Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

クチナシグサとウメガサソウのこと

2023年04月29日 09時46分28秒 | みんなの花図鑑
 📷2023年4月28日:クチナシグサ(梔子草:ハマウツボ科クチナシグサ属)。
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 📷2023年4月28日:今年はとてもよく繁茂しているように思うのだが・・・。
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 ハマウツボ科クチナシグサ属の1年草(もしくは2年草)、クチナシグサである。1㎝あるかなしかの小さな唇形の花を付ける。なかなか愛らしい花である。
 この付近では、すぐ近くのS台中央公園で見ることができる。だが、「日本のレッドデータ検索システム」によると、埼玉カテゴリーでは「準絶滅危惧種」に該当するようである。
 この花を認識してから、もう4~5年になるのではないだろうか。例年、さほど大きなコロニーを作ることなどなかったように思うのだが、今年はかなり大きな叢を形成しているように思う。

 📷2023年4月27日
 ウメガサソウ(梅笠草:ツツジ科イチヤクソウ亜科ウメガサソウ属の常緑草状の小低木。)
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 📷2023年4月27日:結界に護られている。ちょっと距離がある(ピンボケの言い訳 笑)。
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 📷2023年4月27日:ご丁寧な説明書きが掲示されていた。
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 ウメガサソウが萌してきたようだ。A坂の森で、この花が生息していることを知ったのはほんの数カ月前のことである。久しぶりに、周回コースをウォーキングした折に結界が張ってあることに気づいた。なんだろうと思い近寄ってみると、小さなプレートがあり「ウメガサソウ」との記述があった。
 物の本にはツツジ科イチヤクソウ亜科ウメガサソウ属の常緑草状の小低木とあるが、A坂の森では冬の間ほとんど姿を確認することなどできなかったのだが。
 実は、こちらもレッドデータの埼玉カテゴリーでは、「絶滅危惧Ⅱ類」とされているようである。厳重なる結界とご丁寧なプレートは、この故であるかと納得。
 すでにつぼみが見えているので、日ならずして咲くのかな。関連サイトなどを拝見すると、一般的に花期は6~7月とあるのだが、この花も季節を違えて咲こうとしている?


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いま、二種のナデシコが咲いている

2023年04月28日 15時30分05秒 | みんなの花図鑑
カワラナデシコが咲いた!

 📷2023年4月28日:カワラナデシコ(河原撫子:ナデシコ科ナデシコ属の多年草)。
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 あのいわくつきのカワラナデシコが咲いた。
「かなりフライング気味だろ~っ!」と声には出さず、ツッコミを入れる。

 📷2023年1月15日:この花、耐寒性常緑多年草なのであった。
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 昨秋、こぼれ種から発芽し、緩慢な成長過程を経て、気づいた時にはつぼみを膨らませ年を越した。
 再掲となるが、上記が2023年1月15日の状態である。

 📷2023年3月2日:花茎の一つが消滅していた!
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 いわくつきと申し上げたのは、3月2日の早朝、奇禍に遭ったことを確認したからである。
 こちらも再掲となるが、花茎の一本がすっぱりと切り取られたかのように消えていた。
 長かったね、カワラナデシコよ。あんなことがあってからほぼほぼ二カ月が経過、やっと開化の運びとなった。

四季咲きナデシコは咲き続けていた!

 📷2023年4月28日
 四季咲きナデシコのつぼみが解けてゆく 。
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 📷2023年4月28日
 あと少し 負けるな瞿麦 花と咲け。
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 日々、いくつかのつぼみが解けていく。そして、先に開花した花たちのいくつかが萎れていく。
 無限に続くかと思われたこのサイクルだが、当然、いつか途切れることがあるのだろう。これも、自然の摂理とかいうやつか。
 昨年10月末に猫の額にやってきた四季咲きナデシコ、紆余曲折がありながら、すでに半年ほど仮住まいを決め込んでいる。
 (瞿麦、「クバク」と読む。撫子の異称)

 📷2022年10月25日
 ガーデンシクラメンとともに農産物直売所からやってきた四季咲きナデシコ。
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 📷2023年4月27日
 四季咲きナデシコ、切り戻してから二か月後の姿。
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 昨年10月末に購入した四季咲きナデシコ、珍しく花柄摘みに勤しんだ。僕の園芸人生なんてまだまだ短いものなんだけど、多分、これほどしっかりケアしたことなどなかったと思う。
 なるほど、こうやれば、つぼみが順次再生されるんだね、ということを実感した。しかし、しばらくすると、花びらが縮こまったしけた花しか出てこなくなった。今年、2月頃のことである。
 どうしたもんかな? いつもだったら、この段階で廃棄処分に走っていたことだろう。ところが今回は、「そうだ、切り戻してみようか!」などという殊勝な考えが脳裏をよぎった。
 どうだろう、二カ月経ち、素敵に再生した四季咲きナデシコの姿は。


