お盆が済んでから一週間ほど金沢に帰省しました。
久しぶりに姉の家族と合流です。
姪っ子は小学二年生。
甥っ子は4歳。
元気いっぱい、お転婆いっぱい、わんぱくいっぱいです
会えるのは年に一、二度ですが、
なぜかとてもなついてくれています。
いつも会うと、別れるのが嫌で二人とも泣きます。
今回もちょっとお出かけするだけなのに
「コロちゃん(私のこと)行かないで!」
と言い続けて泣くほどです。
さあ、帰る日が近づいてくるとどうなることやら・・・
ところがいつものように「帰らないで。」と何日も前から言い続けることはしません。
意外とあっさりいくかも・・
と思っていると
4歳の甥っ子が「僕、コロちゃんと一緒に大阪に行く!」
と言い出しました。
始めは、まあ、子どもの言ってることだから、と皆笑っていたのですが、
いよいよ明日、私たちが大阪に帰るという日。
甥っ子は
「僕、絶対コロちゃんと一緒に大阪に行くから!
ママごめんね。僕ちゃんと毎日電話するから!」
この言葉には大人全員青くなりました。
「本気だ
!!」
青くなったのは大人だけではありませんでした。
小2の姪っ子はホントに寂しくなったようで…。
この状況を変えるべく動いたのは姪っ子でした。
4歳の弟を必死に引き止めにかかりました。
「○○ちゃん、大阪に行ったらたこ焼きとかお好み焼きとか食べられるかもしれないけど、アイスは食べられないんだよ(甥っ子は毎日一個のアイスを楽しみにしているのです)。」
「大阪に行ったら、ママとずーっと会えないんだよ。」
とか、実に子どもらしい説得なのですが、
ずいぶん甥っ子も言い返して「なんで?」とか「ママに会いたい時はやっちゃん(うちの主人)に川崎に連れて行ってもらう!」
とか、なかなかごもっともなことを言っていました。
ところが「そんなことできない!」と
畳み込むように何度も言い返されると、さすがに寂しくなってきたようで
ベソをかきはじめました。
そして今度は「ママと一緒に大阪に行く~。」と言い出しました。
べそをかきはじめる甥っ子を見て泣き出す姉・・で
なんとも胸がキュンキュンというか、
かわいい、嬉しい、切ない、・・・
いろんな気持ちが入り混じった複雑な心境になった夏の終わりの夜でした。