「幕末維新 志士たちの名言」
齊藤孝著 日経文芸文庫
今年の冬ごろ売っているのを見て、気になっていましたがやっぱり買っちゃいました。
一度読みたいと思った時に買っちゃわないと、後から探すのが以外と大変だったりします。
読みたいときが買い時なんですねぇ。
幕末、そして明治初期。
尊敬する人はたくさんいます。
この時代、日本はすごくエネルギーに溢れていた気がします。
それはやっぱり「人」の力だと思います。
維新の志士側にも、幕府側にもリーダーシップをとれる人、優れた知識を持った人、しっかりと信念を持って生きている人がたくさんいた。
それはあの時代の厳しい剣の修行とか、限られた情報しか海外からもたらされなかった日本の状況があったからこそ、生まれたのかもしれません。
それはこの筆者の方も仰っていましたが、幕末に活躍した方って剣豪が多いですよね。
肝が座ってたんですねぇ。
私は吉田松陰とその門下生の「飛耳長目」的な勤勉かつ広く見識を広げようとする姿勢、そして人を頼りにせず自分がやらねば的な意識の高さに惹かれます。
さらに立派だと改めて思ったのは適塾の緒方洪庵の医師として、教育者としての姿勢。
ここから育った人がやはり活躍していますもんね。
精神的な強さや信念、それが今の日本から薄れてしまっているのが懸念されます。
自分も含めてですが…(´・ω・`)
だからこそたまにはこういう本を読むのが必要かも。