先日のブログに「家では一切お酒を飲まない」と書いた。
早速友人からメールが来た。
「うそでしょ、あんなに毎晩飲んでたのに!」
ちょっと、何十年前の話・・・、そう、よく食事をし飲みに行った女友達の一人だ。
20代の一時、家に帰って家族と夕食を摂るなんて罪悪のように感じた時期があっ
た。
夜の街は魅力に溢れていて、仕事仲間や、知り合った「真の大人」の会話を聞き逃す
まいと、お酒を飲んだ。
話足りない、聞き足りない、もっと一緒に・・・、時間よ止まれとばかりに。
私には門限が決められていたが、守ったたためしがない。
🍶の冷や、一年中これでした。ビールより、ワインより日本酒が好きで、
「八海山」ファンです、今でも。
家で飲まなくなったのは、50代ぐらいから。
「ナイトキャップ」というが、お酒を飲んで寝ると眠りが浅くなると感じた。
とにかく、すっきりと目覚めない気が。
お酒がないと眠れないという人がいるが、お酒が体に入りすぐ寝ると、
アルコールを分解する仕事が忙しくなり、睡眠を穏やかなものにしないらしい。
寝る前は白湯を頂く、これを忘れると夜中に足がつる。(年齢ですね)
お酒を飲むのは友人と食事をした時だけ。だからそんな時間がとても嬉しい。
「麻布台に新しくできたイタリアンが美味しいの、こっち来たらメエール頂戴」
彼女は美味しいお店を探すのが昔から得意。
長い髪を揺らしながら深夜の六本木で止まらないタクシーに腹を立て、
ハイヒールを投げつけた彼女・・・、傍らの彼が拾いに走った。
結婚という形をとらないまま「旦那様」は昨年亡くなった。
年賀状(普通の年賀状)でその事実を知った。
でも、彼女は半世紀近く、今も舞台美術の仕事に元気で携わっている。
随分会ってない。「今年は会おうね」と書かれていた。
会おうね。