奈良町探索「起り(りむく)屋根」 2012年05月25日 | Weblog 「起り(りむく)屋根は草庵や数寄屋など、庶民の少し豪華な屋敷に用いられることが多く、質素にして控えめ洗練された面持ちをつくります」とある。さらに「屋根に降った雨水が最後まで残るのは軒先で、軒先ほど勾配を急な傾きにして、軒先ほど早く水を切ろうとする効果が得られます」と。木造家屋に対する「智恵」は近代建築により、このような伝統的な家屋がどんどん消えてゆく寂しさが、いま、この奈良町にある。