うさぎとかえるの里

鳥獣戯画をこよなく愛する自分の日本文化や日常に関する想いをつづります。

くまモンダイアリー。

2014-10-13 19:44:43 | つれづれ


今年に引き続き、来年の手帳もくまモンにしました。

宝島社の「くまモンの手帳」です。

A5サイズ、見開きでカレンダーのようにパッと1ヶ月の予定が分かるので、そう細々としたスケジュール管理が不要な私にはぴったりなんです。
中もカラーでくまモンイラストがかわいいんですよ(*^^*)

ちなみに今年のくまモンダイアリーはこんなでした↓。



今年の方が色合いが好み。

くまモンの手帳もきっと探せばいろんな会社で作ってそうですが、今はそうちょくちょく買い物にいく暇がないので、見つけた瞬間、即買いしました(笑)

見直したら今年の手帳にはK君の病院関係の予定が私の予定以上にギッシリで…(><)
来年は病院関係の予定がなくなりますように!!

…ちなみに今夜は台風19号のため、病院には行かず、仕事の後直帰しました。

今日は行かない!…というのが後ろめたかったのか、昨夜の夢にはK君が出てきました。
夢の中のK君は入院してなかったけど、私は誰かの見舞いに見知らぬ病院に一人で出掛ける…という設定(^_^;)
やっぱり病院!っていう意識は深層心理に刻み込まれてるんですかねぇ。
どうせなら、夢ぐらいは楽しい夢が見たいなぁ(*´-`)

そして先日の今様に続き、またふと思い出したのは、古今集(恋二)。

思いつつ寝ればや人の見えつらむ
夢と知りせば覚めざらましを

あ~なんかもう切ない(;_q)

っていうかすぐこういう和歌とか思い出す辺り、さすが文学部出身…って何の役にもたたないけどね(´・ω・`)

そして会わないとよけいに今日は熱さがったかな、とかお腹痛いのかなとかすっごく気になる~。会ったからって具合をよくしてあげられるわけではないけどさ。
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最近の…。

2014-10-12 23:16:18 | ごはん


最近食べてる唯一の野菜と言ったら、アボカド。
1日に半分~1個。
ここ1ヶ月、アボカド以外の野菜は全く買ってないです(゜ロ゜)
我ながらずぼら。



ビタミン補給のため、先週ミカンを追加補充。



1ヶ月前に母が買ってきた梨。
K君が食べれるようになったら、病院に切って持っていってあげようと思っていましたが(私はあまり梨が好きではないから)、まだK君が食べ物を口にすることはできなそうなので、先日私が丸かじりしました(><)
梨の皮って初めて食べた…(*´-`)

今日は台風に備えてアボカドの追加補充してきたよ~。

なんかもう1ヶ月以上食べ物を口にしていないK君に私ばかりご飯食べているのは申し訳なくてね(´・ω・`)

同じ釜の飯を食べた仲っていうけど、今は夫婦なのにぜんぜん同じ釜の飯食べれてないなぁ(*´-`)
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最近読んだ本。

2014-10-11 08:53:37 | 読書


古川薫著「小説久坂玄瑞 花冠の志士」を読みました。

古川さんのは吉田松陰など幕末モノをいくつか読んでます。
幕末志士小説はかなり読みましたが、久坂玄瑞中心は初めて。
彼は25才にして、蛤御門の変で自刃してしまうので、いわば維新の先駆けとなったひとなのでなかなか取り上げられてこなかったのかもしれませんね。
本当に短すぎる。

吉田松陰の門下として、わりと早くから塾に入り、松陰に見込まれ、末妹の文を妻とし、杉家(松陰)にかなり深く関わっていきますが、時勢に関わりたい意志が強く、江戸、京都、大阪とその行動は目まぐるしい。

そこには松陰の意思が非常に強く働いており、やはり当時の長州の若者を動かしたのは過激ともいえる松陰の思想だったのだと思います。

ちなみに来年の大河ドラマは松陰の妹文が主役とのことで、もちろん久坂玄瑞も登場しますが、松陰や玄瑞と死別してからの人生の方がよほど長いわけで、その後どんな人生を送られたのか興味深いところです。

それにしても命をかけて流れを変えようとした人たちの潔さを感じます。そこには、もう朝廷とか幕府とか藩ではなく、その歴史の中で今自分の為す役割をしっかり果たして行った感があります。
だから次々と長州の若者たちが死んでいく…
(これを読んでから、大事にテレビの中に保存してあった以前の大河ドラマ「龍馬伝」の「さらば高杉晋作」を見直しました…)

ちなみにタイトルの「花冠」とは、のちに描かれた玄瑞の肖像画がはちまきをしていることから、それは冠の様だとし、かつて漢詩や和歌を多く残した玄瑞がことさら桜を詠ったことから、このようにさしたそうです。
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最近見た映画。

