ダーク、フラットなど通法の処理を終えた画像です。
ここからScreenTransferFunctionでリニアを保ちながら目いっぱいオートストレッチ
次にDeconvolution(External PSF)
次にHistgramTransformationを行ってノンリニアにしてしまいました。
次にHDRMultiscaleTransformを行い、
更にMorphorogicalTransformationを行って星を小さくし、
次にLocalHistgramEqualizationで局所のコントラストを改善しました。
※適時星マスクなどのマスクを使用しています。
まあ、こうなりました。↓↓
どこでリニア(線形）をノンリニア(非線形）にしたらいいか悩んでいます。
PixInsightのProcessに”MorphologicalTransformation”と言うのがあります。
最初、このProcessを見たとき、何に使うかちんぷんかんぷんでしたが、勉強していくうちに、星の大きさを
小さくするのに使えることが分かりました。
右下の三角(Apply)を画像にぶち込むだけです。
適用前↓↓
適用後↓↓
確かに下の画像は星像が小さくなりました。この画像では圧縮していますので、比較しにくいですが
実画面上では結構星は小さくなっています。
一応星マスクの逆マスク(星のみに処理がかかるマスク）を作り、この処理をしました。
普通の星マスクを作り、invertしただけですので、このマスクも簡単に作れます。（＾＾）
※ガイドミスもちょっと目立つようになりましたね。(笑）
PixInsightのprocess,ColorSaturationの使い方はとても簡単です。
例えば
もうすこし彩度が欲しい感じです。
左下の〇、リアルタイムプレニューをクリックして、リアルタイムプレビューを見られるようにしてから
矢印のバーを上げ下げしてみてください。
↓↓こうなりました。
簡単に彩度が上がりました。
ただ、この画像は、星の彩度は上げたくありませんでしたので、
PixInsightでstar maskを作りました。
作ったといっても、PixInsight→Process→star maskを選んでいき、
ほぼ初期設置値で放り込んで作っただけのお手軽star maskです。
そのままそのstar maskでマスクしたら、星だけ彩度が上がったことに気が付いて
(笑、亜鈴星雲だけにアレイ？と思いました。(大爆））
star maskをinvertして、星雲だけの彩度を上げることに成功しました。
天体写真は、撮像技術2割、画像処理8割、という時代ですね。
正直なところ、おじさんになって新しい画像処理技術の
習得は四苦八苦です。笑
長年天体写真を撮って来たけど、画像処理は苦手だ、という
おじさんは多いのではないでしょうか？
私もそうです。笑
そういうおじさんたちのためにも、有料で画像処理してくれる人が
いれば、そういう人たちも大変喜ぶと思います。
凄い機材を買って、たくさん撮ったけどがっかり、、。
で、もっと高価な機材を買ったけど、、、、。
それはそうです。画像処理が作品の8割を決めるのですから。爆
そこで、５０００円程度で画像処理を引き受ける人がいると、
大変喜ばれると思います。
欧米なんかでは、そういうことで気軽に有料サービスを始める人を
結構見かけます。
日本でも技術のある人には始めてもらいたいですね。
L画像を１０分×１２枚撮ったところでその後ずっと晴れません。
カラー画像が撮れません。
モノクロのまま載せます。(笑）
大きな画像はコチラ↓↓
https://www.flickr.com/photos/151821037@N08/43547745701/in/album-72157682360575363/
リッチクレチアン30ｃｍ STF-8300M Total 120min.
PixInsightでは以下の処理をしました。
DynamicCrop クロップ
Deconvolution(External PSF) 画像復元
ACNDR ノイズリダクション
LocalHistogramEqualization 局所的なコントラスト改善
HDRMultiscaleTransform 系外銀河などの飛んでしまうコア部分の改善とディテイルの改善
やっぱりPixInsightはすごいですね。（もちろん自分としては、です。）
