若い方はご存じないでしょうが昭和の時代、ちゃぶ台は茶の間の要でした。
家族がぐるりと円になって食事をするテーブルです。
正座をして座ります。こどもは座布団はありません。
お母さんの横には御櫃とお味噌汁のお鍋が控えています。
私は小学生時代まで、自分の部屋などありませんでした。
学校から帰るとちゃぶ台で宿題を広げたり、本を見ながらおやつを食べるのでした。
「ごはんよー」母の一言で、机の上を綺麗にかたずけます。
食卓に早変わりです。時々はお茶碗などを運びました。
今思うと、母は、何故もっと手伝わさせてくれなかったのでしょう?
勝手な言い訳ですが、言われなければ気が付かないことがあります。
知人の家に食事に誘われた時、小学2年生の御嬢さんがまめまめしく食事の手伝いをしてました。
「我が家は手伝わないと食べさせないのよ」とお母さん。
いまさらですが、母を責めるわけではないのですが、私だって、もっとお手伝いできたのに。
結局、子どもは育てたようにしか育たない・・・、
子育て、本当に難しいです。
やり直したい、と言ったら娘に悪いですね。
娘は息子(孫)と楽しそうに日々格闘しています。
口は出さないで、出来る限り手を貸していこうと思います。