《河童》の旅メモ

富雄川流域探索

九州旅Ⅲ「甌穴」

2011年06月30日 | Weblog
都城市の関之尾の滝の上流に、地質学上貴重な「甌穴(おうけつ)」がある。遠くから見ると亀の甲羅のように見える。大きいものは3メートルを越えるものもあり、一帯には数千個の穴(甌穴)が散在している。甌穴は岩の割れ目などの弱い部分に水流が渦を巻きく、ぼみを作り、そこに礫が入って回転をしさらに岩を削り丸みをおびた穴が掘られたり、削られたりする。姫路市の鹿ケ壷、木曽川の寝覚の床、埼玉県の長瀞渓谷も甌穴のとして知られている。