うさぎとかえるの里

鳥獣戯画をこよなく愛する自分の日本文化や日常に関する想いをつづります。

奈良~京都

2010-07-13 06:24:35 | 旅行・参拝
京都に戻ったのは夕方5時くらい。
すっかり雨も上がって、再び日が出ていました。

7月は祇園祭ということで、京都の街もいつになく賑やかです。
それに誘われるように、祇園でバスを降り、久々に八坂神社へお参り。

その後は、鴨川に出て、四条から三条までを、今回は先斗町を歩いてみました。
それから木屋町通りを散策し、
最期は六角通りから頂法寺の横を通過して、烏丸通に抜けました。
旅の終わりはこのあたりの路地をさ迷い歩くのが定番コースです。

新幹線は20時2分、これまた一人旅では定番のお弁当を買って、今回の活動も無事終了。
次の関西遠征は秋ごろの予定です。
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奈良3~安倍文殊院

2010-07-13 06:09:00 | 旅行・参拝
御本尊の文殊菩薩(7Mで日本最大)を見たくて訪れました。
桜井駅から、およそ1.5キロ。石舞台行きのバスで行くことができます。
雨も幸い小降りになりました。



文殊院は、日本三大文殊霊場(安倍文殊院、丹後知恩時、奥州大聖寺)で有名です。

もともとは、安倍倉梯麻呂が安倍寺を建立したのが起源。
一族は隆盛を極め、安倍寺は大寺院となるとともに、一族からは阿倍仲麻呂、
安倍清明等、歴史に名の残る人物も輩出。

安倍清明…伝説の多い人ですけど、京都や、葛野葉狐のエピソードのインパクトが強すぎます。
ここで清明がご出生されたそうですが…。
というわけで、安倍清明の像もあり、その没後には、魔除け、災難除けの神として祀られ、
一層庶民から信仰されました。

安倍寺は、平安末期に消失しましたが、別院の現在の文殊院に統合。
また、安倍清明は「文殊菩薩」の化身と言われたことから、
快慶によって最大級の文殊菩薩像が造られました。
ちなみに戦国時代には松永久秀の兵火に遭いましたが、文殊菩薩像は難を逃れました。



拝観料を払って本堂に入ると、まずはお茶とお菓子を出してくれます。
そして本堂。
正面に文殊菩薩(1220年快慶作)がいらっしゃいますが、本当に大きい。
右手に降魔の剣、左手に蓮華。獅子から降りた御姿で置かれていましたが、
ゆったりとした半跏踏み下げの足元の衣紋もゆったりとしていいです。
迫力のある獅子のお顔もりりしい。
やっぱり来た甲斐がありました。



文殊池には浮御堂。
ここに仲麻呂像、清明像などが安置されています。



敷地内には古墳が3つもあり歴史を感じさせます。
そのうち一つ倉梯麻呂のものと伝えられています。



仲麻呂の歌碑
天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に いでし月かも

文殊院を後にし、奈良ともお別れです。
桜井から大和八木に出て、京都へ向かいます。
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奈良2~大神神社

2010-07-13 00:09:51 | 旅行・参拝
信貴山の後の目的地は、大神神社。
JR三輪駅で下車すればすぐなのですが、その三輪へ和歌山線経由で桜井に出ようか、
奈良に戻ってから桜井線に乗ろうか、電車の本数も少ないし、悩むところ。

とりあえず、来た電車が奈良行きだったので、奈良に戻りましたが、奈良でえらく待たされました。
暑い駅のホームのベンチで、熱の為に意識朦朧となりながらね…(^^;)

三輪駅、参道に出るために、わざわざ商店街を通って迂回して、
線路を渡らねばならない…この道順にも何か深い意味があるのでしょうか。



三輪山を御神体とする、日本でも最古の神社に数えられる大神神社は、
さすがに観光というより、参拝目的な方で駐車場は結構込み合っていました。

見ると、大方の人が鳥居の前でも二拝。
参道の真ん中を避けて端を歩きます。
ひとつひとつの御社でも丁寧に、お参り。
私も前を行く御夫婦に習いました。



杉木立に囲まれ、背後に三輪山をもつ拝殿は、厳かな雰囲気が漂います。
以前、伊勢神宮に行ったI兄さまが、ああいうところにいくと、ちっぽけな願い事なんてできない…と言っておりましたが、
まさに「世界平和」とか願いたくなるような…(^^;)

…とはいえ、私がいつもいろんなところで手を合わせるときに念じていることって、
「ここに来ることができてありがとうございます」ってことなんです。
お気に入りの社寺に関しては、「また会えてありがとうございます」って感じです。

お参りを終えた頃には、雲行きが怪しくなり、遠雷が…。
いつしか、ポツポツと降り出し、駅に戻る頃には、土砂降りになりました。
電車まで、30分近く待ちぼうけです。



雨にけぶる三輪山も、趣があるなぁと、駅の階段から思わず一枚…。
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