★スパイラルスペース ひなたぼっこ★ ・ ・~あったかい学びの部屋~

 私、かんちゃんが日常生活に隠れている大切な宝物を探します。幸せになれる考え方、過ごし方を一緒に見つけましょ。

自分は何かが欠けていると思っていたようです…!

2014-08-14 12:17:46 | 覚悟を決めた♪…☆不妊治療☆
先日、とっても素敵な女性と出会いました
彼女は10年間に3度の流産を経験されていました。

気がつけば、私が流産してからもう三年がたちます。
当初は考えると涙が溢れるので
とにかく早く忘れようとしていたと思います。
3月3日(出産予定日でした。)になると去年位までは「お誕生日になってたかもしれないんだよな。」
と思っていたような気がします
でも流産の話は誰ともちゃんとしませんでした。
話してもどうせわかってもらえない…
励まされても涙が溢れるし
心配かけるだけだし…
そうやって、流産を経験している母や姉にもそんな話はほとんどしませんでした。

流産してから初めて、人と流産の時の話をしました。


その方と別れた後、ふと思ったんです。
「あんなに素敵な女性でも流産を経験されているんだな…。」って。

自分で… ん?どういう意味?って思い直しました。

あんなに素敵な女性でもって


初めて気が付いたんです!
私は流産したことや、子どもに恵まれないことを
「自分に何かが欠けているから。」
と思っていたようです

知らないうちにそうやって自分を傷つけていたようです。
それでも傷つかないように、流産のことを早く忘れようとしていたんですね~。


この方は三人目のお子さんを流産された時に、
そのお子さんから「何故、あなたのお腹に宿り、生まれずに消えていくのか」
そのメッセージを受け取っていらっしゃいました。

一瞬でも自分のお腹に宿ってくれたということ、
そしてこの世に生まれずに消えていくということには
やはりちゃんとした意味が存在しているようです。


私は誰かの心に寄り添う役割を担っていると(勝手に)思っているので、
流産された方の哀しみ、やるせなさ、痛みを少しでも分かち合えるための経験だったのかな?
と漠然と捉えています。

本当の理由はわかりませんが、
私がこの経験を生かさなければ
流れていったあの子に申し訳ない気がしました。



この素敵な女性との出会いは
私の気づかないうちに閉ざしていた心を解放してくれました。

引き寄せ合うように出会えた彼女との不思議な出会い。


私達の出会いを彼女はご自身のブログの中で
「我が子たちと天使や神様のはからい」
と表現されていました。
涙がにじみました


まさに「摂理は温かい。」
そう感じました。














自分の中のネガティブを肯定し続ける作業

2013-05-01 14:18:04 | 覚悟を決めた♪…☆不妊治療☆
白鳥哲監督の「祈り」という映画。
昨年の秋から少しずつ全国上映されているようなのですが、
もうご覧になった方、いらっしゃいますかね?

私はまだ見れていません。

必ずいつか見たいなと思っているのですが…。


「祈り」がどれだけ病気に効くか!
「祈り」がどれだけ社会に、地球に影響を与えるか!

科学的に証明、解明されてきているというのです。


この映画の公式サイトを見ると監督とそのほか数人の座談会の動画がのっていました。

その中で
みずからが脳腫瘍を患い、完治した体験を持つ監督がおっしゃっていました。

・・・自分の病気を知り、受けたショックを肯定し続ける作業の繰り返しだった
・・・不安があって当然、恐怖があって当たり前じゃないか、と自分に言い続けた・・・


不安が痛みを助長させる・・
その不安を丸ごと受け入れることで、自分自身が癒される・・
癒されると落ち着いて、思考力も出てくる・・
痛みも冷静に単なる「痛み」として感じられるが、
癒されていないと「痛み」に「苦痛」が伴う・・・

そんなことをおっしゃっていました。


自分の不安、恐怖、ショックを受け入れる作業だけでも壮絶だっただろうと想像できます。



この話を聞いて、
私も自分の中の嫌な感情をちゃんと受け入れようって思いました。

自分になかなか子どもができない・・・
すると小さい子ども連れのお母さんや妊婦さんを見るのが嫌・・・
うらやましいし、「なんで私にはできないの!」と思ってしまう・・・


この嫌な気持ちを否定して否定してきました。

でもこれからは
「これだけ子どもが大好きな自分に子どもができないのだから
悲しいし、寂しいし、うらやましいと思っても当然だよね。
そう思ってしまってもしょうがない。大丈夫。大丈夫。」

そう自分に言い続けてあげようと思います。




吹っ切れました!!

