📸2024年4月30日:アマドコロ、白花イカリソウ、リキュウソウ、フタバアオイ、サクラソウなど。
📸2024年4月30日:そのサクラソウだが、当地に来て一気に花開いた。
この辺りにはニリンソウが繁茂していた。意外と強靭で、ここだけではなく各所で勢威を誇っていた。
そこで、彼女たちには退去願い、三種の山野草を植え込んだ。アマドコロは先日山梨方面へと旅に出た折り、最寄りの農産物直売所で見つけ連れ帰った。ちなみに、300円ほどだった。白花イカリソウとサクラソウは、秋田の花友さんが送って下さったものである。リキュウソウ(利休草)とフタバアオイは、以前からこの辺りに仮住まいしていた。
到来した折りには固いつぼみであったサクラソウも、こちらの陽気にびっくりしたのか、一気にほころび始めている。
📸2024年4月30日:ヤマアジサイ奏音、キレンゲショウマ、レンゲショウマ、キバナホトトギス、シロバナホトトギス、等々。
📸2024年4月30日:まだ若葉が萌し始めたばかりだが、小さなバイカイカリソウが彩を添えている。
昨年、この辺りも大幅にレイアウト変更した。レンゲショウマやホトトギスの仲間など、初夏から秋にかけての花が多い。
一時、枯れんばかりとなったヤマアジサイ奏音(左端)もなんとか復活し、さほど多くはないがつぼみも育ってきている。
📸2024年4月30日:チョウジソウ(丁子草:キョウチクトウ科チョウジソウ属の多年草)
坪庭からちょっと離れよう。こちらはチョウジソウである。一時は坪庭に植えていたのだが、あまりにも増えてしまったので掘り起こし、半分は鉢取りし、もう半分は南側のウナギの寝床状の小庭へと移植した。
こちらは花台の上の鉢植えである。行儀よく並んで、道行く人を眺めては何か小声で囁いている。
【📸2024年4月29日:サクラソウ(桜草:サクラソウ科サクラソウ属の多年草)】
4月29日、サクラソウが開花した。我が家のサクラソウ・里桜は、とうの昔に花は終わっていた。
こちらのサクラソウは、4月24日、秋田の花友さんが送って下さった三種の山野草のうちの一つであった。
そう、届いた折りには、まだ固いつぼみのままだったのである。
この時期、「桜前線が北上する」というフレーズをよく耳にしたが、縦に長い日本列島の気候の違いをまざまざと実感される出来事であった。
【📸2024年4月29日:コマクサ<ディセントラ>丹頂(駒草:ケマンソウ<ケシ>科コマクサ属の多年草)】
「丹頂}という名の駒草が萌芽した。ニリンソウの陰に隠れていたため、迂闊にもこの状態になるまで気付かなかったのである。
初めて挑戦する山野草は、1ポットから始めることとしている。そう、コマクサの類はこの丹頂が初めてなのだ。
花の時期は、6~7月とされている。まだまだ先は長い。恙なく育ってくれるといいのだが。
【📸2024年4月29日:イワチドリ(岩千鳥:ラン科 ヒナラン属の多年草)】
イワチドリが活性化している。あちこちでほころんでいるのだが、他の葉陰に埋もれてしまい一望できないでいる。
暑くなったり、寒かったり、天候不順(もう、これが常態なのかもしれないが)が災いしてか、消えるモノが消えず、旬を迎える時期が早過ぎたりと、季節が交錯しているかのようである。
【📸2024年4月26日:早朝、ホテルを出た。富士山が背伸びをして山から頭を出していた。】
【📸2024年4月26日:あっ、感動の朝食は散歩の後で頂くつもり。】
【📸2024年4月26日:ベニカナメ(レッドロビン:バラ科カナメモチ属の常緑小高木)と出逢う。】
【📸2024年4月26日:この地へは何度も訪れているが、駅を見るのは2度目かな。】
【📸2024年4月26日:あっ、またベニカナメの花だ!】
【📸2024年4月26日:とある河原にキリの花が。キリさんは、バックシャン(←死語?)でもあった。】
【📸2024年4月26日:街路樹を撮る。この時期、ヤマボウシとハナミズキが人の目を惹く。】
【📸2024年4月26日:大蔵経寺とあった。寿老人とオオデマリ、なにかの暗示か?】
【📸2024年4月26日:ホテル裏手川沿いに薔薇の小道があった。】
【📸2024年4月26日:カクテルが咲いていた。昨晩は芋焼酎を呑んだ。洋酒系はちょっと苦手だ。】
【📸2024年4月26日:この薔薇はなんというのだろう? どうも薔薇の名は難しすぎる。】
【📸2024年4月26日:朝食後、県立考古博物館に向う。ナウマンゾウの臼歯が出迎えてくれた。誰の脚だ?】
【📸2024年4月26日:博物館は甲斐風土記の丘・曽根丘陵公園にある。】
【📸2024年4月26日:深鉢型土器を撮った。誰かがカメラを構えて映り込んでいた。君は、誰だ??】
【📸2024年4月27日:キレンゲショウマ(黄蓮華升麻:アジサイ科キレンゲショウマ属の多年生)】
やはり地植えの方が成長が早いのかな?
