すっかり体調も回復したところで、久々に読書をする気になりました。
これまた久々の北方謙三さんだったのですが、ついつい一気読み(^^;)
北方謙三さんの「独り群せず」。
「杖下に死す」の続編なのですがこれはこれで楽しめます。
舞台は、幕末の大阪。
武士を捨てて料理人になった男が主人公なので、料理の話が結構詳しくて、
某海原雄山さんがついつい主人公に重なってしまい…(^^;)
自分で釣りをして、ちょっと粋な料理を作って…って、主人公はすでに
隠居で一日3組の料理屋を営んでいるのですが、
まるで「大人の隠れ家」とか「一個人」とか「サライ」の特集に
ありそうなくらいの憧れの趣味人風!
北方さんの小説は、主人公に限らず登場人物ひとりひとりにちゃんと物語が
ある感じなのが、毎回素晴らしいと思います。
しかし、ここに登場する土方歳三…とっても嫌な感じだなぁ~。
本当に蛇みたいでコワイ…。
小説のタイトル「独り」に呼応して、新選組は「群れる」の象徴とされている感じです。
大阪とか、京都の市民にしてみたら、新選組とか江戸から来た幕臣の人たちって、
所詮異分子だったんだろうなと思う一冊。
…幕末小説はよく読んだけど、幕府側、薩長側とはまた違った視点で面白かったです。
最期、結局剣を取って、新選組の集団と斬り合いをする主人公は本当に恰好よいです。
実は前作は読んでいないのに、新刊で平積みになっていたのを思わず買ってしまった
一冊なのですが、大正解でした。
これまた久々の北方謙三さんだったのですが、ついつい一気読み(^^;)
北方謙三さんの「独り群せず」。
「杖下に死す」の続編なのですがこれはこれで楽しめます。
舞台は、幕末の大阪。
武士を捨てて料理人になった男が主人公なので、料理の話が結構詳しくて、
某海原雄山さんがついつい主人公に重なってしまい…(^^;)
自分で釣りをして、ちょっと粋な料理を作って…って、主人公はすでに
隠居で一日3組の料理屋を営んでいるのですが、
まるで「大人の隠れ家」とか「一個人」とか「サライ」の特集に
ありそうなくらいの憧れの趣味人風!
北方さんの小説は、主人公に限らず登場人物ひとりひとりにちゃんと物語が
ある感じなのが、毎回素晴らしいと思います。
しかし、ここに登場する土方歳三…とっても嫌な感じだなぁ~。
本当に蛇みたいでコワイ…。
小説のタイトル「独り」に呼応して、新選組は「群れる」の象徴とされている感じです。
大阪とか、京都の市民にしてみたら、新選組とか江戸から来た幕臣の人たちって、
所詮異分子だったんだろうなと思う一冊。
…幕末小説はよく読んだけど、幕府側、薩長側とはまた違った視点で面白かったです。
最期、結局剣を取って、新選組の集団と斬り合いをする主人公は本当に恰好よいです。
実は前作は読んでいないのに、新刊で平積みになっていたのを思わず買ってしまった
一冊なのですが、大正解でした。