2014-10-10 22:32:06 | 映画


1ヶ月以上続いている病院と仕事との往復による肉体疲労以上に、いろんなことを休む間もなく考え続ける精神的な疲労が大きく…脳を休ませたくて映画を見ることに。
とにかく何も考えない時間がほしかった…ということで、楽しい映画を。

周防正行監督の「舞妓はレディ」を見てきました。

津軽弁と鹿児島弁がミックスされた強烈な方言を話す春子が、舞妓になるため花街の仕込みになります。

踊りなどお稽古の厳しさもありますが、それ以上に京言葉をマスターするのが一番の難関。

言語学の大学教授京野(長谷川博巳)が春子を強烈にバックアップします。
ミュージカル映画なので至るところに歌と躍りが出てきますが、通常割りと真面目な役の多い長谷川さんがやるとなんかそれだけで楽しい(笑)
…クリーム玄米ブランとか、電気ウナギ犬とか、CMだと長谷川さん歌ってばかりですが…

歌って踊って…で一番強烈だったのは竹中直人さん。
そして、高嶋政宏さん。←イタリア持って来たのって単に陽気な感じを強烈に出すためでしょうか。

春子を取り巻く千春お母さん(富司純子さん)、百春(田畑智子さん)、里春(草刈民代さん)たちも厳しくも愛情たっぷりで良かったです。

そして最後、見事に舞妓デビューした春子(上白石萌音ちゃん)の舞妓姿がとにかくかわいくてたまりません!
(オヤジか自分…)

楽しく人情味があっていい映画でした。
こんな時ですが見て良かった(*´-`)
でも楽しかっただけに現実に戻った時の寂しさも大きくて。

やっぱりK君が元気になるまでひとりでは何をしても楽しくなくて心配ばかりなんだなぁと思いました。
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トムヤンクン。

2014-10-09 23:06:52 | ごはん


私はトムヤンクンが大好きですが、辛すぎるのは苦手(^_^;)

このところずっとひとりなので食生活もかなりいい加減な感じに…

ある日はこのトムヤンクンヌードル食べました。

クリーミーといいつつ私には辛かったですが…

この、ふたについてるのが辛いペーストでした。



中はいたってふつう。



エビも入っていて普通のカップヌードルみたい。

味はしっかりトムヤンクンでしたよ!
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窓から月。

2014-10-08 23:13:56 | つれづれ


今夜は皆既月食とのことで、病院から帰ろうとした時にちょうど欠け始めてました。

晴れていたからよく見えて、階段の窓からとっさに写真とりましたが、私のカメラでは欠けてる部分がわかりませんね(*´-`)

そういえばK君の今入院最初の手術から1ヶ月…あの夜は中秋の明月でした。
あれから1ヶ月…長い1ヶ月でした。

昨夜は眠れなくて、明け方見た夢がK君が帰って来る夢でした。
朝起きたら、となりにK君が寝ていて、どうしたの?って聞いたら退院してタクシーで帰ってきたよって夢。
もちろん現実には朝になってもひとりぼっちでしたが…(;_q)

それで思い出した今様一首。

仏は常にいませども うつつならぬぞあはれなる
人の音せぬ暁に ほのかに夢に見えたまふ

元気なK君に早く会いたいと思っていたから、夢に出てきてくれたのかなぁと、夢でも会えて嬉しかったです。
この1ヶ月夢に出てきたのは初めてでした。

早く体が回復して痛いのがなくなりますように。
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息抜き。

2014-10-07 07:04:01 | おやつ


数日前ですが、お昼を食べてからK君の所に行こうとドトールへ。

ミラノサンドではなく、サンドイッチが食べたかったのに、ランチタイム直後だったためか一個もなく…

カボチャのムースタルト食べました(*´-`)
あと、甘いパン…。
疲れてたから糖分接種ね(^_^;)

カボチャのムースタルトはカボチャプリンみたいなムースがのっていて、冷えていて美味しかったです。

息抜きの他にも、お店でたくさんの他人に囲まれてザワザワしてる空間が何だか落ち着きます。
一人生活ももう1ヶ月。寂しいんでしょうかねぇ。
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最近読んだ本。

2014-10-06 23:44:25 | 読書


K君の病状が心配で心配でどうしようもないのですが、私は仕事行ったり普通の生活していかなくてはいけないので、頭に空白の時間を作らないためにも相変わらず本が手放せません。

そんなときに。

井沢元彦さんの「天智天皇暗殺事件 隠された帝」を読みました。

かなり昔に発行された本ですが、ちょうど天智天皇がマイブームなのと、もともと井沢さんの逆説の日本史シリーズファンなのでちょうど良かったのです。
そして私の好きな歴史ミステリです。
台風の夜中から、関東を通過した本日午前まで、大雨の音を聞きながら没頭しました。

