うさぎとかえるの里

鳥獣戯画をこよなく愛する自分の日本文化や日常に関する想いをつづります。

想像力

2009-07-08 01:18:44 | つれづれ
帰り道の駅前のチェーンのラーメン屋さんのサンプルケースを

千円札を握りしめてじっと見入っているおじいさんがいました。

ただそれだけなんだけど…

千円を握る手の力の入れ具合と

500円のラインナップのラーメンを選ぶ真剣なまなざしに

思わず想像力をかきたてられました。

あの千円はおじいさんにとって一大決心して使うお金なのでは!?

たかが千円と思うか、一大決心をしないと使えない貴重な千円と思うか…

ただ何食べようか迷っているだけのおじいさんだったらゴメンナサイ(^^)

なんとなく自分の中で

派遣切りに始まる世の中の足場のあやうさとかもろさ、

貧富の差とか

自分の力ではどうすることも出来ない世の中の流れが

とっても怖いし虚しいし悲しいことに思えます…

うう、また無常の文学の悪い影響が…

躁鬱じゃないけど、時々襲ってくる草庵の文学に支配されたダメダメ感…

疲れる~。

ある意味、ネパール人と一緒に過ごす私はほぼ隠居状態。

ちょっと世捨て人になった先人と近しい境遇になってるのかも…

なんて思ったり(^^;)

でも現在は隠棲しているだけじゃ生きていけない世の中なのよね~。

コメント
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