20年位前に、オペラを歌い始めました。
音大卒業して20年以上経過していました。
そのころの自分のブログ読むと、熱い思いが蘇りました。
備忘録として、コピペします。
新国立劇場「高校生のためのオペラ教室」で「カヴァレリア ルスティカーナ」を観ました。
階段を上りながら男子高校生が・・・
「女多いよな!」 (複数の高校が鑑賞しました)
「お前と一緒にいると、ナンパされるかもしれないな」(笑
「お前」君をチェックするカルメンシ-タでした(笑
4月に市民オペラで歌ったばかりのオペラです。
その時の興奮も手伝って、かなり感動しました。
「高校生用に舞台装置は手抜きかも」と思って、あまり期待していませんでした。
全然そんなことはありません。
このオペラは復活祭の日の出来事です。
こんな衣装の人たちが、磔のイエスを担いだり、旗を持ったりしています。
顔が布でかくされているのが、ちょっと不気味でこのオペラに合っています。
席は4階R。
舞台上手が見えづらいのが難ですが、小部屋の趣が落ち着けていいですね。
ところで、ほとんどが高校生なわけですが・・・・
冒頭のトゥリッドゥとローラの浮気ラブシーンでは、客席が一気にざわつきました。
「ヒューヒュー」とはやし、、いっせいに私語が始まりました。
これが高校生だと思って笑ってしまいましたが、ザワザワしっぱなしだったらどうしようかと心配しました。
でも、ざわついたのはこの時だけでした。
私たちが高校で演劇を観た時も、ラブシーンで大爆笑しました。
俳優さんたちはとても演技しづらかったことでしょう。
歌手はそれぞれ良かったり、良くなかったり・・・
サントゥッツアはプロフィールではメゾですが、私にはソプラノに聴こえました。
高音は安心して聴けますが、もう少し低音が充実していないと物足りません。
「痴話げんか」も印象が薄くなります。
演出は好きです。
わかりやすい!
例えば・・・
サントゥッツアが結婚前なのに、すでにトゥリッドゥと関係を持っている。
それを負い目に思う彼女は、信心深いのに教会に入れない。
その苦しさが教会のドアに手をかけるものの、中の光を浴びると苦しそうにもだえて倒れてしまう。
アルフィオがアリアの途中で、村人達に金を渡していました。
気前の良いアルフィオです。
アルフィオの周りに居れば、こづかいが貰えるからたむろする村人もいるわけだと想像できます。
細かいことですが、乾杯シーンでのワインを配るタイミングも良かった!
でも、この曲に関しては私たちの合唱団の方が、盛り上いに関しては良かった気もします。
サントゥッツァ役は難しいのかなぁ。
恋人を元カノに取られてツライ。
怒りに任せて彼らの浮気を密告したせいで、大事な恋人を死なせてしまう。
怒りの強さを表現すると、もっとキリっとしたサントゥッツァを表現できると思います。
私はそのほうが好み。
主役があまりに惨めな姿ばかりではつまりません。
やたら足元がヨロヨロする演技ばかりなのは、いかがなものでしょう。
このオペラは合唱にいい曲が多いですね。
来年もう一回舞台でやれるんだ!
嬉しいなあ!!!
ところで、過去の演目のパンフレットの写真を見ると、トスカの舞台はかなり豪華だし、カルメンさんはスゴイ美人
「高校生のためのオペラ鑑賞教室」はお得かも!
あした2時からの公演が最終です。
新国立劇場の近くにお住まい方、お薦めです。
昨日の時点ではまだ空席が多目でした。
たぶん開演30分前で、チケット買えます。
大人は4200円。
高校生は半額ですよ!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます