11月も終わろうとする今日(11/29)、バイカカラマツ(の仲間)が咲いていることに気づいた。 ご存知の通り、この花の一般的な花期は4月~5月頃とされている(カラマツソウにしてからが6月下旬~9月上旬だ)。 それなのに、 風立ちぬ ♪ 今は秋 ♪ 今日から私は ♪ 心の旅人 ♪ な~んて、歌ってる場合か。 なんてったって、秋どころか、晩秋だよね。いや、いや、もはや冬と言ってもいい。 花と春の女神フローラが、あまりにも荒涼とした猫の額の庭やベランダを憐れみ、ふっと一息、魔法の息を吹きかけてくれたのかどうかはわからぬが一茎だけでなく、二茎も花茎を伸ばしていたのである。 つい最近、返り咲きをテーマにタツナミソウの画像を上げたばかりだったので、さほどの驚はないものの、それでも小さき花の可憐な姿に嬉しさがこみ上げてきた。
土だけ! 無機質の世界がそこに横たわっている。 こういう画像って、絵的に面白くないよね。 そう、生命感が感じられない土だけの世界だ。 だけどね、ここには夢がいっぱい詰まっている。 手前の四鉢には、リシリヒナゲシ、オオバタケシマラン、エゾノレイジンソウ、エゾエンゴサク、そんな名札が付いている。早い話、そんな種を埋めた鉢。 📷2021/11/28:つまんねぇ~絵だなぁ~!
えっ、どんな花が咲くんだって? いや、通販のショップとか、ネットでは見たことがあるんだけど、実見したことはない。だから、手持ちの画像はない。ただ、フリー画像を検索してコラージュしたのが次の画像だ。 左がエゾエンゴサク、右がオオバタケシマランだ。他の二種は見つからなかった。
全部が全部、にょきっと芽が出るなんて思ってないよ。そんな甘い考えはこれっぽっちもない。 そりゃ~、2~3芽くらいは出てほしいものだとは思っているけど、全滅だってかまいやしない。 送料も含めて2,000円、遠~~~い北の国で咲くという、山野草の開花を夢見て春まで楽しめると思ったら安いもんでしょ。 あっ、右上の四つの鉢は、ニリンソウだ。今般、坪庭を掘り起こして何年かぶりに鉢に収めた。来春、ベランダにスプリング・エフェメラルが舞い降りる。 ○○さ~ん、タ〇ラ本みりん、間違いなく届きましたよ~😃 ‘兄事’ する、違うかな? しかし、‘姉事’するという語彙はあるが意味が異なるので、やはり兄事にしておこう!? 今夏、八重咲きのタマノカンザシを上手く咲かせることができたので、その兄事する御方からご褒美として一重のタマノカンザシをお送り頂いた😊 上部左がタマノカンザシ、その右が葉牡丹とアリッサム。ヒューケラも副賞だった。
今年は、特に正月用に花など考えていなかった。幸いにも、ハボタンやら、アリッサムなども副賞としておつけ頂いたので、こちらを有難く代用させていただくとしよう(^_^)v そう、そう、猫の額の秋蒔きのアリッサム、カタツムリさんの歩みの如く咲き進んでいるよ🐌🐌🐌🐌 秋に蒔いたスイートアリッサムのいま。まだ四輪だけ😅
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歯医者だよ~! 今日、11月26日は、恐怖の歯医者なんだぁ~! 負けてなるものか(敗者にはならんぞ)。 今年4月、通い続けていた歯科がいきなり閉鎖された。 総合病院の中にあった1セクションなのだが、コロナに負けたのだろうか(ここにも、敗者?)。 仕方ないので、それ以前に通っていた敗者、じゃなかった、歯医者に復帰。いろいろ経緯を話して、無事、再診察ってわけ。歯茎の状態が思わしくなく、通院と相成った次第。 どうも勝手が違う。一つのフォーマットに慣れてしまうと、かつて通っていたとは言え、そこのフォーマットに慣れるには少々時間を要するってわけだ。 それでも、一通りのルーチンをこなし、せっかくだからその辺をウォーキング! 鮮やか色に染まったトウカエデが、天空の一隅をシェアしていた。 大空のブルーとトウカエデの錦繍とが織り成すコラボレーション、この一瞬でしか味わえないアートに快哉を叫ぶ! (画像をクリックすると大きな画像が表示されます。{戻る}ボタンをクリックすると前の画面に戻ります)