2011-08-01 07:50:13 | 覚悟を決めた♪…☆不妊治療☆
先々週、「稽留流産」と診断され、
あきらめきれずに先週もう一度診察してもらうことにしました。

いつものように超音波で写った映像を見ながら説明を受けました。
胎嚢…赤ちゃんが入る袋の大きさは一週間前と変わらず、1.8cm。
胎嚢の中に胎児の影は全くなく、袋の形ははっきりわかるのですが、
袋の中は真っ黒のまま。
順調なら、胎児の大きさが2cm程になっているはずとのこと。

一週間の間に大分あきらめる心の準備ができたことと
超音波写真の袋の中が真っ黒な映像を見ると
「胎児が何かの影になってるだけなのでは?」
という思いは完全に断ち切ることができました。

子宮の中で死んでいる袋を取り出す手術の日も決まりました。


なんだかきれいに吹っ切れました!
病院を出るときにはどちらかというと晴れ晴れとした気持だったような気がします。
「この一カ月、夢のような日々を過ごさせてもらったなぁ。幸せだったな。」
そんな気持ちが湧いてきました。


吹っ切れると、いつもの日常が戻ってきました。
やっと前に進めた…、そんな感じです。

吹っ切れるまでは
たった一カ月ほどの妊婦生活だったのに
一カ月前の普通の日常生活がなかなか思い出せないんです。
「一カ月前までの日常生活、9年続いた日常生活、何を張り合いに毎日生活してたんだっけ?」
この一カ月、赤ちゃんのことで頭と心が喜びでいっぱいだったので
その前の生活が思い出せなかったんです。


心が吹っ切れると、ふと夢から覚めたように
なんていうことはない、以前の日常生活にすうっと戻っていきました。


お酒も解禁。大好きなカフェインも気にせず摂取。まぐろも…。


元気印のかんちゃん、復活です!

そうは言われても・・・

2011-07-27 11:52:57 | 覚悟を決めた♪…☆不妊治療☆
先週の土曜日、8週と1日目で「稽留流産」と診断されたのですが、
その後も体調は妊娠していた時と全く変わらず。

体温は高いまんま。
眠くて眠くてしょうがないし。
胸は張ってるし。

体調に変化がないので
「お腹の中で赤ちゃんが死んでいる」って言われても
最後の最後のところであきらめきれないところがあり…

気持ち的にはほぼあきらめてるんだけど。

妊娠中は大分自分を甘やかしていたので、
「眠い時は寝よう!」
「ちょっとでも疲れたかなと思ったら休んで。」
「無理しないように。」

体調は変わりないけど
妊娠していないとなると
同じように自分を甘やかしているといけないような気がして…。


本当は妊娠してるしてないにかかわらず
疲れたら休む、無理しない、眠い時は寝る
これでいいんだろうね。

今は無理に自分にはっぱをかけるのはやめにしよう!


やりたいと思うことを積極的に一つずつやっていこう! 

稽留流産

2011-07-25 10:13:14 | 覚悟を決めた♪…☆不妊治療☆
やっと、やっと、やっと…本当にやっと妊娠!
今日で59日目。つまり8週と3日。

それなのに…

どうやら赤ちゃんがお腹の中で死んでしまっているようなんです。

赤ちゃんが入る袋(胎嚢)は確認できるのですが、
胎児と心拍が見えてこないんです。

「影になって見えにくい場合もある」というので
きっとそうだと信じていたのですが、
先週の土曜日、8週目と1日になってもみえてこないというのは
「稽留流産」と診断されました。

今週にも手術、という話も出ましたが
さすがにまだあきらめきれず
「もしかしたらまだ何かの影になって見えないだけなんじゃないか…。」
という思いも少しあり、
手術の日は延期してもらいました。


あんまり手術の日を伸ばしていても
次の妊娠できる機会を遅らせてるだけっていう気もするし…。

自分が納得のいくところで折り合いをつけるしかないんですね。


受精卵に何かしらの異常がある場合、
赤ちゃんは自ら成長を止めるんだって。

赤ちゃん自身が成長することをやめたんだったら
しょうがないかなとも思います。
成長したくなかったものを無理に引き止めることはできないし
そんなことはしない方がいいしね。

