オペラ大好き

オペラ合唱団をコロナや親の介護で休団中です。親の介護について書いています。

うしろめたさを噛み締めよう

2005-07-26 00:45:22 | 映画
R25に興味ある連載エッセイがありました。
相撲の花田家騒動が導入です。
貴乃花親方が
「兄とは違い、自分はキッチリ相撲道を歩んできたのだから何のうしろめたさもない」と思い込んでいるのを諌めたい。
そもそも相撲は国技と言いながら、他の武道(剣道・柔道)に比べると「興行化」しすぎている。
・・・国技なのに「金儲け」に走ってキマリが悪い・・・と某名横綱がかつておっしゃているそうです。
そんなうしろめたさを考えもしないで、開き直るなどもっての他!というのです。

他の例も示し
我が身を振り返れば、人は皆うしろめたい。
清廉潔白は信用したくない。
・・・と締めくくっています。

私も実は「後ろ指さされるようなコトは一切ありません」という善良な方が苦手です。

「モンスター」という映画のシーンで・・・
善良な「やましい事は一切ありません」おばちゃんが
「黒人はね、その人自体は悪くなくても、黒人ということがイケないの。」
貧しいのはカワイそうだが・・・そのせいで犯罪を犯す・・・だからイケナイ。
と姪(クリスティーナ・リッチがキモチ悪いカワイさでした)に言います。
どこかで、こんな考え方の人達と話した経験が思い当たりました。
程度の差はありますが、結構多いですよ。

主演のシャーリーズ・セロンが、アカデミー賞 主演女優賞やベルリン国際映画で賞も取って話題になったものの、たぶん日本ではあまり評判にならなかった映画かもしれません。

売春婦が客を連続して何人も殺して、2002年に死刑が執行された実話を基にした作品です。

思いやり!なんてカンタンに言いますが、うしろめたさが無い方のやさしさは、傲慢になったりしていませんか?
日頃高ピーな私がこんなこと考えているとは、音楽仲間は知らないだろうなぁ。

ところで、台風は無事通過しました。
珍しく電車も止まらなかったようです。



コメント (6)
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