方をリスペクト!