
それにしてもまだまだ暑い日が続きます。
麦茶、アイスコーヒー、かき氷・・・、
冷たい物ばかり摂取していると、秋に体調不良に。
そうは言っても、ですよ。
今日、有隣堂西口横浜店にお出かけ頂いたお客様がお電話をくださいました。
鎌倉今村のブックカバーを、いつもご友人にプレゼントして喜ばれていますとの嬉しいお話。
その先があります。先日、鎌倉にいらしたおりに工房を探して下さったそうで、
結局、判らなく帰ってきてしまい・・・、と。
すいません、私共は店舗展開はしておりませんで、路地裏の小さな工房なんです。
Y様、すみません。工房はいつも出はからっており、お電話にも対応できませんでした。
次は、前もってお知らせを頂けましたら工房でお待ちいたしておりますとお約束。
わざわざお電話下さいまして、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。、
鎌倉に是非、お待ちいたしております。
上半期が飛ぶように過ぎ、朝夕は秋の気配も感じる。
でも、日々無事平穏に・・・、というわけにはいかない。
そんなはずがない。仕事は、いつも厳しくて気が休まる時がない。
当たり前だ、お金を頂いているのだから。
趣味が仕事に成った。
株式会社として起業する予定なんてなかった。こんなに長く続ける気はなかった。
でも、続けてることの意味は、はっきり自覚している。
今のままでは気に入らないからだ。
もっと違う自分を見たいからだ。
「違い」とは、数字、商品のグレード、出会う人、景色、それからそれから・・・、
いまだ「人に必要とされる訓練」をしていると思っている私は、少し消化不良を起こしている。
歳をとるということの不思議さは、若い頃想像していたそれとは違う。
何というか、湧き上がるものは4,50代のそれよりはるかに強い。
忍び寄る老いに抗わず、素直に受け入れる柔らかい気持ちもある。
その上で、高みを目指す、志を持ち続ける…、なんてまぁ優等生な答え。
でもこれは正直な気持ち。
早い話、がっちり仕事がしたいということです。人生の営業力、試されています。

俳句甲子園というものがあると知った。
高校生が句作と鑑賞力を競い合うものだそうだ。
今日、県立徳山高校がが日本一になった。
俳句を7、8年ご指導いただいた師の事がよみがえった。
幸せな時間だった。
東京の小さな料亭で、月に一度の集まりに、縁あって参加させて頂いた。
仕事に追われ、時々欠席せざるおえない私を気遣って下り、鎌倉句会を提案され、
鎌倉散策と大佛次郎邸で年2度ほど「吟行」が開かれた。
増記隆先生。NHKを定年退職され、これから俳句一筋で、と思われた矢先発病。
62歳という若さで亡くなられてしまった。無念の一言でした。
温厚なお人柄、愛に溢れたご家族を詠んだ句も多く、師と呼べることが誇りだった。
写真は、1周忌に遺族が編纂されたものだ。
7回忌も過ぎ、俳句も、先生の面影も遠ざかってしまった昨今・・・、すみません。
天平の大空かくや団扇まき 隆
