Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

七十二候 半夏生(はんげしょう)を前にして

2023年06月27日 11時38分05秒 | みんなの花図鑑
 📸2023年6月18日:ハンゲショウ(半夏生 半化粧(ドクダミ科ハンゲショウ属の多年草)
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 📸2023年6月26日:半夏生と書く。半化粧とも。
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 📸2022年5月8日
 カラスビシャク(烏柄杓:サトイモ科ハンゲ属の多年草)
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 夏至(2023年6月21日)から数えて11日目、七十二候のうちの半夏生(2023年7月2日)が始まる。
 半夏とは、この時期、畑などに生えてくるサトイモ科ハンゲ属のカラスビシャクのことを指す。
「半夏 生ず:はんげ が しょう ずるころ」という意味のようだ。

 この七十二候の半夏生の名に由来するドクダミ科ハンゲショウ属の草本がある。特徴のある葉と花をを持つハンゲショウである。
 この草本は細長い総状花序に隣接する頭頂部の葉が、ある一部分を残し白化する。そんなことから、半化粧という文字を当てることもある。
 下垂した穂状の花に寄ってみると、何か得体の知れない生物が蠢いているかのようだ。

 📸2023年6月26日:ヤノネボンテンカ(矢の根梵天花:アオイ科 ヤノネボンテンカ属)
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 菩提寺の塔婆代を払い込みに郵便局へ向かう。家を出てすぐ右手にある駐車場に、まだ咲きやらぬ見慣れぬ形状のつぼみを発見した。小さいが、よく目にするフヨウ科のつぼみに似ている。
 とりあえず、カメラに収めて先を急ぐ。帰宅後Googleレンズを当ててみると、「ヤノネボンテンカ」「タカサゴフヨウ」などとの検索結果が出た。はい~、花を見れば一目瞭然なのだが、こんな状態で出会うと面食らうものだ。日ならずしてほころぶことだろうから、また撮りに来ようと思う。

 📸2023年6月26日:チョウセンアザミか? カルドンか?
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 駐車場を後に、小学校前の貸し農園付近を通り、いつものS台中央公園を縦貫し、団地内郵便局へ。
 貸し農園では、チョウセンアザミか、カルドンかは判断が付きかねるが、いずれにしてもキク科チョウセンアザミ属の植物が天を衝くほどに枝葉を伸ばし、辺りを睥睨していたよ。

 📸2023年6月26日
 ネジバナ(捩花:ラン科ネジバナ属の多年草)
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 📸2023年6月26日:生き方、咲き方は、誰に問われることはない。個性だものね。
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 捩くれた人生なんて潔しとしないとばかりに、まっすぐに生きることを決めたネジバナに出会った。
 通り一遍の人生などに面白みなどあるものかと、紆余曲折の人生に活路を見出そうとするネジバナにも出会った。
 まっすぐだろうが、ねじ曲がろうが、こと花に関しては、それぞれの生き方、咲き方をリスペクト!
   

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夏至り 藪に棹差す 忘れ草

2023年06月24日 19時10分10秒 | みんなの花図鑑
 📸2023年6月24日:ワスレグサ(忘れ草:キスゲ亜科ワスレグサ属の多年草)
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 📸2023年6月24日:裏の藪にワスレグサがほころび始めたようだ。
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 上から見て、それらしい葉が繁茂していることは認識していた。カンゾウの類かなと思っていたが、ついぞ花を見たことがなかったように思う。

   夏至り 藪に棹差す 忘れ草

   夏至る 藪に棹差す 忘れ草


 📸2023年6月24日:チドリソウ(千鳥草:キンポウゲ科コンソリダ属の一年草)
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 チドリソウ(千鳥草)である。異称として、ヒエンソウ(飛燕草)とある。
 いずれにしても、鳥の化身のようである。

