★スパイラルスペース ひなたぼっこ★ ・ ・~あったかい学びの部屋~

 私、かんちゃんが日常生活に隠れている大切な宝物を探します。幸せになれる考え方、過ごし方を一緒に見つけましょ。

「ホスピタリズム」

2012-02-13 12:39:02 | * 心と体の不思議 *
「ホスピタリズム」ってご存知ですか?
最近はあまり聞かれなくなりましたが、別名「施設病」とも言います。

これは施設で育った子どもは温かい家庭で育った子どもに比べて
病気や虚弱体質になりやすい…
心と体の弱い子が多い…

そういうデータがあり、そのことを「ホスピタリズム」と呼びます。

一体原因は何か?!


これが スキンシップ なんです。

昔は施設で育った子どもたちはスキンシップに欠けていた・・
スキンシップが体調不良や心の病気を招く・・

そういうことなんです。

スキンシップ不足が心と体に大きく影響するということが解明されたので、
今は施設でも子どもたちをいっぱい抱きしめて、いっぱい触れ合うように
かなり心がけているのでしょう。
今の時代「ホスピタリズム(施設病)」の言葉を耳にする機会はほとんどありません。


大切なのは「血のつながり」ではないのです。

だれでもいいのです。
自分を心から愛して、いとおしいというまなざしで見守り、
不安なとき、怖いとき、心配なとき、傷ついたとき、がんばったとき、
いつでもギューッと抱きしめてくれる人がいる、
その安心感が子どもを育てるんですね。

大人だっておんなじです。
スキンシップで互いの信頼を確認し、温かさを感じ、相手を思いやるのですから。


大切な自己肯定感、自尊心、心の安定感の根本はここにあるような気がします。


お子さんをいっぱいギューッてしてあげてください。
それができている親御さんは、ちゃんと子どもを見ているっていう証拠。
自分中心の親御さんには子どもをギューッて抱きしめることはできません。

最近、ギューッてしてあげてないなと感じた親御さんは
自分のことでいっぱいいっぱいになっていないかな~って
ちょっと立ち止まって、周りに、目の前にいるお子さんに目をやってみてください。



サルだって「のみとり」という立派なスキンシップを一日中、暇さえあれば
家族でやっていますよね。

これが自然の動物の姿だと思います。


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