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一月の夕暮れ 稲川野

2016年02月02日 | 地域
2016年暖冬傾向は続いている。2月に入っても例年と比べて比較的気温は高めに推移している。2011年から4年続いた豪雪は昨年は平年並みになり、今年は近年にない暖冬気味で、現在の積雪は約100cm。

この1月秋田の県南も1月には珍しい青空の日が繰り返された。屋根の雪下ろしも一回で終わっている。好天の夕方カメラ片手に田んぼに出かけた。



私は密かに「稲川のマッターホルン」と呼んでいる、雄長子内嶽の頂上に夕日が消えようとしていた。西北の強い風で積もっていた雪の舞い上がる。



夕方の天気は変わりやすい。風が次第に強くなり、田んぼの積雪がさらに舞い上がる。忽ちに集落の家並みが視界から遠ざかった。かすかに左側に見えるのは湯沢市役所稲川庁舎。雄長子内嶽は標高470m。頂上付近も風が強そうだ。頂上に見えた夕日が雲が遮った。幻想的な光景。写真下の黒みがかっているのは道路除雪の壁。



角度を少し変えてみた。夕日は雄長子内嶽と雌雄長子内嶽の間に暮れようとしている。雌雄長子内嶽の標高は440m。



東の空と集落全景。1月にこんなに晴れた夕空は久しぶりだ。夕方の雪煙は気温低下の前触。空だけが明るい。



東の山際を北側に向ける。真中から左寄りで、夕日に照らされやや角ばった山は真人山。雪煙で駒形町東福寺、大倉方面の家並みが見えない。



さらに北は横手市、大仙市。強い風が収まり遠くに見える雲は出羽丘陵。黒い雲、秋田市方面は雪降りだろうか。この場所からだと中心から右寄りに夏だと大曲の花火「全国花火競技大会」が見える。直線距離約60㌔くらいだろうか。