K君の具合も薬のおかげで落ち着いてきたので、「映画でも見て来なよ」のお言葉に甘えて、「海街diary」を観てきました。
1年かけて撮影した鎌倉の四季は、風景もさることながら、古い日本家屋に住む四姉妹の生活からも懐かしさを伴って、伝わってくるものがありました。
縁側でくつろいだり、庭の手入れをしたり、冬はこたつでみんなで温まったり。
古い家を通して、今は「孤」になりがちな家族の本来の在り方を見た気がします。
四姉妹もそれぞれの性格や個性がしっかり色分けされていて、家族の中でも役割分担されていて、設定がさしっかりしているな~と思うとともに面白くもありました。
綾瀬はるかちゃんのしっかり者ぶり、長澤まさみちゃんの奔放だけどしっかり姉をフォローするところ、夏帆ちゃんの独特な世界観を持ちつつも、長女と次女の性格を熟知して自分の役割を分かっているところ、広瀬すずちゃんは微妙な立場を好演していました。
サッカーをする姿が意外で改めてすごい子!って思いました。
原作が漫画なだけに、映画になるとさすがに展開が早く、ちょっと急すぎでは?と思う部分もいくつかありましたが、伝えたかった主題は分かるから、展開が急でも節目節目は押さえているからアリかな~とも思いました。(法事や葬儀のシーンが多いのはそれに関わるからでしょうね)
私自身、今は家族とか別れとかに敏感に反応してしまうので、いろいろ心に染みてきました。