そうだ! 猫の額にもちっちゃなちっちゃな秋が、そう、紅葉があったんだっけ。エゾコケモモがそれ。 昨年6月ころ、通販で贖ったものだが、あれよあれよという間にしょぼくなってしまった。業を煮やして鉢植えから坪庭へとお引越し願った。しかし、生育は芳しくない。いつの間にか、周りの草々にまみれその存在が希薄になってしまった。 つい先日、枯れ草や雑草を引いた折、ほんの少し、わずか一枝だけが生息していたことを発見した。押っ取り刀で掘り返し、鉢に盛ったのが下記。 ただ、この新葉はいつも赤みを帯びている。抗酸化物質であるアントシアニンを分泌し、新しい命をプロテクトしているのだろう。 しかし、紅葉自体も葉緑体を構成するクロロフィルが分解され、アントシアニンが生成されることで生じる現象だ。どちらも似たようなものなのだろう。 さて、このチビちゃんの行く末、どうなるのだろうか。いつか、仲間を取り寄せてやろうと思っている。
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この笑顔に騙されてはいけない。この子にとって、この時期の開花はさほど驚くに当たらない。なぁ~に、一般的に紹介されている花期、5~6月など、平気の平左で裏切ってくれるのだから。 あっ、最近のお若い方々は「平気の平左」などという語彙に馴染みがないかな。 愛用するネット上の辞書「Weblio 辞書」から引用しよう。次のようにある。 《「平気の平左衛門(へいざえもん)」の略》平気であることを、語呂を合わせて人名のように言った言葉。 その例として徳富蘆花の『思出の記』二から、 「所が、中途で賊兵に押えられて、木山の賊営に引かれた。已にその途中で、賊兵が刀をぬいて、如何だ、面御臭いぢゃないか、やってしまおうか、と互に相談するのを、伯父は平気の平左で聞いている。流石の賊も「この者が面魂を見ろ」と讃嘆したと云うことだ。」 などが紹介されていた。 あっ、話が脇道にそれた 汗 実は、タツナミソウのことなのである。 返り咲き? 二度咲き? 狂い咲き? タツナミソウに、どんなスイッチが入ったのは定かではない。だが、開花期以外に花が咲く現象は特に珍しい現象ではなく、落葉樹、常緑樹、宿根草など、おしなべて見ることができるようだ。 ご興味のある方は、日本大百科全書(ニッポニカ)「返り咲き」の解説などを参照していただきたい。
何を思ったか、気まぐれで花の種を買った。8月末のことである。最近、A社から乗り換えつつあるヨ◯バシドットコムからなのだが、意外とここ面白いのだよ。 やはりちょっとお高めかな。だけど、ちょぼちょぼなんて商品も結構ある。いや、いや、商品によっては格段に安いものさえあるのだ。 さらに、気に入ったのは、ほぼほぼ送料無料、さらに10%のポイント還元ってとこかな。 さらに最近、翌日配送を視野に、かなりの投資をやっちゃうよ~なんてニュースがネット上を駆け巡った。ここ、最近オモロイのである。 あっ、決してY社の回し者ではないよ、単なる一般ユーザーとしての独り言なのだ。 そして、そこで買い求めた「カ◯コ種苗 ジェーガーデン J.garden KS300シリーズ(草花) No.320 ミックスフラワー ハイタイプ」の話をするためのマエフリなのである(ずいぶん長いマエフリだね 汗)。 そう、何気なく8月末に買った上記の種の作型表を見たところ、ギリで蒔けるんじゃないかと思い9月中旬頃に坪庭の外れに蒔いちゃったのである。 ほら、10月末から11月上旬にかけて、小さなオレンジ色の山が見えるでしょ。これって、咲くかもしれないサイン! このスペースは、ほぼ午前中しか日が差さない。それなのに、ご覧の通り、意外と順調に成長したんだよ (画像をクリックすると大きな画像が表示されます。{戻る}ボタンをクリックすると前の画面に戻ります)。
