【この世の中に存在する生きとし生けるすべてのものの命はひとつ】
何度となく口にしてきた言葉です。
そしてこの信念のもとに
独身時代のフリースクールの名前は
「ワンネス」
one…ひとつの と言う意味の
名詞形でoneness。
【みんなつながっている】
この言葉の方がもっとたくさん口にしているかもしれません。
口にはしてきたけれど、本当はよくわかっていませんでした。
つながっていることはなんとなく、その通りって思えるのですが
「命はひとつ」を早く実感できるようになりたい…
そう強く思ってきました。
看護学校の講義の中でも
できればこのとても重要な「命はひとつ」を
伝えていきたい…
そう思ってはいたのですが、
やはり自分が理解できていないものを
学生さんたちに伝えることはできない…
講義の予習をするたびにこの思いはつきまとっていました。
今年の講義は五月に行われました。
その予習をしている時、
思いがけず、自分自身のこの課題をひも解いてくれるカギとなる
DVDに出会いました。
石川県のMRO北陸放送で2011.5.22に放送された特別番組「伝えたい~命をめぐる3つの物語~」の中で
山元加津子さんと言う人が出てきました。
ん?どこかで聞いたことのある名前…
そうか
フリースクールのスタッフをしていた頃、
山元さんの本に出会ったな~。
そう言えば
絵本の読み聞かせや語りをされているお母さんから
教えていただいたような…
やっぱりそうでした。
石川県で養護学校の先生をされていて、作家でもある山元加津子さんでした。
山元さんの元同僚の先生「宮田君(山本さん曰く)」が脳幹出血で倒れ、
体は動かすことはできず、
もちろん言葉も出ません。
初めは意思伝達は全くできない状態でした。
そんな彼のお世話を山元さんがされていたのです。
「宮田君」のご両親は入院中で、妹さんも出産直後で思うように動けず…
元同僚の山元さんが本当に身内以上にお世話をされているんです。
ずっとずっと声掛けをし、
意思を伝えられる手段を探し、
リハビリをし、
車いすに乗せて外まで連れて行き、
お見舞いに来てくれた人には必ず介護の実践を一つ覚えて帰ってもらう…
本当に身内でもあそこまで献身的な介護ができる人がどのくらいいるだろうかと考えてしまいます。
彼女はサラッと言うんです。
「周りの人に家族でもないのに何でそこまでするの?って言われるんです。
きっと私は彼で、彼は私なんですよね。」って。
「これだ」と思いました。
命はひとつってまさにこの境地なんだろうなって。
それから山元さんの文献を読み漁りました。
だんだんと私の疑問がひも解かれていくような気がしました。
山元さんは三五館発行の「宇宙(そら)の約束 ~私はあなただったかも~」という著書の中でこう言っています。
「ところでなぜ、その大きな力である“神様”は、人間を、誰の助けも借りずに一人だけで生きていけるような完全な存在にしなかったのでしょうか。
それは、私は、大きな宇宙は何もかもすべてひっくるめて、全体でひとつの命だからじゃないかと思うのです。人だけでなく、自然や物や事柄などがお互いに補い合って、全体でひとつの命じゃないかと思うのです。・・・
出会った人間同士だけが補い合うというような狭い意味じゃなく、空間も時代も超えて、あらゆるものがひとつの命として、宇宙の設計図は組み立てられているのだと思うのです。」
空間も時代も超えてつながっている部分、これが山元さんの言う「原始脳」なのでしょうか。
ユングは「普遍的無意識」と言い、河合隼雄さんは「タマシイ」と呼んだ、霊性なる部分なのでしょうか。
この部分に触れると不思議な出会いや出来事の連鎖が起こるようになったり、
それに気づくようになったりするのかもしれません。
それが「共時性、シンクロシニティ」と呼ばれるものです。
不思議と思われる連鎖も実はこの部分でつながっているということの証なんだと思います。
今はやりの「原因と結果の法則」や「引き寄せの法則」もこの部分の原理原則に従った、
何の不思議もない法則のように思います。
真に「命はひとつ」が理解できている人は
「実のなる木」を描きなさい、と言われると
ひとつの大きな木にバナナ、りんご、みかん、ぶどう・・・さまざまな実がなっている絵を描くのだそうです。
私はまだまだこの境地にはなれませんが、
少しずつひも解かれていく「命はひとつ」を実感していきたいと思います。
