鎌倉徒然草

鎌倉に住んで25年。四季折々の自然を楽しみながら、オリジナルの和雑貨の企画、製造、販売を展開しています。

布の力

2018年11月29日 | 日記

少し前に出版された田中優子の「布の力」という本。

私の工房の片隅に積まれている本たちの中の1冊。

サブタイトルは「江戸から現代へ」とあり、かなり学術的な内容だ。

著者は法政大学の教授で、テレビにコメンテーターとして出演している時はきもの姿。

動機はキャリアウーマン・スーツというのが苦手だったのと、ジーンズや巻きスカートで

講演するわけにいかず、箪笥の中に母や祖母の着物があり、買わなくて済んだとある。

この本の特徴は、「布」本来のオマージュにとどまらず、江戸時代をさかのぼる

はるか昔から「メディアとしての布」を、東南アジアから地球規模、宇宙規模で

分析しているところ。何で布が宇宙に結び付くの?と思われるでしょう。

ここは読んでいただくしかない。

そんな難しいことよりも、本書の扉にあった著者の素直な言葉に私は魅入られた。

「着物を広げたり、まとったり、を繰り返していくうち、その手には

洋服に触るのとは全く異なる感触の記憶が積み重っていった。それは着物ではなく

まさに「布」という生き物の感触であった」とある。

まさに私も同じ思いに、突き動かされた一人できもの愛は歳と共に深くなっている。

2010年  朝日新聞出版  田中優子 「布のちから」

お勧めです。


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冬の色

2018年11月29日 | 日記

暖冬だそうです。

きょうも薄着で通した。

冬は花は少ないが、今年はそこかしこに花が残っている。

木の実も楽しめて、嬉しい冬です。

今年もあと1か月余り、焦ります。

何に焦ると聞かれても困るのですが、焦ります。
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