   わが庵に 乱れて飛ぶや 千鳥草



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山野草の栽培でも、数を重ね、年経ると・・・。

2023年06月22日 13時52分58秒 | みんなの花図鑑
 📸2023年6月22日:レンゲショウマ(蓮華升麻(キンポウゲ科レンゲショウマ属の多年草)
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 📸2023年6月22日:萼片に割れ目が見えてきた!
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 山野草の栽培でも、数を重ね、年経ると、鮮明になることがあるのかなって、今日はそんな話をいくつか拾ってみたのだが・・・・・・。

 夏至の翌日、それほど強い降りではないが、朝から間断なく雨が降っている。時間とともに雨脚は強くなるようだが、気温も上がらずロンTを着込んでいる。
 所在ないので、ベランダのレンゲショウマを撮ってみる。一般的に、花期は7~8月とされている。間もなく花が見られそうだ。
 そんな思いでつぼみを見ると、萼と萼の間にほんのり白い条が見て取れる。贔屓目などではない。確かに、上から下へと亀裂が走っている。
 一番外側の萼は、ご覧のように薄緑色を帯びている。これが、赤褐色というか、濃い目の紫色が散ったというか、徐々に色を深め、そして、弾けるのだ。

 📸2023年6月22日:埼玉県警察航空隊が保有する川崎 BK117D-3というヘリらしい。
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 一人、悦に入ってレンゲショウマを撮っていると、上空でヘリの飛行音が。う~んっ、気が散る!
 機体記号「JA634P」とのペイントがなされているようだ。Gレンズをあててみると、埼玉県警察が保有するKawasaki BK117D-3なのだという。埼玉県警察航空隊は入間基地にヘリポートと格納庫があるというからそこからの飛来なのだろう。
 うっ、事件か? 事故か? それとも、単なる訓練飛行?

 📸(OLYMPUS SH-25MR):2023年6月20日
 斑入りツユクサ(斑入り露草:ツユクサ科ツユクサ属の一年生植物)
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 📸(OLYMPUS SH-25MR):2023年6月22日
 路傍で摘んできてから、もう5~6年がたつであろうか。
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 5~6年前、路傍で摘んできてから、絶えることなく世代交代を繰り返し、斑入り模様のバリエーションを見せつけてくれている。
 いいものだね! 斑が入るだけで、何か違う雰囲気が漂い、異なる植物を見ているような気になるんだ。

 あっ、ここから2012年3月に発売されたOLYMPUS SH-25MRで撮っている。スーパーマクロモードで1㎝まで寄ることができる。十年越えだけど、まだまだ現役!

 📸(OLYMPUS SH-25MR):2023年6月22日
 タンナワレモコウ(丹那吾亦紅:バラ科ワレモコウ属の多年草)
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 これが、ワレモコウの開花の状態。ご覧の通り、花茎の頭頂部に穂状の花序がある。
 とは言っても、花びらはなく、濃い赤褐色の4枚の萼片が花びらのように見えている。
 遠目で見ると小坊主が背比べをしているようで、なかなか印象深い絵となるのだが・・・。

 📸(OLYMPUS SH-25MR):2023年6月22日
 ミノシライトソウ(美濃白糸草:シュロソウ科シライトソウ属の多年草)
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 花が終わった。もう見るべきものはないと思っていたが、何のことはない、しっかりと卵形の蒴果を蓄えていた。
 長年育てていて、昨年気が付いた。自然と言えば自然、当たり前と言えば当たり前のこと。うっかりと言えばそれまでだが、いかに対象を見ていなかったのか、もう少し複眼の視野を持つことができていれば、もう少し違った世界を見ることができたのになぁ~と、臍を噛む思い。長い人生だもの、こんなこといくらでもあるよね。
   

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ナチアワモリショウマの開花のことなど

2023年06月20日 19時55分00秒 | みんなの花図鑑
 📷2023年6月20日:ナチアワモリショウマ
 (那智泡盛升麻(ユキノシタ科チダケザシ属の多年草)
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 ちょうどよい大きさで、泡粒がほころび始めたようだ。矮小性のアワモリショウマである。
 夏の縁側で線香花火がぱちぱちと火花を飛ばす、そんな風情を感じさせる花の一つ。ちょっと早いかもしれないが、夏至の前日に相応しい花姿かもしれない。