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ホトトギスとハンショウヅルの仲間たち

2023年04月26日 13時36分36秒 | みんなの花図鑑

 📷2023年4月26日:三種のホトトギス(杜鵑:ユリ科ホトトギス属の多年草)。
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 昨年入手した三種のホトトギス、左から黄花ホトトギス、白花ホトトギス、玉川ホトトギスが、そろりそろりと葉を広げていく。
 やはり、ホトトギスの系統はいいね。期待に違わず、しっかりと芽を出し、成長してくれている。
 実は、一昨年、黄色のホトトギスの花が見たくてチャボホトトギス(矮性種)を求めたのだが、花は見ることができたものの、翌年その姿を確認することができなかった。
 リベンジのつもりで上記を求め、そして、今がある。

 📷2023年4月26日:坪庭に播種した白花ホトトギスたちのいま。
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 📷2023年4月26日:白花&玉川の一部は、坪庭に地植えとした。
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 特に、白花ホトトギスはたくさんの種を実らせ、播種の楽しみまでもたらしてくれた。
 蒔きましたよ、蒔きましたとも。坪庭にも、ご覧の通り、しっかりと芽吹き、順調に生育が進んでいる(いまのところだけど・・・)。

 さらに、三組の鉢土を変えた折り、想定以上に芽が萌していた白花と玉川の一部を、坪庭の紫陽花の下に地植えとした。
 うん、鳥類の方は子育てが嫌い(?)のようで托卵の習性があると聞くが、ユリ科のこの花はとても子育て上手のようである。

 📷2023年4月24日
 パテンス(カザグルマ)八重系 ユキオコシ、いまだ健在なり。
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 📷2023年4月26日
 艶やかではあるが、押しつけがましくない印象を覚える。
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 今日(4/26)、「みんなの趣味の園芸」を閲覧していたら、旧知のCさんのページで、「ダッチェス オブ エジンバラ」がUPされていた。
 一目見て、「おや、おや、似ているなぁ~!」と思ったものである。何がって? このユキオコシの容貌となんだけど、まぁ、いずれもがパテンス(カザグルマ)系の八重咲きだから、似ていても当然なのかしらん。

 昨年は、2つほどの花を見たばかりだったが、今年は6つ、7つ、8つとほころんでくれ、いまなお、現在進行形で推移している。

 📷2023年4月26日
 コウヤハンショウヅル(高野半鐘蔓:キンポウゲ科センニンソウ属のつる性低木)。
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 ユキオコシと一緒に入手した三種のハンショウヅルの一つがこのコウヤハンショウヅル、こちらもたくさんの花を付けてくれている。昨年と比べ、さすがに花の大きさは小ぶりなようだけどね。
 ただ、残念なのは、もう一種のミヤマハンショウヅルが葉も出さず、つぼみも萌すことなく、ツルがツルのまま、いまだになんの音沙汰もないこと。枯れちゃったってことなのかな?


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季節の風が 花の姿を変えてゆく

2023年04月24日 13時43分08秒 | みんなの花図鑑

 📷2023年4月23日:ベニバナショウマ
 (紅花升麻:チダケサシ属(アスチルベ属))。
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 ベニバナショウマが泡立ってきた。この花穂がしっかりしてくると、季節は初夏を思わせる風を運んでくる。
「紅花ショウマ」という名札が付いていた。ほぉ~、白じゃないショウマもあるのかと思って買った覚えがある。
 ところが、「紅花ショウマ」で検索すると、あまりにも情報が少ないことに気が付いた。園芸種のアスチルベには、白やら、赤やら、桃色まで、いろいろな色の花が咲くことは知っていた。いずれにしても、チダケサシ属だか、アスチルベ属なので、似たモノ同士ということなのかもしれない。
 最近、「桃花穂咲き升麻」というのがあることを知った。似ていないことはないのだが、もっと花色が濃いように思う。
「アスチルベとするより、ショウマ(升麻)とした方が、山野草の愛好家にも手を出してもらえるのではないか」などといった類の園芸店のマーケティング戦略の一つなのかな?

