「阿修羅」 梓澤 要
読みました。
最近すっかり古代…奈良に夢中?です。
表紙もタイトルも興福寺の阿修羅像ですが、
橘奈良麻呂のお話。
奈良麻呂の乱なんて、日本史で覚えたかもしれないけど、
すっかり記憶になかったです。
同じ藤原の血を引きながらも、藤原政権に謀反を起こそうとして
事前に発覚、拷問の末に亡くなられた方です…。
ただそういう堅苦しい話ではなく、少年時代から
作者さん独自の解釈をもとに物語的になっているので面白かった(^^)
その少年時代の苦悩する面影が、阿修羅像のモデルになったと
そういうエピソードなわけです。
それにしても蘇我・物部、そして蘇我・藤原…政治は常に闘いと陰謀ですね。
たくさん血が流れて、そしてたくさん怨霊がうまれて…(--;)
あ、怨霊を疑うなかれ、
資料にもちゃんと記述がありますから。
…というのも怨霊と言っても、
心にやましいこと(たとえば謀略で誰かを陥れて殺した…とか)が
あると、伝染病も雷や地震などの災害も怨霊の仕業と思われていた時代なので、
「怨霊」って一種の自然現象のような気がします。
ま、中には人ならぬものが空を飛んでた…とか記録もあるけど(--)
自分の野心のため、もしくは野心にかたまった政権を正常にするため、
数々のクーデターが起きてきたわけですが…
(それが歴史上どう表現されているかは置いておいて…)
それぐらいパワーがあったんだな、と思います。昔のヒト。
勿論暴力が良いわけではないけれど、最近の政治は…
日和見主義的すぎないか…
なんて(^^;)
それにしても、今までほとんど手つかず(聖徳太子以外)だった
古代~奈良に手を出し始め、
未開拓分野なので何を読んでも楽しくて仕方ないです(*^_^*)
もうしばらくこの付近&藤原全盛期あたりをさ迷って遊びたいと思います。
読みました。
最近すっかり古代…奈良に夢中?です。
表紙もタイトルも興福寺の阿修羅像ですが、
橘奈良麻呂のお話。
奈良麻呂の乱なんて、日本史で覚えたかもしれないけど、
すっかり記憶になかったです。
同じ藤原の血を引きながらも、藤原政権に謀反を起こそうとして
事前に発覚、拷問の末に亡くなられた方です…。
ただそういう堅苦しい話ではなく、少年時代から
作者さん独自の解釈をもとに物語的になっているので面白かった(^^)
その少年時代の苦悩する面影が、阿修羅像のモデルになったと
そういうエピソードなわけです。
それにしても蘇我・物部、そして蘇我・藤原…政治は常に闘いと陰謀ですね。
たくさん血が流れて、そしてたくさん怨霊がうまれて…(--;)
あ、怨霊を疑うなかれ、
資料にもちゃんと記述がありますから。
…というのも怨霊と言っても、
心にやましいこと(たとえば謀略で誰かを陥れて殺した…とか)が
あると、伝染病も雷や地震などの災害も怨霊の仕業と思われていた時代なので、
「怨霊」って一種の自然現象のような気がします。
ま、中には人ならぬものが空を飛んでた…とか記録もあるけど(--)
自分の野心のため、もしくは野心にかたまった政権を正常にするため、
数々のクーデターが起きてきたわけですが…
(それが歴史上どう表現されているかは置いておいて…)
それぐらいパワーがあったんだな、と思います。昔のヒト。
勿論暴力が良いわけではないけれど、最近の政治は…
日和見主義的すぎないか…
なんて(^^;)
それにしても、今までほとんど手つかず(聖徳太子以外)だった
古代~奈良に手を出し始め、
未開拓分野なので何を読んでも楽しくて仕方ないです(*^_^*)
もうしばらくこの付近&藤原全盛期あたりをさ迷って遊びたいと思います。