《河童》の旅メモ

富雄川流域探索

知ったかぶりの考古学「瓦10」

2010年12月13日 | Weblog
瓦はよく見て観察することも必要だが、世界最古の複写方法である「拓本」を摂ることが重要とのこと。推理ドラマで電話機の側のメモ帳を鉛筆で軽くこすって、その内容を知るシーンがある。凹凸の差が大きい瓦などはさすがに鉛筆では無理なので「墨」を使う。鉛筆や拓本墨などで擦って摂る拓本のことを「乾拓」という。これに対して紙に水打ちをして「タンポ」に含ませた墨で「凸」部分を黒くするのを「湿拓」という。いま、 《河童》はこの湿拓の特訓を受けている。簡単なようであるがこれがなかなか難しい。
(今日の歴史=1937年日本軍が南京を占領)