残念です…。

緊張の糸が切れました・・・

2011-05-28 11:47:31 | 覚悟を決めた♪…☆不妊治療☆
今年の一月に意を決して体外受精に踏み切りました。
一月に採卵。
通常月に1個の卵子が作られて排卵されるのですが、
効率を上げるために
複数の卵子を一度に作り取り出して
元気のいい精子と受精させる、
そして受精卵を子宮に戻す
それが体外受精です。

28個採取できたタマゴのうち、育った受精卵が4個。
4個のうち二つはとてもいい状態で凍結されました。
もう二つは2ランクほどよくない状態。

今回、いい受精卵の二つ目も着床しなかったことがわかり、
もうがっかりです。

私の中でいい状態の受精卵2個が頼みの綱だったというか、
この2個がダメだったら無理だわ・・
とどこかで思っていたからでしょう。
落ち込み方が尋常ではなく…

体外受精に踏み切るとき、
期待しては落ち込む…そんな一喜一憂状態は覚悟していましたが。



採卵の1周期は地獄のような日々で…
肉体的苦痛があまりに大きく
あの採卵をもう一度と思うと さらに落ち込むわけで…


緊張の糸がプッツンと切れてしまいました。



いろいろ考えてもしょうがないし、
答えが出るわけでもなく、

緊張の糸が切れると
無性に何かしたくなるんです。

何かモノづくりやしたいのになかなかしていないことを。


しがみついているうちは夢は叶わないって言うし、
しばらく不妊治療を休むのも一つかなって思います。

夫婦力

2011-01-24 19:19:33 | 覚悟を決めた♪…☆不妊治療☆
子どもが大好きな私たち夫婦に子どもがなかなかできないこと、
そして不妊治療を経て、
かなりいろいろ鍛えられているような気がします。

まずは、夫婦力。
夫婦でちゃんと向き合わざるを得ない
これが最も大切なところなんだと思います。

何年か前に亡くなりましたが、
心理学者で臨床心理士の河合隼雄さんが
こんな内容のことをおっしゃっていました。
「子どもがいる時、夫婦は背中合わせになって周囲の敵から子どもを守るために日々奮闘しているんです。チャンバラでよく見る光景です。ところが子どもが巣立って親元を離れて行った時、初めて夫婦が向き合う時がきます。そうなった時、初めてお互いを全く見ていなかったことに気づきます。こんな人だったの?もう相手を知ろうとする情熱はない…。そうして熟年離婚していくのです。」

なるほどなぁ~妙に心に残っていました。

子どもができるまでに
充分に互いと向き合い、
ちゃんと話し合える関係を学ばされているような気がします。
子どもができても
夫婦がそっぽを向いて子どもだけを守る関係ではなくて、
夫婦もちゃんと向き合って子どもを見守る、
そんな家族関係がイメージできるように…。


一言で不妊治療と言っても
事情や状況は夫婦ごとに様々で、
みんなケースは違うと思います。

やっぱり辛苦、困難、歓喜を共にした
2人にしかわからない部分は大きいですよね。
一番の運命共同体、夢共同体、
この力と信頼はこれからの私たち夫婦を支える土台になると思います。



自問自答と葛藤を繰り返し、腹をくくりました!!

2011-01-23 15:26:35 | 覚悟を決めた♪…☆不妊治療☆
不妊治療はある意味、覚悟の連続。

常に自問自答します。
「赤ちゃんが授かるという領域に人間が手を加えてもいいの?」
『今、そういう医学が進歩した時代に生きてるんだから活用したらいいんだよ。
病気だって医学が進歩した今の時代だから生きられている人はたくさんいるでしょ。昔だったら死んでたはずだからって今の医学の治療を拒否することはないでしょ…。』
「そっか~。人工受精や体外受精を不自然と考える時代ではないってことか。」
『いいor悪い とか 正しいor間違ってる で物事を考えるからわからなくなるんだよ。こうしたいと思うことはみんなやってみたらいいんだよ。』


こんな自問自答を何度繰り返したことか。
私の中でただ一つぶれないのは、
「できる時はできる」
私たち夫婦の所にやってきたいと思ってくれる魂があれば、どんな手段か方法かわかりませんが、私たち夫婦の元にやってきてくれるでしょう。
そのチャンスの門戸を広げるために不妊治療に踏み切ったという感じです。


