うさぎとかえるの里

鳥獣戯画をこよなく愛する自分の日本文化や日常に関する想いをつづります。

石山寺。

2014-11-13 23:45:43 | 旅行・参拝


三井寺の参拝が予定よりも早く済んだので、急きょ沿線の石山寺にもお参りすることにしました。

京阪石山坂本線は二両編成、のんびりと琵琶湖沿いを終点石山寺駅まで。

石山寺は西国三十三所の十三番目札所。



景観も美しいのですが、紫式部が源氏物語の構想を練ったと伝わるのが古典好きの私の興味をかきたて、5年前夏に初めて訪れたのでした。

今回は3回目のお参り。



重文の東大門は源頼朝の寄進。
迫力あります。



くぐれば、桜並木の道が続きます。

ふと横を見たら…

また会えました。
大津ヒカルくん…。



源氏物語の光源氏から来たキャラでしょう。

初めて見た時は、ローラースケートをはいた姿がかつてのアイドルを彷彿させ、大ウケしたものの、ゆるキャラが溢れる今のご時世では「また会えたね」くらいの感動。
…でも三体に増えてました。
昔はパネルだったのに(^_^;)



さて、石段を上がれば、正面には硅灰石と国宝の多宝塔、色づき始めた紅葉がなんとも美しい風景。
この景色は何度見ても感動的です。

ちなみに石山寺は聖武天皇(奈良の大仏の聖武天皇です)の勅願により、天平勝宝元年の開基。
ご本尊は如意輪観音。
ちなみに、石山寺の石が遠く明日香の寺で使われていたことが調査から分かっているそうです。

法隆寺の木材がどうやら京都太秦辺りで伐採されたらしい、という説がありましたが、古代って以外と行動範囲広くて驚かされますね。
運ぶの大変でしょうに。

豊浄殿で「石山寺と紫式部展」をやっていたのでこちらも見てきました。

高台から、瀬田川を見下ろすことができます。



私は石山寺駅から瀬田川を眺めながらテクテクと東大門まで歩くこの道が結構好きです。
瀬田川の大きくゆるやかな流れがのんびりとした気持ちにしてくれます。

多宝塔、後ろから。



もちろんこちらでも御朱印いただきました。

ちなみに御詠歌はこうです。

後の世を 願うこころは かろくとも
ほとけの誓い おもき石山
コメント
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