読んだのは昨年末だから、最近ではないのですが…。
今日は体調悪いし、なんか気力もなくて何もする気がおきないので、本棚眺めてます(*´-`)
本棚、私のカオス(^_^;)
川上未映子著
「すべて真夜中の恋人たち」
文庫化された時、どこの本屋にもたくさん平積みされていて、K君入院以来、今まで興味もなかった恋愛小説に飢えていたので買いました。
なんか不思議な関係のふたりで、こういうのが現代っぽいのかな。
以下、自分でも読み返して感想になってないと思ったけど、感じたことつらつら書いてます↓
最近、恋愛をしない若者が増えて「絶食系」などと言われていますが、ふとした時に、気になる相手があらわれたりして、でもそれが恋愛なのかもわからなくて、しかもその相手は世間的に見たらなんの魅力もないようなむしろくたびれた相手で…。
恋愛なんかと無関係、と思っていたときにいつの間にか意識しはじめて、それが恋だと気づいて、お互い本当の自分を偽って、主人公にいたってはお酒を飲まないと行動できなくて、水筒に日本酒を入れて持ち歩いて…って、アル中!?って思ったけど、そういうエキセントリックな感じがごく自然に描かれていて、なんかすごいと思いました。
最後、結局ふたりはすれ違ってしまうのですが、私はあのふたりがそのままつきすすんでいく姿を見たかった気がします。
昔は男の人が書いた小説ばかり読んでいたけど、最近私も読書傾向が変わってきました。
人間、常に変化してくんですね、それもちょっとさびしい気も。