今日は国立博物館で開催中の、
「特別展 和様の書」(7月13日~9月8日)
を観てきました。
書は全くの初心者ですが、日本文学とは切り離せないものなので…(^_^;)))
しかし、書…文字の美しさに、完敗しました( ´△`)
もう、立派に芸術品です。
藤原道長の「御堂関白記」の自筆部分…丁度、吉野の金峯山に埋経のくだりが展示されており、先日読んだ「救世観音封印の謎」にて、道長が法隆寺に立ち寄って、救世観音に参拝した(もしくは封印を完成させた?)あたりの出来事なんだ!と思いました。
そのあたりの日記も展示してあれば面白かったのですが…。
歴史や文学をやるうえでは、やはり変体仮名や漢文を読めないと…ですね(^_^;)
私も大学時代は変体仮名をやりましたが、今ではサッパリ!
変体仮名は漢字を崩したものなので、原文を見ても漢字なのか仮名なのか判別できなかったりして…(*´-`)
写経にしても、和歌の写しにしても、紙にも模様入りや色がついていたり、完成した時の美しさにこだわった様子が良くわかります。
信長や秀吉、家康の書状も展示してありましたが、それらの実用的な書と違い、平安時代の書はゆとりがある貴族が美を追求して書いたんだなぁ~とその違いも面白い。
それにしても、書だからなのか、夏休みとはいえ平日だったからなのか、いつもの美術展よりもずいぶん人が少なくて快適に観賞できました。