天智天皇は実は暗殺された?と言う新説と、現代の殺人事件(…というのは最後までテロリストの犯行ということになっているので後から判明)をほぼ平行して語られていきます。

さて、天智天皇の功績からはじまり、その死に対する疑問点から暗殺説が浮上し、それを資料などを用いながら検証していくのですが、その「日本書紀」と他の資料との差、矛盾点が面白い。

そもそも日本書紀編纂は、天智天皇の弟、天武天皇(天智の死後、壬申の乱で天智の息子大友皇子を破って即位)の息子によるもの。
自分に都合の良いように改竄された歴史が当然あるわけです。

私もこういった本はいくつか読んでいるので、天智天皇が記述通りに大津京で病死したのではなく、山科で行方不明になったこと、実際には天武天皇は天智天皇より歳上らしく、兄弟ではなかったらしいということは知識としてあったので、よけいに納得させられました。

そして当時の朝鮮半島(三韓)、唐、日本の関係は、マンガ「天智と天武」のおかげでバッチリ押さえているので、こちらも納得。

真実は闇の中ですが、天武による天智暗殺、アリだな。と…。

ちょうど、三井寺のご開帳に参拝したいと思っていたので、その下準備にもちょうどよい読書でした。
大津京、山科、三井寺近くの大友皇子陵…下調べしなくては。
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おみやげ。

2014-10-05 09:01:18 | つれづれ


大学時代の友人が、会社の旅行で台湾に行ってきたそうで、お土産を送ってくれました。

故宮博物館の宋 文石錦鶏モチーフの手帳です。
ふっくらと表紙には綿が入っていて、捨て紙は桃色。
栞のピンクとあさぎ色もきれいで、私の好きな色の組み合わせでした。
私がこのアッシュブルー系の色が好きだと彼は知るはずがないのですが、私の好みにビンゴで、嬉しかったです。



台湾でもいろいろと行動力を発揮して活動してきたそうで、私も刺激を受けました。

やはり知的好奇心には勝てません。
私の次の目標はまもなく始まる三井寺の後開帳。

今まさに天智天皇ブームが自分の中に来ているので、そういった意味でも今回の貴重なご開帳はタイムリーでした。

わたし、毎回どこかに行く予定があると、偶然にもそこに関する書物に出会うのです。すごく運命的に…。
だから、今は私的にいろいろと大変ですが、なんとか大津の地を踏んできたいと思ってます。
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最近読んだ本。

2014-10-03 09:48:05 | 読書


「花と火の帝」上・下巻
隆慶一郎著 日経経済文庫

K君の入院直前に一緒に出掛けた時に買っておいた本です。

時代は江戸初期。
徳川家康、秀忠は幕府の力を絶対とするため、帝から権威を奪おうと様々な手段で威圧していきます。
おまけに、外戚になろうと秀忠の娘和子を入内させるのです。
そんな中、16才で即位した後水尾帝と、それを支える「天皇の隠密」が幕府との陰の闘いを繰り広げる伝奇物語。

後水尾帝といえば、上皇になってから修学院離宮や仙洞御所造営で有名。私も修学院離宮やほぼ同時期の桂離宮には思い入れがあり、その件に関しては過去何度かこの日記でも書いている通りなので、よけいにこの小説は興味深く読みました。
伝奇ですが。

八瀬童子を天皇の隠密とした設定が面白く、またその中の一人、岩介を幼少時に天狗と朝鮮に渡り、呪術の修行をして日本に戻り、後水尾帝に惹かれてその元で働くという、政争、武力抗争だけでなく、幕府との呪術での争いまで持っていったところがすごい。
後醍醐天皇がガチで鎌倉幕府を調伏しようとしていた事実もありますからね。
そして日本の呪禁師の棟梁は帝であるとするところが、古代史のシャーマニズム的に人々を治めていたのが天皇とすると、なかなかの着眼点!

天皇は幕府に対抗していきますが、それでも天皇は殺戮はしない、それが朝廷が古代より続き、人々に敬われてきた理由だと帝は言います。
(後醍醐帝の時代を除いてですが)

そして争いを避けるため、武力と政治は幕府に渡し、文化的な部分を継承していくという役割を担う決心をするのです。
造園、花、書、詞歌、後水尾帝は素晴らしい才能の持ち主だったことも確か…。
そういえば日光の東照宮か大猶院かあの辺りの扁額、後水尾院の手じゃなかったかしら?
あの頃は徳川目線で日光参拝したけど、ん?と思った記憶が。
うろ覚えなので間違っていたらスミマセン。

次から次へと敵が現れる面白さ、かつ筆者なりの天皇観、歴史観が伝わります。

残念ながらこの話は隆慶一郎の絶筆作品。
新聞連載途中で隆慶一郎は筆を置くことになってしまいました。
話的にはほぼ問題ないのですが、男だか寂しいものです。
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