鎌倉徒然草

鎌倉に住んで25年。四季折々の自然を楽しみながら、オリジナルの和雑貨の企画、製造、販売を展開しています。

お惣菜

2019年03月14日 | 日記

何時の頃からだろか、人生には期限があると気づいたのは。

10代は両親に守られ、20代は弾けるようにその腕を飛び出し、

複雑な人間関係に右往左往したのは30代か。

料理に興味を覚えたのもこのころだ。

外食で「これ美味しい!」に出会うとすぐ家で作ってみた。

新橋の焼肉屋さんのたれ、六本木のイタリアンのパスタ、

神楽坂の和食やさんの茄子の煮びたし・・・、

私の料理は、和洋中華のいいとこどり。

誰かに食べてもらいたい、そんな思いが作りたいという欲求になる。

お客様料理のレパートリーは少ない。

毎日の「お惣菜」がほとんどで、野菜中心の献立ばかりだ。

身体は食物で出来ている、これは紛れもない事実だ。

何を「食する」かは、自分をいたわる、言い換えれば自分の体を守る作業だ。

2,30代は、早く家にかえって母の手料理を食べることが、

何だかもったいないような、友人達と過ごす時間が宝物のように輝いていた時代だ。

日々の母の手料理の、細かな思い出は乏しい、ごめんなさい・・・。

しかし、母は暖かいものは暖かく、冷たいものは冷たく、

何でここまで、と思うほど心を尽くしてくれた。

それは、私の中に受け継がれていると自負しているし、娘にも伝わっていると思う。

これからも野菜たちと、仲良く暮らしていきます。

「健康寿命」と言うけれど、一病息災ぐらいが、ちょうどいいと思うのですが・・・。
コメント
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