そごうデパートで開かれていた「日本の職人芸展」に出かけた。
今日が最終日。
皮製品、琥珀、竹細工、絞り染め、おなじみの職人の匠の技の競演。
作家さん自らが売り場に立ち、自信の品物を売る。
長年携わってきた、輝きにあふれた商品を見て回った。
私が目を奪われたのは、版木。
京都の唐紙やさんの物。
手で彫り上げられた版木に雲母、胡粉、布海苔などを調合した絵の具をのせ、
すりあげる唐紙を作る技法は、180年前から変わらないとのこと。
「京からかみ」
その伝統と技術は、現代ファブリックにも活かされ、京都のホテルなどでよく見かけた。
迷って迷って、手のひらに載るほどの大きさの「大波」の版木をひとつ求めた。
もちろん仕事に使いたい!
うまく刷り上げられるか、楽しみです。