株分けした地植え、ほんの少し丈高く、茎もしっかりしているような気がする。
まぁ、限られた空間で精一杯生きていってほしいな。
【📸2024年4月27日:キキョウ(桔梗:キキョウ科キキョウ属の多年草)】
昨年購入し、花後、地植えとしておいた。
何を思ったか、この春掘り起こし、再度、鉢植えとした。
それでも、素敵な葉色が目に優しく映り込んでくる。
はて、花は付けてくれるのかしらん。
【📸2024年4月27日:ハコネギク(箱根菊:キク科シオン属の多年草)】
同時期に購入したタニガワコンギクは驚くほど増えた。
ところがである、ハコネギクは気難し屋さんなのか、まだこんなものなのである。
なんか由緒正しい深窓の佳人といった風情なのだが、これは生育方法が間違っているのかな?
【📸2024年4月27日:ヤブコウジ(藪柑子:サクラソウ科ヤブコウジ属の常緑小低木)】
いままで相性が悪いのか、なかなか長続きしなかった。今度は大丈夫そうだね。
新芽の柔らかな色彩が心震わせる。
【📸2024年4月27日:ヤマアジサイ かなと(山紫陽花 奏音:アジサイ科アジサイ属の落葉低木)】
本体は坪庭に地植えにしてある。こちらは挿し木だ。
たった二本だけ活着したのだが、しっかりつぼみを付けてくれている。楽しみな奏音の成長である。
【📸2024年4月25日:山梨岡神社のフジ】
山梨岡神社――山梨県笛吹市春日居町鎮目にある神社である。4月25日、久しぶりに旅に出る。この辺りは、幾たびも訪れているので名所旧跡を求めての旅ではない。とあるホテルに一泊して温泉に入り、飯を食らうということが目的だ。
だからと言って、朝食後には車を出そうと思っているので、いくつか観光スポットを巡って、夕食までの時間をやり過ごさなければならない。
ネットニュースを読み飛ばしていると、地方版ニュースに「樹齢200年のフジの花が満開」という記事を見つけた。
25日、まずは韮崎の大村美術館を目指し、近くの蕎麦屋で遅い昼食を摂り、ホテルに入る前のひと時をこの神社で過ごそうと思ったのである。
「マメ科のフジ、根回り一五五センチ、古くなれば幹が分かれるフジの特性をよくあらわし、根元から三本、六本、五本と分かれている。
地上から3・5メートル上で三本はスギ(現在は電柱)によじ登り、二本は鉄製の棚(十一・五メートル四方)いっぱいに広がり更に北側中央のエノキによじ登っている。」
平成二(西暦1990)年三月三十日、春日居町教育委員会の手になる「山梨岡神社の藤」の説明用看板からの引用である。
ちょっと意味不明瞭な部分もあるが、高さといい、広がりといい、見る人を魅了するに値するフジといえまいか。
あの疫禍以前(いまも安穏とはできないようだが・・・)は、毎年、桜の咲く時節を狙って各所の桜を楽しんできた。そろそろ腰をあげようかと思っていたが、今年は機を逸した。そこで、すでに葉桜となってしまったこの時期に出立することとなったのだが、フジはフジでよいものであった。
200年の長きに渡って参拝する人々を迎え、ある時はその花で人を魅了し、またある時は辺りを覆う葉でひと時の涼を恵む。もちろん、あの足利のフジのように広く人口に膾炙したフジではないにしろ、いま、この時期を彩る姿に安らぎさえ覚えた一瞬であった。
山梨岡神社(ヤマナシオカジンジャ)
住所 〒406-0015 山梨県笛吹市春日居町鎮目1696
【文化財】
◎国指定文化財:本殿
◎県指定無形文化財:太々神楽
◎市指定文化財:夔(キ)の神
◎市指定天然記念物:フジ