何度となく口にしてきた言葉です。
そしてこの信念のもとに
独身時代のフリースクールの名前は
「ワンネス」
one…ひとつの と言う意味の
名詞形でoneness。
【みんなつながっている】
この言葉の方がもっとたくさん口にしているかもしれません。
口にはしてきたけれど、本当はよくわかっていませんでした。
つながっていることはなんとなく、その通りって思えるのですが
「命はひとつ」を早く実感できるようになりたい…
そう強く思ってきました。
看護学校の講義の中でも
できればこのとても重要な「命はひとつ」を
伝えていきたい…
そう思ってはいたのですが、
やはり自分が理解できていないものを
学生さんたちに伝えることはできない…
講義の予習をするたびにこの思いはつきまとっていました。
今年の講義は五月に行われました。
その予習をしている時、
思いがけず、自分自身のこの課題をひも解いてくれるカギとなる
DVDに出会いました。
石川県のMRO北陸放送で2011.5.22に放送された特別番組「伝えたい~命をめぐる3つの物語~」の中で
山元加津子さんと言う人が出てきました。
ん?どこかで聞いたことのある名前…
そうか
フリースクールのスタッフをしていた頃、
山元さんの本に出会ったな~。
そう言えば
絵本の読み聞かせや語りをされているお母さんから
教えていただいたような…
やっぱりそうでした。
石川県で養護学校の先生をされていて、作家でもある山元加津子さんでした。
山元さんの元同僚の先生「宮田君(山本さん曰く)」が脳幹出血で倒れ、
体は動かすことはできず、
もちろん言葉も出ません。
初めは意思伝達は全くできない状態でした。
そんな彼のお世話を山元さんがされていたのです。
「宮田君」のご両親は入院中で、妹さんも出産直後で思うように動けず…
元同僚の山元さんが本当に身内以上にお世話をされているんです。
ずっとずっと声掛けをし、
意思を伝えられる手段を探し、
リハビリをし、
車いすに乗せて外まで連れて行き、
お見舞いに来てくれた人には必ず介護の実践を一つ覚えて帰ってもらう…
本当に身内でもあそこまで献身的な介護ができる人がどのくらいいるだろうかと考えてしまいます。
彼女はサラッと言うんです。
「周りの人に家族でもないのに何でそこまでするの?って言われるんです。
きっと私は彼で、彼は私なんですよね。」って。
「これだ」と思いました。
命はひとつってまさにこの境地なんだろうなって。
それから山元さんの文献を読み漁りました。
だんだんと私の疑問がひも解かれていくような気がしました。
山元さんは三五館発行の「宇宙(そら)の約束 ~私はあなただったかも~」という著書の中でこう言っています。
「ところでなぜ、その大きな力である“神様”は、人間を、誰の助けも借りずに一人だけで生きていけるような完全な存在にしなかったのでしょうか。
それは、私は、大きな宇宙は何もかもすべてひっくるめて、全体でひとつの命だからじゃないかと思うのです。人だけでなく、自然や物や事柄などがお互いに補い合って、全体でひとつの命じゃないかと思うのです。・・・
出会った人間同士だけが補い合うというような狭い意味じゃなく、空間も時代も超えて、あらゆるものがひとつの命として、宇宙の設計図は組み立てられているのだと思うのです。」
空間も時代も超えてつながっている部分、これが山元さんの言う「原始脳」なのでしょうか。
ユングは「普遍的無意識」と言い、河合隼雄さんは「タマシイ」と呼んだ、霊性なる部分なのでしょうか。
この部分に触れると不思議な出会いや出来事の連鎖が起こるようになったり、
それに気づくようになったりするのかもしれません。
それが「共時性、シンクロシニティ」と呼ばれるものです。
不思議と思われる連鎖も実はこの部分でつながっているということの証なんだと思います。
今はやりの「原因と結果の法則」や「引き寄せの法則」もこの部分の原理原則に従った、
何の不思議もない法則のように思います。
真に「命はひとつ」が理解できている人は
「実のなる木」を描きなさい、と言われると
ひとつの大きな木にバナナ、りんご、みかん、ぶどう・・・さまざまな実がなっている絵を描くのだそうです。
私はまだまだこの境地にはなれませんが、
少しずつひも解かれていく「命はひとつ」を実感していきたいと思います。