うさぎとかえるの里

鳥獣戯画をこよなく愛する自分の日本文化や日常に関する想いをつづります。

善光寺2

2009-04-07 01:03:43 | Weblog
今朝、いよいよ7年に一度の善光寺の前立本尊御開帳の話題が出ていたので…^^;


私も前回は行っています。

ただ「大回向柱」は記憶にあるけど、

すごいヒトだったので肝心の前立本尊は見てないと思います。

だめじゃん…

昨年の春に行った時は、戒壇めぐりをしながらも、

肝心の「鍵」には触らずに抜け出てしまったという恐ろしいおまぬけぶり!!

…というか、善光寺は幼いころから身近すぎて、

あまり特別感がなかったんですよね…

今年の初詣&厄落としも善光寺でしたし~~

だから、今回、本当に宮元さんの「善光寺の謎」を読んで本当に良かった!!

確かに、資料館みたいなところの善光寺縁起みたいなので、

本田善光さんが大阪あたりで拾った仏像を信濃に運んで、

それをもとに善光寺が開かれた…みたいなのは読んだ記憶はあります。

その時の感想は確か…

本田善光なんて、現代っぽい名前!(確か700年とかそこらなのに)

捨ててあった仏像って何!?

しかも拾ってなんで信濃…??

ぐらいでしょうか。

しかし…

それがまぁ…

仏教伝来時の

物部守屋(古来の神道派)と蘇我&厩戸(伝来した仏教擁護派)の戦争が発端だったとは…

しかも善光寺本堂には守屋柱っていう物部守屋の陳近か鎮魂の柱があるなんて
知りませんでした…

このあたりは本の内容そのままになっちゃうので省きますけど、
本当にすごいと思いつつ、説得されてしまう感じで、
ほんとうにただただあぁぁ~みたいな感じなのです。

それはそうと、

でも私自身、

数年前に法隆寺と厩戸皇子に興味を持って

かなりの本を読み、奈良にも行ってきましたが

その下敷きがなければ、今回この「善光寺」の本を読んでも全くわからなかったでしょう…

そう思うと、なんかこうなるべくして

今までの「シュミの歴史探訪」も意味があったのだぁ…と何か妙に
嬉しくなってしまったりして(笑)

あ、梅原猛さんの「隠された十字架 法隆寺論」は今さらですけど
やっぱり凄いです。

そしてやっぱり「何かを封じる」機構としての寺院の存在も
納得せざるを得ないです…

平将門様関連も確かそうですよね。

なんか、そこまでして鎮魂しなくてはならないものがたくさんありすぎます…

恐ろしい…

そして今回それにとどまらずさらに驚かされたのは…

源頼朝の善光寺参りとか

武将関連のこと。

やっぱり長い歴史を重ねてくると、その間いろいろな出来事があるものです。

川中島の合戦も、善光寺本尊を巡るものだったとか…。

武将の方々も、みんな史実とか宗教系にもお詳しかったんですね。


何か、そういうことを考えていると

私が密かに好きな戦国伝奇系のお話も本当にありそうで

ちょっとワクワクしてしまうのですね(^^;)

本当にこの手の本は大興奮しまくりです。

コメント
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