琵琶湖や大津市内を見下ろせる開けた高台にあるのが、西国十四番札所の観音堂。
こちらのご本尊は如意輪観音(平安時代 重要文化財)で、一面六臂の密教系観音像。
表情は端正で、しなやかな腕などがとても優美で、前々から美しいなぁ~と思っていたので、ぜひ今回、直接お目にかかりたいと思ったのです。
だって、通常は33年に1度しかご開帳されない秘仏ですから。
当然、前回来たときは内陣には入れていません。
今回は本当にまばらに参拝の人がいる程度だったので、真正面でゆっくりとお参りさせていただきました。
御朱印も御詠歌とともにいただいてきました。
ちなみに三井寺の御詠歌はこうです。
いで入るや 波間の月を 三井寺の
鐘のひびきに あくる湖
観月舞台。
上にあがれば、琵琶湖の上に浮かぶ月を見ることができるのでしょう。
木々がずいぶん成長していますが、市街のむこうに琵琶湖。
この日は薄曇りで、白っぽくどんよりしていました。
観音堂の書院で、井浦新さんの写真展「三井寺鑽仰」をやっていたのでこちらも拝見。
書院の壁や床の間に仏像や儀式の写真。大きいものも小さいものも。
なんだか不思議で、だけど妙にしっくり来るような不思議な空間でした。
井浦さんって、俳優やられたり多才な方ですねぇ。
こちらも今月24日まで開催中です。
念願の秘仏にお参りでき、旅の第一目的は達成です。