 📷2023年4月22日:ミノシライトソウ
 (美濃白糸草:シュロソウ科シライトソウ属の野生の多年草)。
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 📷2023年4月24日
 するり するりと ほどけていくかな。
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 穂咲きといえば、ミノシライトソウが解けてきた。その名の通り、白い糸を紡ぎ出し始めたのである。
 期せずして三種の寄せ植えとなったあの鉢で、二番目に花開いたという訳だ。
 ツクシカラマツの花は5月に入ってからのことだろうから、三種の揃い咲きは難しいことかもしれない。

 📷2023年4月22日:ミヤコワスレ
 (都忘れ:キク科シライトソウ属の野生の多年草)
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 📷2023年4月24日
 一番小さなミヤコワスレは地に戻した。
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 ここ二年ほど、地植えにしておいたミヤコワスレが精彩を欠いていた。
 それではと、大小三つの鉢に盛って年を越した。咲かねばとでも思ったか、ご覧の通り覚醒した。
 ベランダ脇のウナギの寝床状の小庭をちょっといじったので、早速もう一つの小鉢に仮住まいのミヤコワスレは地植えとしてしまった。

 📷2023年4月24日:白花ヒメフウロ
 (白花姫風露:フウロソウ科フウロソウ属)。
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 📷2023年4月24日:ユキワリソウ
 (雪割草:キンポウゲ科ミスミソウ属の多年草)。
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 📷2023年4月24日:ヤマアジサイ 藍姫
 (山紫陽花:アジサイ科アジサイ属)。
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 📷2023年4月24日:バイカカラマツの仲間
 (梅花唐松:キンポウゲ科バイカカラマツソウ属)。
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 📷2023年4月24日
 今日のイワチドリ。
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 ついこの間まで隆盛を誇っていたイチリンソウの仲間たち、花は萎れ、葉も痛み始めたので昨日地上部を切り取ってしまった。今日、燃えるゴミの日だったので・・・。
 日ごとに、猫の額の花々の様相が変化していく。花は実を結び、新たなつぼみが姿を現し、小さな花がまた開き始める。
 去年と同じように、花々は季節の風を感じ、規則正しく動き始めている。
     

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燃えていた! あの稲荷山公園北斜面のヤマツツジが燃え立っていた!

2023年04月22日 20時05分40秒 | みんなの花図鑑

 📷2023年4月22日
 ヤマツツジ(山躑躅:ツツジ科ツツジ属の半落葉低木)。
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 📷2023年4月22日
 斜面を覆うように燃え立つヤマツツジ。
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 📷2023年4月22日
 一つひとつのその顔は、やさしさに満ちていたのだが。
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 斜面が燃えていた。ヤマツツジが燃え立つように斜面を覆っていた。
 ヤマツツジってやつは、夏の最中でも、錦繍の秋や厳寒の冬でさえほころんでいることある。ちょっとくすんだ朱の色だけどね。
 しかし、晩春から初夏にかけてのヤマツツジは違う。これでもかと、思いのたけをその花色に滲ませて、斜面を鮮やか色に染めあげている。

 📷2023年4月22日
 コゴメウツギ(小米空木:バラ科コゴメウツギ属の落葉低木)。
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 📷2023年4月22日
 当地のコゴメウツギは、やっと緒に就いたばかりのようであった。
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 コゴメ(小米)とは、小さな花の形容詞として冠されるようである。ほらっ、先日ご紹介したコゴメイヌノフグリにも用いられていたよね。
 この小米は、北斜面の南側に取り付けられた階段横に息づいている。決して人通りが少ないわけではない。この階上には、ちょっとした見目好い住宅街が広がっている。しかし、誰もが、それとは知らず行き過ぎていく。それほどに目立たない、木本の花なのかもしれないね。

 📷2023年4月22日
 ガマズミ(莢迷 or 莢蒾 or 蒲染:レンプクソウ科ガマズミ属の落葉広葉低木)。
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 う~んっ、確か、どこぞのブログで今年の開花種を拝見したように思うのだが。当地のガマズミは、まだこんなものなのである。
 桜の開花には、「600℃の法則」(積算温度)というのがあるという。すなわち、2月1日からの日々の最高気温を足して600度になる頃、桜が開花するというのだ。他の植物にもそのような法則があるのかどうかはわからないが、北斜面というだけに、陽当たりの関係もあるのかな。

 📷2023年4月22日
 ユリノキ(百合の木:モクレン科ユリノキ属の落葉高木)。
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 📷2023年4月22日
 百合というより、チューリップのような花姿だね。
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 このユリノキ、チューリップの如き花で知られるのだが、付近では、狭山市都市緑化植物園や航空公園などで見ることができる。
 確かここにもと思い、空を見上げた。この木、10mはおろか、30mほどにもなるという。
 いや~、手の届かないところに咲く花、撮り難いことこの上ない(あっ、ボケボケの言い訳してる)。      

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