鎌倉徒然草

鎌倉に住んで25年。四季折々の自然を楽しみながら、オリジナルの和雑貨の企画、製造、販売を展開しています。

秋i

2012年09月17日 | 日記

 

なぜ世界の人々は「日本の心」に惹かれるのか

 

PHPから出でいる、呉善花の著書のタイトル。

明治23年4月、来航したラフカディオ、ハーンは、横浜の町を人力車で一巡りする。それは

「この世ならぬ美しさ」と述べている。

「こころもち青味を帯て、異常なほど澄み渡っている大気の冷たさと陽射し・・・」

「小柄で、見るもやさしそうな人々が、幸福を祈るがごとく、そろって微笑みかけてくる」

そして、「小さな妖精の国」とも表現する。

このところの暑さ、空気の重さにほとほと疲れていた私は、ここで、おもわず本を置いた。

世界中が異常気象なのだそうだ。9月の今頃は、風の匂に秋を感じたのに、数年前まで。

都会のビルの谷間を1時間歩くとくたくたになる。そこで毎日仕事をしている方には誠に

申し訳ないが、私は、もはや都会で暮らす持久力、忍耐力なし。

鎌倉の木陰に身をひそめ、秋の足音を、とにかく待つとしよう。

 

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