そして、11月22日、気がつくと、イベリスじゃないよね、スイートアリッサムかな、それがたった二輪だけど咲いてるじゃない。 まぁ、何も仰々しく日記で綴るほどのことじゃないと思うけど、あまりにも嬉しくてしっかり撮っちゃったよ😄 この坪庭の一角に、いままで鉢植えにしておいたムラサキセンブリを移植した。 すでに花の盛りも過ぎ、頭頂部では花びらや萼を閉じ始め、次のミッション、蒴果を作成するフェーズへと移りつつあるようだったから。 とても細かいのだよ。この子の種は。微粒子と言っても過言ではない。上手く補足できればいいが、取り逃ししてはまずいでしょ。そして、取り逃してもしっかりと地面に着床してくれるようにと願っての措置。 って、まだ元気よく咲き誇っている花もあるし、結実したかどうかさえわからないのに、気の早いことだねぇ~ 笑 (画像をクリックすると大きな画像が表示されます。{戻る}ボタンをクリックすると前の画面に戻ります)
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ハイビスカス・トリオナムの花後である。 地中海東部沿岸地方が原産とされるアオイ科フヨウ属の一年草で、和名では銀銭花、朝露草などとして江戸時代の園芸書などに取り上げられている。 一例を挙げると、次のような書物にそれぞれその名が見える。 ・中村学園大学の貝原益軒アーカイブ蔵 貝原益軒『大和本草 巻之七 草之三』(15ページ)には 「銀銭花」 ・国立国会図書館デジタルコレクション蔵 伊藤伊兵衛『増補地錦抄』巻之七には「朝露草」 ちなみに、大和本草では、銀銭花は金銭花(金盞花ではない)とともに語られているが、これは「ゴジカ」のことのようである。 あっ、そう、そう、ハイビスカス・トリオナムは学名だという。 トリオナム? サイトでは、いろいろな説明が垣間見える。三色のとか、三時しか持たないとか、その意として“3”がキーワードになっているようだ。 このところ散歩ネタが続いたので、久々に自虐ネタ、じゃなかった、自庭ネタを考えてみようかしら。 と言っても、正面切って花でございというネタには乏しい 汗 そこで、荒涼とした坪庭のいまをご紹介しようかな。 ほらっ、障害物も何もない、ただ風だけが通り過ぎていく。でもね、季節ともなれば、そこそこに葉も茂れば花も咲く。ご覧の通り、それぞれの季節を待つ山野草がじっと息を潜め、その時を待っているんだ。 📷2021/11/18:猫の額の坪庭のいま
鉢物やちょっと変わった仲間たちもご紹介しておこう。 まず、トウチクランのいまを。唐竹蘭と書く。ユリ(イヌサフラン)科チゴユリ属の多年草で、チャバナホウチャクソウ(茶花宝鐸草)とも言う。 花色が白(クリーム)系統のホウチャクソウはご存じのことと思うが、この子は茶系なのである。今年、伊予国からお輿入れ願ったのだが、残念ながらふさわしい花の写真を撮ることが出来なかった。ご興味のある方はこちらをご覧いただきたい。 次は、クサボタンのいまだ。キンポウゲ科センニンソウ属の半低木なのだが、センニンソウの仲間に特有の痩果を作る。あれほど多くの花が咲いたのに、二つほどしか出来なかったが、着々と完成形となりつつある。 坪庭の隅っこで、危うく倒壊を免れているムサシアブミの果実がある。秋の深まりとともに、朱の色が濃くなってきた。 昨年もこの実を蒔いてみたが、発芽は見られなかった。まぁ、そんな小細工をしなくても強い子で、結構増えるんだけどね(画像をクリックすると大きな画像が表示されます。{戻る}ボタンをクリックすると前の画面に戻ります)。
最近、やっとわかってきたことが一つある。園芸にとって、“待つ”ってことがどれほど大事なことかってことが。 今年、センブリを種から育てたでしょ。彼女たち、二年草なんだ。それでも、いくつかが成長し花を見ることが出来た。僥倖というしかない。本来であれば、来年でしか合うことが叶わなかった花に会えた喜び。まさに待った甲斐があったと思える瞬間だよね。 そう、この坪庭に住まう花たちも春の日差しを待っている。待つことのじれったさはもちろんだけど、楽しさだって知っているんだね。 |