 📷2023年6月20日:タンナワレモコウ
 (丹那吾亦紅:バラ科ワレモコウ属の多年草)
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 タンナ? 韓国済州島の古名などとの解説が見られる。「耽羅(たんら、ちんら、とむら、朝鮮語: 탐라)」を指すのかな?
 詳しいことはわからないが、矮小性のワレモコウ、「タンナワレモコウ」だとの名札を信じて買ってきた。
 この小坊主たち、いい感じだこと! 猫の額にはちょうど良いハマり具合だ。

 📷2023年6月20日:ミショウキシア・カンパニュロイデス
 (キキョウ科ミショウキシア属の二年草もしくは多年草)
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 あのミショウキシアが咲き進んでいる。見事だね! じめじめとした気候と、夏の暑さには、ことのほか弱いのだとか。
 種が取れるといいのだけど、叶わぬ願いだとの記述がみられる。

 📷2023年6月20日:ギンセンカ(銀錢花:アオイ科フヨウ属の一年草)
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 ぽつりぽつりと咲いている。消えそうで消えないギンセンカ、こぼれ種で更新され、気が向いたら勝手に咲いている。
 咲けば咲いたで、その表情に魅入ってしまう。派手さはないが、心に染み入る花の一つかも。

 どうもSonyのコンデジの調子がよくない。今日は、Aquos Sense 7でお茶を濁した。
 こんな時は引きずるもので、まだ4年ほどのやはりSonyのBraviaも、Androidロゴの辺りで再起動を繰り返し、テレビ画面が表示されなくなってしまった。ストアで修理の見積もりを取ると5万ほどになるという。こいつ、見限った。CN製はいろいろと不安もあるし、値頃感のあるKRにでも変えてしまおうか。


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幻花:ミショウキシア・カンパニュロイデス咲く!

2023年06月18日 13時20分55秒 | みんなの花図鑑
 📷2023年6月17日:ミショウキシア・カンパニュロイデス
 (キキョウ科ミショウキシア属の二年草もしくは多年草)
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 ミショウキシア・カンパニュロイデス(学名:Michauxia campanuloides)が咲いた。
 Michauxiaがキキョウ科であることを示し、これはフランスの植物学者Andre Michauxにちなんでの命名という。campanuloides「Camphora(ホタルブクロ属)に似ている」との意で、花冠の形状を見ての命名であるとか。
 ただ、ご覧の通り、ホタルブクロの仲間にありがちな釣鐘状の容姿ではなく、花被片が展開され花びらの先が反り返るように咲いている。確かに、つぼみの形状は、ホタルブクロに似てないこともないけどね。

 📷2023年6月17日:長く伸びた花柱の先には、細かく切れ込みが入っている。
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 花芯に鎮座する見事な子房が目を引く。長く伸びた花柱の先には、細かく切れ込みが入っている。
 茎や葉など、鋭い棘刺が密生しているが、この花柱もみっしりと毛に覆われているのがわかる。

 📸2023年6月18日:二番花が花開こうとしている。
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 📸2023年6月18日:ちょぅと失礼して覗いてみる。
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 今日(6/18)、二番花がほころび始めた。失礼は承知で、下方から花芯を覗かせていただく。
 花柱の周りは、まだ分化しえない雄しべなのだろうか、しっかりと保護されえいるかのよう。開花は進行すると花柱も伸び始め、雄しべもそれとわかるほどに分化したかに見える。

 📸2023年6月18日:花柱が反り返っている。
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 📸2023年6月18日:バックシャンでもある!?
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 17日の画像と比べると、花柱の形状が大きく異なる。くるっと外側に丸まっているよね。
 キキョウなどでもこのような光景を目にするが、やはり氏素性は争えぬってことなのかな。

 それにしても、「幻花」ってのは大袈裟じゃないかいとの声が漏れ聞こえてくる。だけどね、Googleで「ミショウキシア・カンパニュロイデス」を検索すると、「約 161 件 (0.26 秒)」なんて表示が得られた。けっこう情報が少ないってことだよね。あまり顧みられない花ってことなのかな。。。


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