鎌倉徒然草

鎌倉に住んで25年。四季折々の自然を楽しみながら、オリジナルの和雑貨の企画、製造、販売を展開しています。

雪の大仏

2014年02月08日 | 日記

20年ぶりの大雪とのこと。

仕事のシフトが午後だったのと、電車が遅延ながら動いているのを確認。

あえて、鎌倉発の藤沢行きのバスに乗車。

途中の「大仏前」で下車。

もちろん、大仏様に会うためだ。

門は閉ざされていて今日は一歩も入ることができなかった。

私は精一杯背伸びをして、木戸の隙間に携帯のカメラをかざした。

とにかくふぶいていて5、6メートル先も見えないのだ。

凍える指で3回シャッターを切った。

次の瞬間、横殴りの雪が一瞬ぴたりと止まり、視界に大仏様がおられた。

そう、おられたとしか言いようがないたたずまいだった。

雪をまとった神々しい孤高のその表情に、胸が詰まる思いがした。

どうしても雪の日、お会いしたかった。今日、願がかなった!

そして再確認したこと、露座の大仏様は、この鎌倉の地を800年守ってくれている。

台風、津波と相次ぐ災害にあい、大仏殿を消滅。

風雪にさらされながら、四季の移り行く鎌倉をご覧になっている。

また、桜の時期に会いに行きます。

(大仏様の完成の正確な年次ははっきりしないといわれています)







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