新河鹿沢通信   

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今日のツチガエル

2009年08月18日 | 集落
平成21年08月18日18時22分
時刻:平成21年08月18日18時17分頃
震源:秋田県内陸南部 ( 北緯39.4度、東経140.4度)
地図:http://maps.google.co.jp/maps?q=39.4,140.4%28%8FH%93c%8C%A7%93%E0%97%A4%93%EC%95%94%29&z=10
深度:約10km
規模:マグニチュード3.0
震度:最大震度1

昨年の6月、宮城・岩手内陸地震以来こだわってきた自宅の池のつちがえる。
さきほど上記のような地震情報があった。
震度1だとほとんど気づかないでしまう。
しかし、ツチガエルなら気づくのだろう。いつもの夕方になればきまって騒がしいくらい鳴き出すツチガエル、今はぴたりと鳴き声はない。

今年は地震のあたり年なのだろうか。静岡でも沖縄でも北海道でも頻繁に地震発生のニュースが報道される。気のせいか地震報道前後は決まってツチガエルの合唱は聞こえない。さすが遠く離れた沖縄周辺での地震の時はそれほどでもなかった。

さて、明日の朝までツチガエルの合唱はあるだろうか。なければ余震があるのか。
また別の地震が発生するのか、などといらぬ心配をしてみる。

あわ生育中

2009年08月16日 | 農業
地域の転作にあわが栽培された。
今年の東北は梅雨明け宣言なしにみられるような不純な天候にたたられた。
が、お盆に入ったらやっと例年の夏の天候が返ってきたようだ。

4年前の郵政民営化などという偽物の改革騒ぎで地域崩壊が強化され、いらいらのが頂点に達している衆院選突入直前。
今日の外は、アブラゼミの「ジージージー」より圧倒的に大きく聞こえるミンミンゼミの「ミンミンミン」は次期政権への暗示だろうか。

「あわ」の種まき後、天候不順で初期生育が思わしくなかったが麓集落営農組合の集中管理と、やっと戻ってきた天気で写真に見るような見事な姿となってきた。

この後の心配は、長雨と台風の来ないでほしいことだ。
転作強化の中で大豆とのローテーション確立の一つとしての「あわ」栽培。
何としても当初の目標が達成されてほしいものだ。

月山登山

2009年08月11日 | 地域
月山へこの夏二回登頂した。

7月12日 姥沢コース

        姥ケ岳登山道からの月山

姥沢コースではリフト(13分)を利用した。リフトを降り残雪のスキーヤー横に見て、急な雪渓を登ると姥ケ岳に間もなくついた。
ニッコウキスゲやイワカガミに迎えられ、木歩道にホッとして眼下を見渡す。遠く寒河江湖が見える。 姥ケ岳からは湯殿山コースと合流する金姥まで下りとなる。

         ヒナウスユキソウ

葉っぱに濁点のような斑点があるウズラハクサンチドリに初めて出会う。エゾツガザクラ、チングルマの群生など壮観。特に写真のヒナウスユキソウに見惚れた。デジカメで自分ながら良くと撮れた方だ。
同じ仲間のアルプスのエーデルワイスはあまりにも有名。ドイツ語で「高貴な白」という意味だそうだ。 和名の「雛薄雪草」とはさもそれらしい名だと思う。花びらがうっすらと雪が積もったように見える。夏山ではひときわ目立つ高貴は花だ。

まもなく牛首というところで他の登山道と合流。そこから月山頂上をめざす。急な石だらけの登山道。頂上はガスがかかり見えない。
7月12日は日曜のせいか、登山者がまさに数珠つなぎ。マイペースでの登山とはいかない。狭く急な登山道は他のコースからの縦走してきたのか下山者も結構多く、会うたびに「こんにちは」のあいさつの繰り返し。登山者の少ない山でのあいさつなら癒しとなるだろうが、オーム返しでのあいさつはなかなかこたえる。

ガスと強風の中、小一時間ほどでやっと頂上となる。しかし、霊山月山で頂上の標識で記念写真とはいかない。 頂上には月山神社が祀れていて山門をくぐり拝殿には500円の拝観料が必要ということ。

あまりの寒さに強風よけの羽黒コース寄りで昼食をとり下山する。途中クロユリにであった。クロユリといっても黒色ではなくて、黒っぽいエンジに見える。ユリの名前がつくがユリの仲間ではなくてバイモ属という。
         クロユリ

8月01日 羽黒コース

自宅朝6:30出発 8合目駐車場着が9時過ぎだった。
すでに大型バス20台近く、やっとのことで駐車スペースを見つけて車を止めたが、一般車50台はいたろうか。すごい人だ。
出羽三山のお山参りと弥陀ケ原の湿原探索と一緒だからなのだろう。弥陀ケ原は一周できる木歩道があり、無数の地塘群(湿原に生じた小池)と多くの高層湿原植物の宝庫だ。さすが8月にもなると花の最盛期は過ぎてしまったが、それでもニッコウキスゲなどに出会えた。

弥陀ケ原から登山道に入る。
緩やかな登り、整備された登山道。チングルマやエゾシオガマなどの花と出会う。
切り石を丁寧に敷き詰めた登山道。お山詣りの集団がホラ貝と「六根清浄、御山繁盛」掛け声が周りに響く。

六根は(眼、耳,鼻、舌、身、意)人間の認識の根幹という。我欲などの執着まみれから魂を清らかにな状態にすることを願うお山詣りは江戸時代特に盛んだったという。あの松尾芭蕉も元禄2年、1689年月山詣りしたと伝えられるが、この道を通ったのだろうか。

9合目仏生池のそばの仏生池小屋でしばし休憩し、頂上へ向かう。ホラ貝と「六根清浄、御山繁盛」の掛け声の集団に声かけてみたら福島県三春、郡山から来たなどという。そして頂上で一泊する集団もいた。頂上に近づくにつれて曇り空のが晴れてきた。まだ残雪が残っている湿原が遠くまで見渡せる。素晴らしい眺め。
あまり多くの山々に挑戦したことが少ないが頂上に近づいてのこの風景。壮観だった。

前回の強風とガスの頂上ではなく太陽の見える今回。めいめいの昼食、休憩など頂上付近に100人もいただろうか。 1時30分下山する。8合目駐車場まで約2時間の行程になる。
下山の時も数組のお山詣りの集団と会う。
写真は下山時頂上方面を振り返って撮ったものだ。朝自宅から登山口まで片道3時間の日程、往復12時間の日程だった。

         羽黒コースから月山を望む