治療が進むにつれて、
人の手でこんなにも人の体を管理、支配できてしまうことに驚きと戸惑いは正直ありました。
人間の身体の周期を変えて、
生理の日を遅くしたり、
ホルモンバランスを管理して通常一個しか毎月育たないはずの卵子を複数個製造したり、
排卵を薬で抑えたり…。
採卵の日、看護師さんに
「なんか凄いですね。人の手でここまで管理、支配できてしまうって。」
と言うと、看護師さんはこう言いました。
「そうですね~。でも、人の手でできてしまうのはそこまでなんですよ。
タマゴを複数個大きくして、取り出すところまで。
あとは精子をふりかけたり、顕微鏡で受精させても、
ちゃんと受精して分裂して育つかどうかっていうのは
誰にもわからないし、操作できない、
神の領域なんです。」

なるほど~。おっしゃる通りだなぁって。
なんかホッとしました。




不妊治療以前の心の痛み

2011-01-23 12:52:22 | 覚悟を決めた♪…☆不妊治療☆
結婚して8年半。
まだ子どもができません。
昨年から不妊治療を再開しました。
五年前にもちょっと間、不妊治療に通ったのですが、
「自然でできないことはない。」
先生にそう言われ、中断していました。
が、私も四十を目前に控えて、
そろそろタイムリミットが近づいているようなので、
治療を再開しました。

子どもが欲しいのにできない…

この気持ち、辛さは当事者でないとなかなか理解できないもののようです。

義母が倒れて意識がなかなか戻らなかった時
「あなたたち夫婦に子どもができれば、お母さんはすぐに目を覚ますわ」
なんて、心ないことを言われました。
他にも、私たち夫婦に子どもができないことでお母さんにどれだけ心配をかけてたか…
そんな私たち夫婦がお義母さんが倒れた原因と言わんばかりの圧力も受けました。

人って残酷だな…。

でも、経験のない人にこの気持ちを理解しろっていう方が無理かなとも思います。
経験した人も喉もと過ぎれば熱さを忘れていくんですね。
悲しいかな…。

私たち夫婦はまだ、
日常的に「まだか、まだか」とせかされることはなかったので、
まだ有難い環境だったと思います。
不妊治療以前にこのような心の痛みを経験している方は多いようです。



精神的、肉体的ダメージ!

2011-01-23 11:05:20 | 覚悟を決めた♪…☆不妊治療☆
ここしばらく体調が悪くて、
ブログもお休みしちゃいました(>_<)

実は去年から不妊治療を再開しています。
これがなかなかキツイんです!
精神的にも肉体的にも!!

私も今年は40歳。
できるだけ早く体外受精に踏み切った方がいい、
と先生に言われ、
今年1月からいよいよ体外受精にチャレンジすることに。
これが想像を絶する「大変」なもので…。

体外受精の場合、
受精の確率を上げるために
通常は月に一個ずつ大きくなって排出されるタマゴを
一気に複数個排出させるんです。
そのために
卵巣を刺激する注射を連日打ち、
せっかく複数個育ったタマゴが早々と排卵してしまわないように
毎日二回点鼻薬をします。
この薬の副作用がまた凄いんです…!
物凄い頭痛。
痛過ぎて、自然と涙がツーっと流れてるんです。
痛くて当然なかなか眠れません。
するとだんだん ふ~ツと被害者意識が頭の中を占め始めます。
「なんで女の私だけがこんな思いをしないといけないの?!
何故か寝ながら悔し涙があふれてきます。
そんな時、ある人の言葉を思い出していました。

先日、大家族シリーズのテレビで、
長男のお嫁さんが妊娠→出産、という場面で
太っ腹義母さんがお嫁さんに
「『なんで女ばっかり?!』って思うだろうけど、それはそういうもんなの。それはそういうもんなんだと思って。」
って言ってた言葉を繰り返し、繰り返し自分に言い聞かせて。


いよいよタマゴを取り出す、採卵の日。
採卵自体もとっても痛いんですが、
取り出してみてビックリ!!
ナント
タマゴが
28個もできてたんですって!!!
立派な卵巣過剰刺激症候群。
重症だって~。
パンパンに卵巣は腫れて、
小玉スイカほどにお腹は膨れ上がり、
それに押されて胃は痛いし胸は苦しいし。
血液の濃度が濃くなるらしくて、
喉が渇くので、水分を沢山摂るんですが、
尿の出が悪くて、トイレにいくたびに強い痛みが。
寝る時もどちらを向いてもお腹は痛いし。
よちよち歩きが精一杯。


そんな状態のここしばらくでした。
今日はお腹の張りや痛みもずい分楽になりました。


「子どもが欲しい」という自分のエゴで
自分のからだを傷つけているのだから、
当然の痛みか…。